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大恋愛と大失恋と


愛し方、愛され方、付き合うことの難しさ、楽しさ、思い出、辛かったこと、苦しかったこと、楽しかったこと、写真、見た景色、貰ったもの、貰った感情、すべて。

思いだすと恥ずかしいこともいっぱいあって、きっとそれは若かったからだと思う。初めて経験することも、初めて知る自分の気持ちもいっぱいあって、きっと僕らは人生1周目のまだまだ序盤を生きていたからだと思う。

あーもう一緒に出かけることもないんだな。あー朝起きて「おはよう」のLINEが来ていないんだなと思う度、別れたという実感が襲ってくる。インスタは開けず、惰性で見続けるTiktokのオススメ欄には別れた女性の長文が毎日のように流れてくる。仮眠ちゃんというチャンネルにもとてもお世話になった。

楽しかった思い出はたくさんある。上京して日が浅かった僕にとっては見るものすべてが新鮮で、初めて行く場所ばかりで、何を食べてもどこに行っても楽しんでいたと思う。高尾山と出会って山登りの魅力を知り結局4回も山登りをしたり、季節ごとに昭和記念公園に行き花々を眺めながらピクニックをしたり、家でタイタニックの映画を一緒に見たりもした。

充実した日々だった。
辛いこともたくさんあったが楽しかった思い出ばかりがよみがえってくる。


そしてこれらを思い出してたくさん泣いた。胸が苦しかった。涙が止まらなかった。心がすり減った。

この1年にとった写真はほとんどが彼女と一緒だったし、東京の思い出はだいたい彼女との思い出で、別れて写真をすべて消すことはつまりこの1年を虚無に返すということで悲しかった。なんだったんだろうね。

そして同時にまたゼロから人間関係を始めることに対してもしんどさを思う。
恋愛ってお金も時間も体力も精神もすごく使う。あーもう疲れたなぁと思う。

reGretGirlのShunari、Saucy Dogの今更だって僕は言うかな、都識の君がいない世界、久々に音楽を聴いた気がする。そうか音楽って1人の時に聴くもんだったなと思ったりしながら、音楽に救われている。自分の思いを歌にして歌詞にして言語化してくれるんだから。


恋愛で学んだことはいくつもある。

別れ際に性格が出ること。やっぱり別れは悲しいこと。悲しいのはちゃんと向き合っていたということ。長く恋愛を続けることを目的にすると恋愛は終わるということ。人生には立ち止まる時間が必要なこと。人生に無駄なことは何一つないということ。双方の精神が安定していることは大事であること。自分の機嫌を自分で取れるのは大事であること。きっとまだある。


そして、楽しかった過去の思い出にすがるのではなく前に進むべきだ、といってくれた友人A。1人で土日を過ごすが辛かった時に一緒に飲みに行ってくれた友人H。泣きながら電話で話した時、温かい言葉をかけてくれた友人達に支えられて生きている。


さて、前に進みますか。春はもうすぐだ。


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