ふみちゅ

映画を見て美味しいものを食べるのが好き。 アイコンはカスタムチヨコ。

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  • 映画感想

    映画をあまり見ないけど内容は知りたい、と思う人にわかりやすく見所を伝えられるように書いています。 最低でも1ヶ月に1記事書いています。

  • 有料記事置き場

    色々と人生迷ったり悩んだり困ったりすることが有りますが、私の今までの環境と経験と人間関係からどのように考えたり対処してるかという個人的な気持ちの持ち様を書き留めました。 何か根拠に基づいてそうした方が正しいとかいう話じゃないです。 考え方は人それぞれだし参考になるかはわからないです。

  • 料理レシピ

    あまりお金と手間をかけず、使い回ししやすい材料で、気軽に作れるレシピのストック。

最近の記事

『プラネットテラーinグラインドハウス』

ポールダンスで始まる映画は、私が持ってるBlu-rayのなかで「バーブワイヤー」とこの『プラネットテラーinグラインドハウス』だけなので、他にもあったら欲しいですね。  近未来な世界観で製作された「バーブワイヤー」と違って、『プラネットテラー』はアメリカの60〜70年代で主に存在したB級映画を2〜3本立てで上映する映画館グラインドハウス、で上映しているような世界観で製作されています(英語のWikipediaにグラインドハウスについて詳しく掲載されています)。  色褪せた傷があ

    • 『デッド・ドント・ダイ』

       舞台となるのはアメリカの田舎町センターヴィル。3人しか居ない町の警官全員が眼鏡をかけており、非常に眼鏡キャラの多いゾンビコメディです。この映画には他にも特徴がありまして、豪華なことにこの映画のためにわざわざグラミー賞受賞歴のあるカントリー歌手のスタージル・シンプソン(Sturgill Simpson)が主題歌「The Dead Don't Die」 を制作しており、俳優陣だけではなくミュージシャンも多数出演している2020年公開の映画です。低予算なのに。 低予算なゾンビコ

      • 『ホットサマーナイツ』

         1991年のアメリカのマサチューセッツ州コッド岬にあるケープコッド、「夏の鳥」のように裕福層が夏休みに訪れるこのケープコッドを舞台に、ティーンエイジャーの「one summer can change everything(一夏の経験が全てを変えてしまった)」な危険な青春を描く物語です。インターネットやスマートフォンがない90年代の若者文化と音楽にのって91年当時はまだ生まれていないティモシー・シャラメが主人公を演じます。  この物語は、名前も明かされない少年が語る伝説にな

        • 『ストレスを溜めないには良い思い出づくりも重要だった話』

           記憶とか思い出って良いことばっかりだと良いんですが、人生を長く生きているうちに悲しいことや嫌なことを経験してしまうじゃないですか。  私だけかもしれないけど、悲しい思い出や嫌な思い出って楽しい思い出同様に忘れることが少ないし、時々思い出してしまって自己嫌悪に陥ったり辛くなったりすることが少なくないです。これもストレスの一つです。  ある程度年を重ねると悲しい思い出や嫌な思い出の数も増える上に、親しい人や身内の死は自分ではどうにもならないことが多く悲しい思い出となって年を取る

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        『プラネットテラーinグラインドハウス』

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        記事

          『人間関係をやり過ごすために話題を選ばないといけないな、と思った話』

           友達や家族や兄弟やパートナー含めた身内、職場の同僚からクラスメイトに至るまで、自分に関わる人との人間関係で一生悩むのが人生であり人の世なわけですが、時には喧嘩になったり期待と違う反応が返ってきたりして不愉快になったりガッカリすることがあると思うんですね。相手に対して少なからず良い印象や好意を持ってると余計にガッカリします。人生は何かを成し遂げるには短いかもしれないけど普通に生きているとそこそこ長いので、できればそういうストレスになることを避けて生きて行けたらと思うようになり

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          『人間関係をやり過ごすために話題を選ばないといけないな…

          『ラブ&モンスターズ』

           私の印象としては「ドラ○もん」や「ポ◯モン」とかのアニメ映画を連想する子供も楽しめる内容であり、絶望的な世の中ではあるけれども恐ろしいモンスターの中には対処の仕方でやり過ごせるような目を見ればわかる奴もいて、「宇宙戦争」のように無情に侵略してくる宇宙人に人間が完敗してしまっている絶望的な世界観とはちょっと違うなと思った。  モンスターが地上を跋扈する人口の95%が消滅した終末を迎えた世界で、冴えない主人公が地下コロニーの仲間達との友情に支えられ、昔の恋人との再会と愛情を再

          『ラブ&モンスターズ』

          『テッド・バンディ』

            1946年11月24日にバーモント州バーリントンで生まれたテッド・バンディTheodore Robert Bundy(ザック・エフロン)は、1970年代にアメリカで連続レイプ殺人を繰り返していました。1989年にフロリダ州で電気椅子で処刑されるまで少なくとも30人の女性を殺害したと供述しているそうですが正確な人数はわかっておらず、20世紀後半に悪名を馳せた犯罪者の1人です。  1ヶ月以上にわたって2人以上の殺人を犯す犯罪者をシリアルキラーと呼ぶようになったのはテッド・バン

          『テッド・バンディ』

          『バーブワイヤー/ブロンド美女戦記』

           カナダ出身で類稀な美貌を持ち、アメリカ合衆国の大衆娯楽誌プレイボーイのグラビアを飾るプレイメイトに抜擢された経歴のあるパメラ・アンダーソンが主演しています。彼女は豊胸手術を受けていますが、私個人的に豊胸はパメラにとても良く似合っていて大成功だと思っていますし、胸を大きくすることでパメラのくびれた腰も強調され減り張りの効いた華麗で豪華さが引き立つ金髪美女に仕上がっています。 再生から5分以内にパメラ・アンダーソンの乳首が丸見えするテンポの良さ 水飛沫でびしょびしょになりなが

          『バーブワイヤー/ブロンド美女戦記』

          『蜘蛛女』

          M字開脚したり、しょっちゅうパンツを見せるハスキーボイスの野太い声が強烈なロシア美女で殺し屋のモナ(レナ・オリン)に、「女好きのロミオ(色男)」の異名を持つダメ男で汚職刑事のジャックが、破滅を感じながらも強烈な色香を放つ危険な美女モナに翻弄されていく様子が見どころです。「女好きのロミオ」がモナに関わって「血塗れのロミオ」になることから原題の映画タイトルは「Romeo Is Bleeding」ということなんですね。セクシー&バイオレンスが詰まった映画で90年代一押しのフィルムノ

          『蜘蛛女』

          『スペル』

           舞台はアメリカ、主人公マーキスは妻とサムとタイの2人の子供がいる黒人家族でしたが、父の訃報をきっかけに自家用プロペラ機で祖父の住む黒人だらけのアメリカの集落へ向かうとこから物語が始まります。出演者はほぼ黒人で構成されており、物語は単純明快かつ、スプラッターでホラーであり、視聴者の痛覚に響くような痛みの描写とヤバい人達の集落に入り込んでしまった恐怖からの緊張感が物語を盛り上げています。 民間信仰の不気味な側面を強調  HooDoo(フードゥー)は17世紀から19世紀にかけて

          『スペル』

          『ランナウェイズ』

           この映画は、ザ・ランナウェイズのボーカリストであるシェリー・カーリーの自伝「ネオン・エンジェル」を元に映画化しているらしく、おそらくほぼ実話で制作には同バンドのギタリストであるジョーン・ジェットが製作に関わっています。  クリステン・スチュワートとダコタ・ファニングの出演作品で好きな映画を聞かれたら、「ランナウェイズ」(2010米公開・2011日本公開)は外せないタイプの私です。 クリステン・スチュワートが演じるジョーン・ジェットがロックだ 50年代に黒人音楽のリズムア

          『ランナウェイズ』

          『女と男の観覧車』

           The Mills BrothersのConey Island Washboard Womanという曲で始まるこの映画を初めて鑑賞するウディ・アレン監督作品に選んだのは、1950年代の遊園地でレトロな雰囲気が魅力的に感じたからなんですけど・・・、ウディ・アレン監督(1935年12月1日生)はこの「コニーアイランド」(ブルックリン区)があるニューヨーク州(ブロンクス区)出身なんですね。 1950年代の雰囲気を実際に体感したことあるお年と出身のウディ・アレン監督だからこそ、2

          『女と男の観覧車』

          『キングダム・オブ・ヘブン』ディレクターズカット版

          「エイリアン」(1979)や「ブレードランナー」(1982)をはじめ多くのヒット作を手がけたリドリー・スコット監督の2005年の映画作品になります。イングランド出身、美大卒で英国のBBCに入社しセットのデザイナーからディレクターを経験し、BBCのZ Carsというドラマのエピソード40が初監督作品という経歴があり、映像制作の業界に携わってきたプロ中のプロという印象があります。 1億3千ドルの製作費をかけて作られた歴史好きな方におすすめの大作 私は歴史もあまり詳しくはないので

          『キングダム・オブ・ヘブン』ディレクターズカット版

          『ストーリー・オブ・マイライフ 私の若草物語』

           「フランシス・ハ」や「レディ・バード」の制作に関わったマンブルコア運動出身のグレタ・ガーウィグが脚本した2019年版(日本公開は2020年)版「若草物語」です。 ここで改めてマンブルコアをおさらいしておく 2000年台のアメリカの若者(主に中産階級の白人)の等身大の日常生活や人間関係を重要視してリアリティを追求した自然派な低予算の自主制作映画運動といった感じです。 「若草物語」とは 1868年に初出版された19世紀後半が舞台で、グレタ・ガーウィグと同じくアメリカ出身の女

          『ストーリー・オブ・マイライフ 私の若草物語』

          『ダンプリン』

           肥満体型の女性が主人公のコメディっていうことは、「自己肯定」の物語かなって検討を付けてしまうのが私の悪い癖なんですが、『Dumplin』(2018)は主人公がミスコン出場の経験で「自己肯定」する他に、「多様性」を肯定し認めることが加わった物語でした。  肥満体型というと1998年にWHO(世界保健機関)が内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上併発している症状を「メタボリック症候群」と呼び警鐘を鳴らしてきたわけですが、2000年代に入った昨今ではボディポジ

          『ダンプリン』

          自分探しの青春『レディ・バード』

           女優でもあるグレタ・ガーウィグの初監督兼脚本作品です。  グレタ・ガーウィグと、本作『レディ・バード』の主人公クリスティーンと、2012年にグレタが脚本と主演を務めた「フランシス・ハ」の主人公フランシスは共通点があって、グレタと同じように出身地がカリフォルニア州サクラメントでニューヨークへ上京するという設定になってるんですね。 グレタ・ガーウィグの生い立ち カリフォルニア州サクラメントで看護婦の母と金融コンサルタント兼コンピュータープログラマーの父のあいだに生まれる。ド

          自分探しの青春『レディ・バード』