1人百人一首〜憧憬〜

越えられぬ壁ならすり抜け遠回りなんでもいいけどなんにもできない

半袖のあなたに会ってみたいのよ聞きたい触れたい脱がせたい

家飲みは奴ケチャップが1番だそんなお酒をあなたと飲みたい

恋心隠して熟れる繊細な実であるけれど摘んだら終わり

もう少し黙っていればその心我と少しは近づいたのか


忘れない夜中に歩いたこの道をもうないふたりの小さな思い出


他愛もない仕草も癖も横顔も永遠にきらめく北斗七星


わたくしはどこかで待っておりますと伝えることのできない哀しさ


この心貴方の所へ置き去りにもういらないけどとっておいてね


微睡みの白んだひかりの口づけは私の身体に刻まれたまま


もう少しいろいろ貴方を知りたくて天気のいい日は深呼吸する


わたくしは無力だった何者にあなたの中ではなりたかったの


5年前似たような人と出会ったりしたことあるな台風一過

憧れは触れてはいけないパンドラで触れればそこから綻びていく

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