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2023年に読まれたMy note Top10

スマートホームプロ集団X-HEMISTRY代表の新貝です。

うちのPR担当からオススメされたこともあり、遅ればせながら2023年に入ってからスマートホームを中心としたnoteを始めて見た。
こういう物書き的なものは仕事として昔一度だけやったことがあるが、名前が"文将"にも関わらず、文章を書くのが好きでも得意でもないので敬遠してきた。

過去に一度だけやってみた連載記事も↓で紹介してみたい(当たり前だが今となっては古くさい内容だが、当時はかなりのビューを稼げていたらしい。。。あ、もう記事は削除されているのね)

日本のスマートホーム業界外では無名なこともあり、どれだけの人が感心を示してくれるか未知数だったものの、続けていると一定のファンがついてくれたり、♡マークをもらったりするとふつふつとモチベーションが湧いてくるもので面白い。

とはいえ、あまり時間もなく20本ほどしか書けなかったのだが、需要がある限り2024年も細々と継続していきたい。

ちなみに我が日本随一のスマートホームのプロ集団X-HEMISTRYも公式noteを遅ればせながらはじめ、ほぼ毎週海外のスマートホームニュースをはじめて見た。
英語が苦手な国、我が国日本では海外のスマートホーム事情がよくわかないので、貴重な情報源ではないかと思っている。

X-HEMISTRY公式noteもはじめはなかなかビューが上がらなかったが、継続は力なりということか、こちらも徐々にビューが上がり始め、固定のファンが一定ついてくれているようだ。

加えて、コーポレートサイトのリニューアルに伴い「スマートホームBASE」というオウンドメディアもはじめてみた。立ち上げたのは2023年の終わりなのでまだまだ記事が少ないが、こちらではスマートホームの基礎的な情報を2週間に1度くらいのペースで掲載していこうと思っている。

公式note、スマートホームBASE共にうちの若手たちが記事の製作に関わってくれている。


前置きが長くなったが、2023年に最も読んでもらった記事Top10を10位から順番に解説と共に紹介していきたい。

TOP10 : プロジェクターでも日本は周回遅れになってしまうのか

IFA2023の記事を何本か製作してみたがその中から唯一ランキング入りしたのがこの記事。
日本ではpopin Aladdinが人気を博しており、うちのオフィスでも自宅でも大活躍&大好評だが、Samsungが出しているFreestyleは類似の商品としてもUXが素晴らしく日本でも是非販売開始して欲しい製品の一つだ。
この記事を読んでくれた知人からは「あれ欲しくなりました!」という声を数多く頂いた。

Top9 : 不動産業界の経営者に告ぐ「真のDXトレンドはこれ」

ちょっと煽り気味なタイトルではあるが、スマートホーム先進国のアメリカではスマートホームが住設としてどんどん定着してきている。
不動産市場が崩壊の様相を見せている中国でもスマートロックなどが備わっていない非スマート化物件はほぼ見かけることはないと中国の知人からも聞いているし、東南アジアでも中東でもそういったムーブメントが起こっているようだ。韓国でもデジタルロックが圧倒的な普及率となっている。
アメリカの不動産業界ではDXと言ったときに、スマートホームの話が必ず出てくるし、特にアクセスコントロール系は住民の満足度的にも物件管理の効率化的にも強力な武器となっている。
我々がコンサルティングをする中でも不動産業界、特にご年配の経営者が多い企業では経営者の価値感の問題でスマート化が遅れているが、このままだと本当に日本はスマートホーム後進国となってしまうので、スマートホーム化に及び腰の経営陣やマネージメントに困っている企業担当者は、是非この記事を薦めてもらいたい。


Top8 : インターホンにこだわる日本は世界から取り残されていく

アメリカで最も普及が進むスマートビデオドアベルの記事。2023年第四半期には普及率が20%を超えたそうな。
スマートビデオドアベルが発明されるまでは、日本の住宅でほぼ100%近い普及率となっているインターホンが住宅設備としては世界から羨望の的だったが、インターホンに満足している日本国民はどんどん世界から取り残されつつある。
インターホンでいいじゃん、と思っている方は是非一度この記事を読んでみてもらいたい。


Top7 : スマートホームが子育てママにウケるこれだけの理由

スマートホームと聞くと多くの人たちは、どちらかというとガジェット好きな男性が興味を示すもの、と思いがちだが、実は実際に使って見て満足度が高いのは女性、という実体験を記事にしてみたもの。
周りでもスマートホームを使いこなしている女性が徐々に増えているが、ピンとこないかたは是非一読頂きたい。


Top6 : 【後編】スマートホーム業界歴10年の僕が作った最新カオスマップを、カテゴリ別に解説【1万字超】

2023年3月にリビングテック協会の取り組むで製作に関わったスマートホームのカオスマップを解説した数少ない有料記事。
500円で販売してみたが、うちの社員に言わせると内容的には数十万円の価値があるものをよく500円で販売しますね、という非常に中身が濃い渾身の記事。実際にうちのクライアントからも評判が高く、クライアントには特別解説会(3時間は話せたりする 笑)を提供するくらいの人気コンテンツだったりする。実際製作にはこのカオスマップの製作には相当な時間と労力をかけており、この時点で自らが持つ業界知識を全解放したと言って良いほどの大作なので、興味がある人は投げ銭して読んでみてください。


Top5 : グローバル視点でみた日本衰退の病因

スマートホームとは関係のない記事なので、どれだけ需要があるかわからなかったが、コンスタントにビューを伸ばしている記事(どこかで誰かが紹介してくれたりしている?)

幸いながら社会人人生の大半を海外と行き来する仕事に恵まれているが、そういった活動の中から生身で感じている日本に対する危機感を自分なりにまとめてみた記事。
今後もこの手の記事を書いてみたいなー、とは思っている。


Top4 : 一度スマホを使ったらガラケーに戻れないあの感覚はスマートロックでも味わえる

スマートロックは使ったことがない人が抵抗感を感じるスマートホームデバイスの筆頭であるが、逆に一度でも使ったことがある人はない生活に戻れない、という筆頭でもある。
本当にスマートロックはUXが高く、手放せなくなること必至なので、興味があるけどどうなんだろうという人には是非一読頂きたい。
うちの家族にも最も高い支持を受けているのがスマートロックである。


TOP3 : 無印iPhone15は買うな、買うならProかPro Max

スマホに関してはAndroid派なので(スマホ以外はApple派)、iPhoneには全く興味がわかないのだが、iPhone15のリリースで最もテンションが上がったのがThread搭載のニュース。
まだ何に使われるか公にはなっていないが、スマートホームの標準規格Matterを策定しているCSAの議論を見ていると「なるほどね」と腹落ちができるストーリーになっている。
我々X-HEMISTRYはCSAの中の人なので、知っているがNDAがあるので残念ながらこれ以上書くことはかなわない。。。
ただ、Threadって何?という人は一読頂きたい。


Top2 : 【前編】スマートホーム業界歴10年の僕が、自ら納得のいくカオスマップを作ってみた

Top6にもランクインしたカオスマップ解説記事の前編。こちらは出血大サービスの無償公開記事。
カオスマップは出した直後は反響が少なく、めちゃめちゃ苦労して製作したのに随分さみしい思いをしたものだが、その後徐々に知名度をあげていき、多くの人から高い評価をもらえた力作。
最終的にはこれがきっかけでお仕事に繋がったり、ダイヤモンド社の不動産DX未来予測のインタビューでも引用されるまでになり「やってよかった」と思えるプロジェクトだった。


Top1 : 誰よりもわかりやすく"Matter"を解説してみる

これもノウハウなので記事にするか否かを相当悩んだが、世の中に表面的な記事ばかりが目立ったので、見るに堪えなくなり製作してみた力作。
圧倒的なビューを誇っていて、周りからも「とてもわかりやすかった!」「やっとMatterのことがわかりました」という声を多数もらえたのでこれまたうれしかった。
2023年はMatterを知りたいということでお仕事も多数頂いたし、Matterについて解説する登壇もほぼ毎月のようにあった。
まだまだ未熟なMatterではあるけども、これから時間をかけて成熟していくことでスマートホームの発展には欠かせなくなる標準化技術なので、今後も期待していきたい。
Matterについては公開されていない新たな動きも多数あるので、公開できる段階になったら新たな記事も書いてみたい。


番外編 : CSAの中の人がスマートロック関連の新標準規格「Aliro」を解説してみる

記事を公開したのが2023/12/17だったので、年間で見ると他の記事にビュー数が劣った記事ではあるが、登壇で2回ほど触れたこともあってか公開後もコンスタントにビューが伸びている記事で、なんとTop12にランキング。
まだまだ謎に包まれた新標準規格で、普及まであと数年は要すると思うが、これが普及してくるとスマホが中心になっている我々の生活が激変していくのは間違いないので、引き続き注目していきたい。


以上となるが、2024年も20〜30本は書けるといいなー、ということで頑張っていきたい。


著者 : 新貝 文将

スマートホームに特化したコンサルティングサービスを提供するスマートホームのプロ集団X-HEMISTRY株式会社の代表取締役。

2013年から東急グループでスマートホームサービスIintelligent HOMEの事業立ち上げを牽引し、Connected Design株式会社の代表取締役に就任。

2018年には株式会社アクセルラボの取締役 COO/CPOとして、SpaceCoreサービスの立ち上げを牽引。

2019年秋にX-HEMISTRY株式会社を設立。スマートホーム事業に関連するノウハウを惜しみなく提供する形で、多くの日本企業向けにスマートホーム事業のノウハウを伝授しつつ、数々のスマートホーム事業企画/立ち上げにも寄与。

リビングテック協会発行「スマートホームカオスマップ」の製作にも深く関わり、スマートホームのエキスパートとして日本のスマートホーム業界で認知されている。

X-HEMISTRYのコーポレートサイト
https://x-hemistry.com/

X-HEMISTRYのオウンドメディア「スマートホームBase」
https://x-hemistry.com/smarthome/

X-HEMISTRYの公式note : 海外のスマートホームニュースを週一で発信中
https://note.com/x_hemistry/

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