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永住すると思っていたフィンランドから帰国した理由

前回の記事でフィンランド移住のきっかけを書いたのに、次はもう帰国の話かい!って突っ込まれそうですが、そうです。帰国を決めたきっかけの話を書こうと思います。

勢いに乗ってフィンランドに移住してから10年。ずっと永住するとばかり思っていたのにフィンランドから離れることを決めました。

実は最後の2年ほどはフィンランドで働きたい気持ちと、日本で暮らしたい気持ちを天秤にかけてグラグラしていました。

フィンランドは自分らしく生きられて暮らしやすいし大好きだったけど、端的に言うと飽きちゃったのです。

あー、これフィンランド(北欧)好きの人に怒られるやつですね!昔もブログにフィンランドの悪口をちょっと書いただけで熱量の高い批判コメント頂いたことあります。

愛って怖いですね。何かを愛しすぎると、ついつい暴力的になっちゃうんですね。

でもね、全てがパーフェクトなものなんて無いですよ。国も人も。美しさの擬人化みたいな俳優さんだって、おうちではボサボサ頭で歯磨きもせず寝てる夜もあるでしょう。

おっと、話がそれましたが自分の好きなものをちょっと批判されても、沸騰しないで欲しいです。という前置きをして・・・

《フィンランドのどこに飽きたか》

【No.1 食事】

言わずもがな!というか、日本はやっぱり世界で一番食事の美味しい国だと思います。私は牡蠣が大大大好きなのですが、生牡蠣なんてフィンランドでは滅多に手に入りません。特に田舎だとね。

一時帰国の時には必ず、生牡蠣を食べていたのですが、ある夏にタイミングが合わず食べれずにフィンランドに戻ったのです。その時にふと

「私、このままフィンランドに住んでたら一生のうちであと何回、生牡蠣食べれるんだろう…」って絶望的な気持ちになったのです。

【No.2 男】

怒られそう!先に謝ります。フィンランド人好きの皆さんごめんなさい!!(土下座)

長年、フィンランド人の素晴らしい友人達と沢山の時間を過ごしてきたし、フィンランド人男性ともお付き合いしたこともありましたが、個人的には日本人男性の方が好みです!!恋愛対象としては!ましてや結婚相手としては!

フィンランドで独り身の時、友人に勧められてTinderというマッチングアプリをダウンロードしたのですが、2日で辞めました。Tinder は単純に相手の顔が好みだったら『イイネ』するようなシステムなんですが

まー、これが。見ても見ても『イイネ』と思う顔がない!そこで気づきました。

「あ、私は西洋人風の顔好きじゃないんだ…」って。ギャー!石投げないで!あくまで単純な好みの問題だから!

「パンかご飯かって言ったらご飯かな〜?」くらいの感じですから!><

【No.3 風景】

これも怒られそうだなー。

フィンランドは森と湖という自然に溢れた最高に美しい国です。夏の白夜はうっとりするような神秘的な感覚を味わえるし、冬の氷点下の凍った空気の澄んだ空も経験しないと分からない美しさがあります。

オーロラなんて見た日には魂を鷲掴みにされて引っこ抜かれるような摩訶不思議な気持ちになるし、森は綺麗だし、キノコは可愛い。そこら中に野生のリスが居るし、サマーコテージのサウナから出た後に飛び込む海は最高!

ただ、いくら美しくても10年も毎日変化のないものを見てると飽きるんですよね…最高に美しい自然も日常になると感動が薄れていくのが悲しくもありました。

罰当たりなやつです。(二度目の土下座)

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そんな感じで月日が経つとともにジワジワとフィンランドから気持ちが離れ、日本で暮らしたくなっていきました。

他にも、「やっぱり親や祖母にすぐ会える方が良いなぁ」とか「日本で美容院いきたいなぁ」とか「ボケたら母国語しか出なくなるって聞いたから老後はどちらにしろ日本が良いなぁ」とか

色々考えて、日本帰国を決めたのでした!

そもそも私はたぶん定住とか安定が苦手なんだと思います。そんなこんなで引っ越しは25回くらい(正確には覚えていない)してるし、仕事もフリーランスっていうのがめちゃくちゃ性に合っていると思います。

同じ場所にしばらくいると、そこから抜け出したくなるんですよね。

日本に帰ってきて今は幸せだし本当に良かったと思っています。日本人と結婚もできたし。でもこんな性格だし、また10年後はどこにいるか分かんないなぁ〜なんて思ったりもしています!(笑)

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次は婚活の話でも書こうかな!^^

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