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学校の図書室からうまれる繋がり 図書室が好きな理由

この2冊をリクエストして

司書さんと本の内容を
あれこれ話して
中学校の図書室に
入れてもらえることになった。

小学生にも
中学生にも
おすすめできる本。


小学校でも
中学校でも

子どもたちが
どんどん図書室に集まってくる。



みんなにとって
図書室が

良い本との出会いの場になるように
居心地が良くなるように

司書さんが
本の配置や
本の入れ替え
などなど

日々試行錯誤しながら
たくさんの工夫をしてくださっている。


学校を異動した時、
私がまず必ず話を聞きに行くのが

養護教諭の先生と
図書室の司書さん。

この方たちは
他の教職員が知らない
子どもたちの姿を
見ていてくれている
とよく感じる。

学校全体の様子や
子どもたちの様子を
よく知ってくださっている。

私自身
本好きということもあって、

図書室の司書さんと
本の話をするのが大好きで、

司書さんは
いろんな本を知っているから、

この授業でこんな本を探していて、
とか
こんな本ありますか?
とか

あの子、こんな本を嬉しそうに読んでましたよ、
と子どもの姿を教えてもらったり…

図書室って
何で落ち着くんだろう。
私はすごく落ち着く。

図書室が好きな理由って
“本が好き”
だけじゃない気がする。

答えがないからかな、
良いも悪いもなく
いられる場所だからかな、

読む本も
読む場所も
読むか読まないかも

自分で選べる選択肢が
たくさんあるからかな。

1人の世界に入り込めるからかな。

安心して1人になれる場所だからかな。

本棚をぼーっと眺めて、
たまに手に取って
ぼーっと読んで
たまにお話に入り込んで
時間を忘れて
読み込んでいたり。

小学校では
図書の時間があるので、
子どもたちと一緒に
図書室へいく時には

ああ、
この子はこんな本が好きなのかぁ、と
その子の新しい面を発見して
嬉しくなったり、

先生見てみてー!
こんな本あったよー!

これ国語の〇〇さんの本だよね!
社会の時でてきた〇〇だ!
この本、あの授業で使えるんじゃない?

と見せに来てくれる
あの嬉しそうな
ホクホクした表情。

いいねいいね!
どこで見つけたの?!
これまた授業で使おっか!
ありがとー!

と、授業のタネになったり。

子どもたちが
授業で学んだことを
こうして繋げてくれるって

何か受け取ってくれたんだなあ
と感じられて

ものすごーく
嬉しくなることの一つ。

子どもたちと
それどうだった?
これ〜だったよ、
とか感想を話したり、

この本◯◯さん好きかも、
薦めてみよう!


子どもたちから
他のクラスメイトに
繋がっていったり、

先生何よんでるのー?
それ私も読んでみたい!

と私と繋がってくれたり。

図書室の本棚から

自分と
だれかと

コミュニケーションが
始まる。

広がる。


図書室でうまれる
繋がり。

子どもたちの
自分自身との新しい出会い、
つながり。

社会や世界とのつながり。

子ども同士のつながり。

先生と子どもたちとのつながり。

本が結んでくれる出会い、
つながりって
たくさんあるなぁと、

いま書いていて
発見があった。

図書室で過ごした
子どもたちとのあったかい思い出を
たくさん思い出して
心がきゅーっと幸せな気持ちになる。

ああ、あの場所でまた
子どもたちと一緒に
本を読みたいなぁ。

と引き寄せられる
ものすごーく幸せな記憶。

子どもたちに

図書室にいるとどんな気持ちになるの?
図書室のどんなところが好き?

って、聞いてみたいな。

(写真はオランダのアムステルダム図書館)