いちへい

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    最近の記事

    Memories of 2021

    良曲について僕の拙い言葉を付け足すことほど野暮なことはないので、今年は楽曲をリストにしてまとめておくだけにしようと思う。 (本当は卒論とかでもろもろ書く時間がないだけ。めっちゃ書きたかったけど) ここにある2021年発表の31曲は本当に最高であった。 2021年、ありがとう。そして、みなが未来に渡って幸せでありますように。 ・CHVRCHES  "He Said She Said" ・ザ・リーサルウェポンズ "94年のジュニアヘビー~ザ・スコア~" ・BTS "Butt

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      • 和田彩花 『私的礼賛』を聴く

        2021年11月末に発表された和田彩花のアルバム『私的礼賛』について。 心地よさ 最初に出てくるのは「音が心地よい」ということ。 音数もガチャガチャしていないし、楽器同士の音の分離もしっかりしている。 アンビエントな要素もあるし、一方で体を揺らして何も考えないでその曲だけを聴いていられる、そういう要素もある。 とにかく音のバランスがいい。 (ハイレゾ/ロスレスで聴くとなおのこと) サウンドのジャンルの交わりは必然か偶然か そして、それに付随して出てくるのが「音自体がと

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        • "あいつら全員同窓会"を媒介に、メッセージ性/コンテクストに支配された現代音楽の話

          リリックがコントラバーシャルな2021年最名曲"あいつら全員同窓会"ずっと真夜中でいいのに。の"あいつら全員同窓会"という楽曲は、 「同窓会に参加する集団」との距離を感じている人間を描いていることはストレートに入ってくる一方で、 歌詞の部分部分での単語のつながりの無さが故に、多くのリスナーに「意味不明」な楽曲として捉えられ、そして、多くのリスナーによって解釈・考察が繰り広げられている。 そして、どの解釈・考察も興味深い。 "あいつら全員同窓会"の主眼はどこにしかし、個人とし

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          • アンジュルム "恋はアッチャアッチャ"を「トンチキ」だけで片付けない

            アンジュルムの"恋はアッチャアッチャ"については、別の記事にて触れたことがあったんだけど、ちょっと主題と離れたところで書いちゃったからあんまり上手く書けなかったなと思いまして。 そこで元の記事を焼きましてかなり付け足す感じで新たに記事にしてみようかと思います。 もう2年以上前の楽曲についての5000文字越えの戯言になりますが、お付き合いください。 (元の記事も読んでね、、) "Love is Accha Accha"を「トンチキ」だけで片付けて良いのか"恋はアッチャアッチャ

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            [譜割りがBTS] 井上陽水 "ライバル"がほんとうにモダンで名曲

            井上陽水の"ライバル"について。 この楽曲の例えば26秒あたりの「ドレスに靴 腕時計」の譜割り、この辺、完全にK-POPじゃないですか? MAMAMOOの"HIP"のサビ終わりの"もり おけ むる HIP"(すみません、ハングル表記挫折しました)のとことか、それこそ直近のBTSの"Butter"のサビ終わりの"Get it, Let it roll"のとことか。 表の拍にまとめて譜を詰め込む感じ。 でもちゃんとした言い方をすると、これって別にK-POP独自の譜割りってわ

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            2021年に転機を迎えるLittle Mix(リトル・ミックス)について-これまでとこれから-

            先日、リトル・ミックスが2021年ブリット賞のベストグループ賞を獲った。 ブリット賞はグラミーよりもずっとまともな賞なので受賞は大変すごいこと。 でもまあもう何年も前からリトル・ミックスが世界で一番すごいグループだったのだから、この事実がやっと記録になったと言い換えることもできよう。 実際、彼女らの受賞のニュースを聞いた時はMixer(リトル・ミックスのファンの意)である自分も心底嬉しかった。 そこで今回はこの嬉しさをモチベーションに、ファンの視点からこれまでのリトル・ミッ

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            [Absolute Ego Danceと錦鯉と]何も考えなくていい/踊れる音楽の素晴らしさ

            最近、「何も考えないでいい曲」や「踊れる曲」の素晴らしさをつくづく感じている。 ちょっと前までは、 「ベースほんとすごいなー」とか「ここのブルーノートの使い方最高だなー」とか「この歌詞ほんと言い得て妙だなー」とか「リファレンスが、、」とか、 そんな感じで、実力主義的あるいは批評的な音楽の聴き方をしてきたし、そういう音楽の聴き方ができるからこそ音楽ナードなのであって、そういう音楽の聴き方ができる自分最高!みたいな考えすらあったりしたんだけど、最近はそういうフィーリングじゃなくな

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            My 2020songs

            「光陰矢の如し」 過去を振り返るに当たって、時の流れの早さというのは人間皆が感じるものであり、年の瀬となれば特にそういった感覚に駆られる。そんな中でも今年、西暦2020年という年は、日本で生活している中では特に空白の1、2ヶ月考えれば、本当に12ヶ月存在していたのか?と、そう思わされるような一年であった。 そんな中でも、新型コロナにBlack Lives Matter、コールアウトカルチャーとメンタルヘルスの問題、そして人類共通の命題である気候変動まで、この2020年代を方

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            藤原さくらの『SUPERMARKET』を聴いてファンダムの交差について考える

            2020年も終わりに差し掛かろうという10月の終わりに、藤原さくらが『SUPERMARKET』というアルバムをリリースした。 僕は彼女のファンであり、それなりに日々日々彼女の活動をフォローしていて、今回、このアルバムを聴いていくうちに考えさせられることがあったので書いていこうと思う。 まずはアルバムのサウンドについて ここでアルバムにある全曲について触れたりしてもいいのかもしれないが、そういうのは他の方がやっているであろうし、彼女のアルバムのブックレットにきちんと各楽曲の

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            [全起きSundayはASTROWORLD!?]  (ト)ラップミュージックの導入をハロプロに担ってほしいという暴論

            文化の井の中の蛙、日本語ネイティブ(飛ばし読み推奨)ほぼ自国固有の言語である日本語という言語をもち、国内で消費されるエンタメのほとんどが(本当に定量的な測定ができるわけではないが)その日本語で作られるというのが現在の日本のエンタメの文化構造である。 音楽でいうところの現在のJ-POPの市場の独占が好例だろう。 こういった状況下では、自国のエンタメだけ消費していれば十分楽しいという、経済学でいえば「独占による平和」のような現象が起きる。この中で文化を消費している者の多くは言わず

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            いまさら、CHVRCHES(チャーチズ)

            CHVRCHES(チャーチズ)は、スコットランド出身の4人組の音楽グループである。1枚目のアルバムを出したのが2013年、そこから2020年上半期の現在に至るまでに合計3枚のアルバムを発表している。 ジャンル的にはシンセポップとかそんなところであろう。 2020年は新譜が出ていない当バンドであるが、なんとなく語るのは今であると感じた(理由は後述します)ため、今回、僕が感じている彼らの魅力について語っていく。 メンバーあんまり〇〇○ぺディアみたいになっても仕方ないので、過度な

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            2020年4月上旬、自分は何を聴いているのか

            「趣味はなんですか?」と聞かれることがある。僕はそう聞かれれば、必ず「音楽鑑賞」と答える。そうすると、ほとんどの場合、「どう言う音楽を聴くの?」とか「おすすめは何?」とか、そう言った類の質問を受ける。 しかし、その2問目にいつも回答が詰まるのである。 つまり、自分が日々、どう言う音楽を聴いているのかについて、まとまった表現ができないのである。 なので、今回は、この弱小なnoteの記事で、自分自身が何を聴いているのか、自己満足のために羅列してみようと思う。 1 日本の女性アイ

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            こぶしファクトリーという伝説

            2020年3月30日、この記事を書いている31日の前日に、こぶしファクトリーは解散した。 僕はにわかにも熱狂的な彼女たちのファンであり、彼女たちに本当に力をもらった分、ここで彼女たちへ思いを綴らなければならない気がして、この記事をかいてみている。これは自分の「気持ちの整頓」のためでもある。 紹介文なのか、ただ泣き言と感謝を言っているのか、、記事のまとまりは期待しないでください。 彼女たちとの出会いこぶしのファン(こぶし組)になったのは、2019年のtifのステージを画面越し

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            Otis Redding(オーティス・レディング)を聴く

            認知度Otis Redding(オーティス・レディング)というと、日本語ネイティブの世界で、或いは日本国の中で、どれくらい認知されているのであろうか。 それは、音楽の専門家でもなければ、オーティスが居た時代を生きていた訳でもない自分には正確には測れるものではない。 しかし個人的な体感からすれば、さほど高い認知を受けていない印象がある。 それは、僕が20歳とまだまだ若かったり(!?)、バンドや音楽サークルなど音楽リテラシーの高いコミュニティにいる訳でもなかったり、僕を取り巻く環

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            My 10 best songs of 2019

            はじめに今年の自分は、アップアップガールズ(仮)に始まり、春ごろからはハロー!プロジェクトにのめり込んでいた。他方、前の記事のように、非アイドルというとYMOばかり聴いていた。 そのため、新曲へのアンテナをそれほど立てずに一年が過ぎていった。 しかしながら、年の瀬となるとやはり、2019をまとめてみたくなるもので、ここで2019年発表楽曲の中でも良曲だと思った10曲を選んでいこうと思う。 [10位] “Leave A Light On”–Red Hot Chilli Pip

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            20歳が聴くYMO

            初めて書く記事自分は以前から、自分の音楽のイデオロギーのようなものをアウトプットする場所を欲していた。 その欲の裏返し?で、いざ、お初の記事をかこうとすると、どういったテーマを扱おうか、悩ましくなるのである。 最初であるから、「現代音楽と資本主義」のようなでっかいテーマを扱おうかと思ったが、いろいろなところで角が立ちそうであるので、まずは自分が一番書きやすいテーマを書こうと思い、今回のテーマにした。 YMO(Yellow Magic Orchestra)は、1970年代後半

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