2020年4月上旬、自分は何を聴いているのか

「趣味はなんですか?」と聞かれることがある。僕はそう聞かれれば、必ず「音楽鑑賞」と答える。そうすると、ほとんどの場合、「どう言う音楽を聴くの?」とか「おすすめは何?」とか、そう言った類の質問を受ける。
しかし、その2問目にいつも回答が詰まるのである。
つまり、自分が日々、どう言う音楽を聴いているのかについて、まとまった表現ができないのである。
なので、今回は、この弱小なnoteの記事で、自分自身が何を聴いているのか、自己満足のために羅列してみようと思う

1 日本の女性アイドル

間違いなく、今の音楽生活のほとんどを占めているのが、日本の女性アイドルだ。
ここまでアイドルを真剣に聴くようになったのは、別の記事にも書いたが、2018年の頭、お笑いの動画をYouTubeで漁っているうちに、アイドリング!!!にハマったことである。以後、2018年の夏頃から、アップアップガールズ (仮)に、翌年2019年の春ごろからはハロー!プロジェクトにハマっていき、最近ではその近くを取り巻くアイドルグループにも目が行くようになった。
今の中心はハロプロ、特に直近に解散したこぶしファクトリーであるが、今後また新しいグループにハマることも十分に考えられる。
とりあえず、ハローにハマったきっかけになった曲と、その他、一押しのアイドル楽曲たちを。言うてもハロプロ系におちついています。

2 USラップ

二番目に来るのは、USラップである。まあ、2020年現在、ラップは英語圏においてはただのメインストリームのミュージックなので、英語圏の音楽を聴いていると言うこととほぼほぼイコールである。
と言っても、ラップを気持ちよく聴けるようになったのは、実は2019年末。崇拝する評論家がラップを褒めているのを見て、聴き始めたら、不意にもハマってしまった感じ。
これといって推しのアーティストを語れるとかではないし、全く詳しくないのだが、いくつか、今聴いているやつを。ちなみにDaBabyは、どんなに彼が悪ガキであろうと、声が大好きです。

3 英語圏その他

一見、ラップの台頭に反して下火であるとも取れる英語圏のその他の音楽。
去年はビリー・アイリッシュリゾリル・ナズ・Xあたりをチェックしておけばいい感じだった。逆に言えば、他がいなくてつまらない感じ。(いや、リル・ナズは、ヒップホップか、、?)
しかしながら、今年になってから、ジャスティン・ビーバーザ・ウィークエンドデュア・リパ。この3人がとにかく素晴らしい。3ヶ月にして3作名作がある。これはなかなかの盛り上がりなのではないかと思う。
特に、週末とデュア・リパに関しては過去のヒット曲のレファレンスがあって、非常に面白い。あと、カーリー・レイ・ジェプセンはアルバムじゃないけど、また素晴らしい楽曲を出してますよね。
なお、チャイルディッシュ・ガンビーノのアルバムはめっちゃいいんですけど、まだまだ好きと言うまでには聴いていないので、ここでは紹介しない。

て言うか、僕は英国大好き人間なんですけど、ここまで英国の音楽を聴かずに過ごしているのは音楽聴き始めてからはじめてかも。

4 HR/HM、パンク

ハードロック・ヘヴィメタルは僕が長年専門だと思っているジャンルである。
最近は、日本のアイドルが面白すぎて、専門と言えるほどは聴いていないのだが、その中でもいいと思うバンドが2つある。それも日本のバンド。
一つは人間椅子である。
人間椅子は2019年の楽曲ベスト10にも選んだが、昨年の海外でのバズり以降、積極的に聴いていて、非常に面白い。

そしてもう一つは、みんな大好きLovebitesである。僕はプログレ好きなんですけど、日本でここまで完成されたプログレをやっていて、しかもアルバムごとにこんなにも成長しているバンド、なかなかいないです。


今度はパンクである。パンクはHR/HMとは逆に、今の今まで小馬鹿にしてきたジャンルである(とりわけ、2000年代前後のUSパンクとハイスタ系の日本のパンク)。しかしながら、最近、マイケミの"Welcome to the Black Parade"を聴いて、「あれ、パンク良くね?」となってしまったのである。日本のパンクにはまだ手を出していないのだけれど、昔持ってた偏見みたいなのは無くなってきている。

5 日本のオールドサウンド

最近の主な研究対象はこれである。
僕の生まれていない時代の音楽ほど新たな発見があるものはない。ストリーミング等で、80年代以前の音楽をディグって聴き直すのが超楽しい。
と言ってもコアなサウンドではなく、みんなが通ってきたポップスであったり、フォークであったりのサウンドをディグっているような形である。
特に井上陽水に興味が出ています。

6 J-POP

日本語ネイティブながら、なかなか詳しくなれないのが、このJ-POPと言うジャンルである。
実際、去年の大流行であったであろうKing Gnuや髭男、Lisaやヒプマイ。全て売れていることに気づいたのは去年末だった。(ヒプマイだけ今になってめっちゃ興味ある)
それでも、J-POPを聴いていない訳ではない。
J-POPは特にアーティスト単位でなくて曲単位で聴くことが多いので、とりあえずここでは僕のプレイリストを貼っておく。

その上で、最近は女性ボーカルばかり聴いている側面があるので、いくつか僕の一押しを。
てか、アニメ版映像研、ばり面白かったよね。

7 YMO

YMOは、僕のルーツとなるグループで、去年以降、ストリーミングの導入もあってさらに聴くようになった。
もう日本のアーティストとかの枠とは別にめちゃくちゃ聴くので、項目も別にして、紹介。

また、YMOを模倣しているアーティストもすごく好きなので、ここにはっつけておこう。
一つは、「Perfumeのプロデュースをしている時の」中田ヤスタカ
一時期は、ブームもあってEDMよりに偏ってたけど、最近はまたYMOのようなテクノ感が増していて最高。Perfumeで一番YMOみがあるアルバムはトライアングルかな?

そして、もう一つはパスピエ
2019年のベストソングの記事にも書いたけど、この人たちの去年のアルバムがとにかく最高。それまでサブカルバンドだと馬鹿にしていた分、その反動でどっぷりハマってしまった。今の日本語詞のサウンドの中ではトップクラスでいいんじゃないですかね。

最新曲の"まだら"も、最初は理解できなかったけど、最近はめっちゃ好き、実験的な感じね。

8 最近、聴いていない音楽

新しく何かにハマると言うことは、何かを聴かなくなると言うことである。
これまではひたすら好きなものを列挙してきたので、今度は、逆に、以前聴いていて、今は全然、聴いていないジャンルを3つに絞って挙げてみる。

・EDM
以前は一般常識程度に聴いていた当ジャンル。流行の廃りもあって、何も聴かなくなった。シャッフル再生で、デビッド・ゲッタとか流れても飛ばしちゃうよね。
個人的にはカルビン・ハリスが下の曲で早めにEDM離れしたのが聴かなくなった原因として大きいかなと。

・カントリー
2017年、大学受験の時にめちゃくちゃハマってたのがカントリー。あの時は、エド・シーランのアルバム『Devide』が発売された時期でまさにチャート上が江戸時代だったんですけど、その下で、ルーク・コンブスとかケーン・ブラウンとかマレン・モリスとか、カントリーの新人がめっちゃ良かった時代でもあった。
サム・ハント"Body Like a Back Road"とかめちゃくちゃ流行ってたし。
でも、結局その後はポップアーティストとかと共演しちゃったりして、その大衆化されていく様に興醒めしっちゃって、ラップ天下の現在は全く聴いていない。
ちなみに、中堅になりつつあるトーマス・リエット、めっちゃイケメンすぎ。unofficial髭男dism。

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あと、ハロプロのカントリーガールズはめっちゃ聴く。ジャンルはカントリーじゃないけど。

・レゲトン等スパニッシュポップス
また、大学受験時代の話だが、当時、レゲトンがめっちゃ流行ってた。
それまでエンリケ・イグレシアスとか、(ちょっともう今となっては嘲笑の対象でしかないけど)ピットブルとかが作ってきたスパニッッシュの流れを完全に淘汰する形で、プエルトリコなどからのスペ語の音楽がバブル的にめちゃくちゃ流行った。この時には、レゲエ自体元々めっちゃ好きだったのもあって、それなりにレゲトン天下の時代に興奮していた。
でも、スペ語を大学でやるようになってからレゲトンでリスニングの勉強しようとおもって聴きまくったことが原因で最近はすっかり飽きてしまった。しかもスペ語全然できないし、、
ジャンル自体はまだ下火にはなりきってない(カミラ・カベロがつなぎとめてる)し、アーティスト単位で言えば、ロザリアとかまだ面白いアーティストがポンポン出ているんだけど、個人的には強いて聴けるアーティストはもうダディー・ヤンキーくらいしかいないかも。バッド・バニーとかもイマイチ。なんでDYだけ聴けるのか自分でもよく分からない。

9 個人的に崇拝しているアーティスト

ここまで、ジャンル別にいろいろ書いたが、これだけ広く浅く聴いているのだから、まとめて「これを聴いています」とは言えるわけがない。
そして、さらに言えば、ジャンルの流行り廃りに関係なく、ずっと聴いているアーティストもいる(YMOもその内)。
なので、最後に今までのジャンル別での羅列とは分けて、それらのアーティストの楽曲をはっつけて終わろうと思う

なお、この記事で挙げられたジャンルもしくは楽曲たちを、将来の自分も聴いているのか、ちょっと楽しみである。

・いきものがかり
音楽を意識的に趣味にしようと思い最初に聴き始めたバンド。水野作曲が多いが、山下作曲の作品も素晴らしいんだぞと言うことで、この曲を貼っておく。と思ったらMVがないのでSpotify。

・ケンドリック・ラマー
ラップを聴いてこなかった頃から、この人だけは大好きで、ブラックライブズマターの問題に対するリリックなどとにかく社会派なところにずっと惹かれている。
ラップ飽和時代の今はあまり主だった動きを見せていないけど、2020年は動きがありそうなので期待している。

・チャーチズ
スコティッシュのアーティスト。セカンドアルバムのプロモーションの時に存在を知って、それからすぐにアルバムを揃えた。過去のポップスに影響を受けていることもあって、めちゃくちゃ聴きやすいサウンドに惹かれた。サードアルバムでもさらなる成長が見えて、ますます魅力的になっている。新メンバーにドラムを入れたのが良かったと思う。去年3月の豊洲に行けて良かった。

・藤原さくら
存在自体は、2015年くらいに知っていた(古参アピ)が、その歌声をいいと思ったのは、月9出演が決まったあたりであるから翌年初頭くらい。
そこからは全ての楽曲を揃えて、彼女のラジオは毎週聴いて、と言う感じ。
正直、One of ギタ女sとしてしか評価されていないのがめちゃくちゃむかつくが、売れることが必ずしも正しい目標というわけではない。前のアルバムとはプロデューサーを変えたりまだまだ挑戦をし続けている彼女は本当に応援しがいがある。

・Little Mix
英国のスーパーガールズグループ。ハマったのはおそらく2017年だが、そこからは彼女たちの歌とダンスの技量や仲の良さ、他のグループではかなわないものをたくさん持っている。その力強さで、社会的主張をできる(社会的主張をしてれば良いアーティストということではないが)数少ないポップグループである。単純にガールズグループでここまで続いていることだけでもすごい。ちなみにLeigh-Anne推し

・サカナクション
このバンドについてはたくさんオタクがいるので、その人たちに知識で勝てる自信はないが、昔からの推し。常に、売れること、魅せることを考えている。YMO模倣まではいかないが、それなりにYMOがバックグラウンドにあるのも推せるポイントである。


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