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[譜割りがBTS] 井上陽水 "ライバル"がほんとうにモダンで名曲

井上陽水の"ライバル"について。

この楽曲の例えば26秒あたりの「ドレスに靴 腕時計」の譜割り、この辺、完全にK-POPじゃないですか?

MAMAMOOの"HIP"のサビ終わりの"もり おけ むる HIP"(すみません、ハングル表記挫折しました)のとことか、それこそ直近のBTSの"Butter"のサビ終わりの"Get it, Let it roll"のとことか。
表の拍にまとめて譜を詰め込む感じ

でもちゃんとした言い方をすると、これって別にK-POP独自の譜割りってわけじゃなくて、いわゆるダンスナンバーにはよく使われていることがわかる。
例えば、ブルーノ・マーズの"24K Magic"の冒頭とか、TikTokで確固たる人気を掴み、88risingから世界をとりそうな新しい学校のリーダーズの"NAINAINAI"のサビ前とかね。

要は、歌いながらダンスのカウントをやるって感じの譜割りで、この譜割りで次のブロックへ切り替える役割(ブリッジからサビとか、サビから頭のメロに戻るとかの切り替えスイッチ的な感じ)があると思うんだけど、これを特に踊りそうもない陽水さんがなんとなくフィーリングでやってるの、めちゃくちゃおもしろくないですか?

この"ライバル"が入ってるアルバム『ハンサムボーイ』って、名盤扱いされていて、確かに"少年時代"とか"最後のニュース"とか"Pi Po Pa"とかの有名曲が入ってるし、ファンもこぞってみんな好きだと思うんですけど、
個人としては、このなんでもない"ライバル"っていう曲も負けんくらいグッドバイブスで、ていうか圧倒的に今どきで、それでいて歌詞とかも意味分からないようでやっぱり全然分からない感じで最高じゃないですか?
コーラスが吉田美奈子である点とかも豪華すぎるし。

だから"ライバル"好きな陽水ファンとしては、より多くの陽水ファンにもっと評価されて欲しい、というよりか、この"ライバルで踊り呆けてほしいですね。

以上、それだけ。

(いつもよりずっと短い記事が書けたぜ)

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