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雑誌遍歴に思いを馳せながらミセス雑誌を楽しむ30代主婦 (地震の話を含みます)

 遅ればせながら明けましておめでとうございます。
元日から心が痛む出来事が続いてお祝いするムードではないですが、
慎みつつも今まで通りの暮らしをしていくことで自分のメンタルの安定を保っています。

 実は、前の記事で義実家の帰省についての話をしましたが

年末に子どもの風邪をもらってしまい、発熱でダウン。

念のため病院で検査をしてインフルもコロナも陰性だったことと、子が義両親たちや従兄弟に会えるのを以前から楽しみにしていたので
今回は夫と子の2人で帰省してもらうことになりました。

人生初の1人での年越しに「やった~!」と思う余裕もなく
唯一口にできたウィダーインゼリーを飲みながらベッドで大人しく過ごしていました。

時々送られてきた写真や動画には、従兄弟と遊ぶ様子や餅つきや大根引っこ抜いたりして楽しく過ごしているのが伝わって行かせて良かったなと
年越しうどんを食べながら眺めていました。

 元日は混むだろうなと思い、早朝近所の神社へ初詣に行き
風邪で眠れていなかった分昼過ぎまでずーっと寝ていました。

寝起きに地震がきて大きく長い揺れで慌てるも動けず。
幸い何かが倒れたり壊れたりすることはなかったけれど建物がバキィ!と鳴ったりして怖かったし、さっきまで「一人最高!」と思っていたのにこんなに心細く感じたのは初めてでした。

夫と子がいた地域は地震がなかったし無事に帰ってきてくれたので良かったです。
週末には家族みんなで雰囲気のよさそうなお寺へ行き(実際良かった)厄除けと厄払いをしてきたという年末年始でした。

スマホ、ケータイがない時代。雑誌が未来への生き方を教えてくれた。

 ここを見ているみなさんは今までどんな雑誌を読んできただろうか。
義務感のように毎月買っていたファッション誌、好きなアイドルが爪ほどの大きさでも写っていれば買っていたアイドル誌、美容院で目の前に並べられる年齢相応の雑誌。

 私が初めて自分のお金で買ったのはアイドル雑誌だったと思う。
(明星、poteto、ジュノン…)
当時まだJr.だった二宮和也が大好きで、インタビュー記事が載っていればキャーキャー言いながら買っていた記憶がある。
嵐になっても大好きで小学6年生までお小遣いやお年玉であらゆるアイドル雑誌を買っていた。

中学生になると購入する雑誌が変わった。
当時は学校生活が嫌で占い雑誌(birthday)を読んで現実逃避をする時期もあった。

中学2年生のとき、書店で初めてファッション雑誌(seventeen)を見たときは鈴木えみの美人さに度肝を抜かれたのを覚えている。あと榮倉奈々の色黒な肌に長い脚。勝手にseventeenの全盛期だと思っている。

それから毎月seventeenを購読してヘアスタイルやファッションを学んだ。
それ以外にコラムや中高生のお悩み解決的な記事や恋愛記事を読むのも好きだった。
「高校生になればこんなに楽しいことができるのか」と希望が持てて勉強の励みになった。

高校生は学年ごとに読む雑誌が変わった。
seventeenが子どもっぽく感じてpopteenを読んだり、
popteenはギャル味が強くて合わないと感じてnon-noを読んだり、
大人っぽい洋服が着たくてMOREを読んだりと
その辺りをうろうろしていた。
当時のファッションも迷走期でいろんなジャンルの洋服を着ていた。

 高校卒業から20代前半は人生で一番雑誌を買っていた。
行動範囲や知り合う人達の幅が広がると興味も広がるもので、
当時買っていた雑誌は
CanCan、anan、sweet、NYLON、荘苑、I'mhome、赤ちゃんのインテリア、海外のインテリア、有名建築家の雑誌…

sweetに載っているような甘いレースのワンピースを着て、ごつい建築雑誌を読んでニマニマしている今思えば様子のおかしい女だったと思う。

荘苑やインテリア、建築雑誌は完全に眺める用で購入していた。見ているだけで知的好奇心が刺激される。建築雑誌はいくつか今でも所有していて時々眺めている。

スマホの楽さ、雑誌の没入感

 この辺りからスマホが登場して、さらに夫と出会い部屋にモノを置きたくない気持ちが芽生えて本や雑誌をほとんど購入しなくなった。

30代半ばの現在はスマホですぐ調べられる。特にファッションは大勢の一般人が色んな洋服を披露している。
むしろ供給過多で最近はスマホでファッションについて調べなくなった。

「これでもかああああ!」というほど多彩なジャンルの洋服を強制的に見せられている感覚。そこから自分に好きな+自分に合う洋服を選ぶなんて無理だと思う。疲れる。

そうなると結局雑誌に戻ってくる。
いまは雑誌の良さを改めて感じている。

・ある程度の年齢別に分けられている。
・洋服のジャンルがまとめられている。
・ネットじゃ知りえないブランドの高級な洋服やその他アイテムを眺めることができる
・検索する必要がなくてページを開くだけで必要な情報を取捨選択できる
・紙雑誌は興味がないものはページをめくるだけで簡単に飛ばせる
(スマホもスクロールするだけなんだけど、ページをめくる方が簡単に感じるこの感覚伝わるといいな)

読みやすくて簡単に必要な情報が分かりやすく載っている雑誌最高

スマホで思い立った時に見られる手軽さも素晴らしいけど
情報を選び取るのに疲れを感じるようになった最近は、
雑誌に載っている一生買えないであろう洋服を眺めて世界観に没入したり
雑誌に載っている料理やファッションのスタイリングを見て、私もやってみたいというわくわく感を感じることができる雑誌の良さを再確認した。

 と言いながら、いまは雑誌読み放題のサブスクを利用している。
紙雑誌が一番いいのだが、家に雑誌を溜め込んでおきたくない葛藤の末現在の形に落ち着いている。

ミセスな雑誌を読んでときめいている30代

 これはアラサー女性をターゲットにしたMOREの雑誌を高校生の私が読んでいた感覚に近いと思う。

当時はMOREに載っている中から高校生でも着られるようなコーディネートを探したり参考にして洋服を買っていた。
「大人になったらこんな洋服を着てデートに行ってみたいなぁ」と未来の自分に期待していたし、実際にそれを叶えることもできた。

今40~60代の女性が読まれるような雑誌(マリソル、エクラ、素敵なあの人など)を読んでいると「この年代になったらこんな洋服が着たい!」と再び未来の自分に期待することができる。

「〇月に旅行に行くから、それまで仕事や家事がんばるぞ!」といつもよりやる気が出るその感覚に似ている。

 30代の今は子に焦点を当てているので自分の好きな洋服と実生活でよく着る洋服が合わない。本当は上品な洋服が着たいけど、カジュアルで動きやすい洋服が今の生活は出番が多い。
「きれいめカジュアル」というジャンルがあるが、あれも私の中ではカジュアルに該当する。

だからある程度子育てが落ち着いて子が独立したら思いっきりコンサバな洋服を着まくりたいと思っている。
だからミセス雑誌をあらかじめ読んで予習している。
コンサバな洋服に負けないような女になりたいと思いながら力強くタイピングをしてみる。笑

70代になったらクレアおばさんのようなふんわりワンピースを着て
建築雑誌読みながらニマニマしたいなと考えている。


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