見出し画像

カジュアルな洋服。私が着ると部屋着に見える件について語りたいのです

 めっきり寒くなって無印のルームソックスとミズノのルームシューズが手放せないふらふらです。
あ、あとレッグウォーマーも必須。


私のざっくり洋服遍歴

 おしゃれというものを意識しだしたのは小学4年生くらいだったと思う。
その頃確かアムラーやコギャルが一世を風靡していたので、当時10歳の私ももれなく厚底ブーツをはじめ、ルーズソックスなどに憧れを持っていた。

小学6年生の時はよく覚えているのが、クラスのほとんどがユニクロのフリースを着ていた。私も着ていた。
一番気に入っていた洋服はベージュのハイネックのトップス。あちこちにチャックが付いていたりギミックがあって2000年っぽい洋服だった。

中学生の時はリバイバルしているアームウォーマーや長い紐がついたニット帽も人気だったし、お年玉で背伸びしてセシルマクビーのお姉さんっぽい洋服も買っていた。当時”ステータス”だったショッパー(ショップ袋)欲しさに色んなお店をはしごしていた。

 高校生の時は、周囲の友人たちはギャル系か古着系かに分かれていた。
その中で私はどちらもしっくり来なかった。というかに似合わなかった。
メイクを頑張ってもギャルのように強めにはなれず、古着系のゆるく着崩したファッションをすると見すぼらしく見えた。

そんな高校生の私が着ていたのは、お姉さんっぽいタイトでキレイめのトップスにデニムを合わせてヒールのパンプスを履くファッションが多かった気がする。

一度大人っぽい洋服が着たくてプッチ柄のひざ丈マーメイドスカートを買ったことがあった。ずーっとミニ丈しか着てこなかった私にとって「ひざ丈スカート=大人のお姉さん」というイメージだったからだ。我ながら安易
けれど16,17歳の顔には合わなかった。洋服に着せられている感じがして2回くらいしか履かなかった。

 19,20歳くらいは自由に使えるお金が増えて友人と毎週のようにショッピングをしていた気がする。
その時はCanCanのような可愛くてモテ重視な洋服を選んでいた。
バルーンワンピースやAラインのミニワンピース。ワンピースばかり買いまくっていた。

今考えてみれば信じられない丈のスカートやワンピースを着ていたと思う。
下品にならないように意識して洋服を選んでいたはずだが、当時はロング丈という選択肢が自分には無かったからそれが普通だと思っていた。
(もちろん見えても大丈夫なズボンは履いていたが)
ミニ~膝上丈は24歳くらいまでは履いていたと思う。

 ただ、私はこの年代でミニ丈が流行って良かったと思っている。
コンプレックスだらけだった私の唯一自信があったパーツが脚だったから。
あとアラフォーの私が思うのは、キメや肉質もきれいで貴重な時代の肌を見せないなんて勿体ないから、あのときに肌見せできて良かったと思う。
そのときにしかできないファッションを楽しめたと思う。


子どものためのTPOに合わせた洋服が好みじゃない

 結婚して妊娠して出産して。
妊娠や産後は以前とうってかわって体を締め付けないゆったりした洋服を選ぶ。子どもが歩けるようになると、デザインよりも動きやすさなどの機能面を重視するようになる。
子どもが幼稚園の頃は動きやすい服は平日に、休日にどこかへお出かけするときには自分好みのおしゃれをした。

 いま壁にぶつかっている問題が2つある。
今まで着ていた洋服が似合わなくなってきたことと、子どもに合わせた生活に沿った洋服が似合わないということ。

30代近くになると少しずつ自分に似合う系統がはっきり分かるようになって洋服選びも迷走することが減った。
「これが可愛い♡」と自分の好みで選んだ洋服を実際に着てみたときに想像したイメージがぴったり合っていた。

ところが、1年くらい前から様子がおかしくなってきた。
今までと同じように「可愛い♡」で選んでいた洋服が実際に着てみると「何か違う」現象が起こるようになった。
それは高校生の時に大人になりたくてプッチ柄のスカートを履いた時に感じた違和感と似ている。

おそらく「何か違う」と思う理由はいくつかあって、特に感じるのが肌質と洋服が合わなくなったこと。洋服のデザインが自分の顔に合わなくなったこと。

 私はどちらかというと麻などの天然素材より化繊素材の洋服の方が好みだったし似合っていた。
透けるように薄くてサラサラで身体のラインが分かるような柔らかい素材の洋服を着ると私の骨格にしっくりきていた。

そういった洋服はレースやシフォンなど女性らしいデザインのものが多い。だから10代からレースやシフォンのヒラヒラした洋服が好きだった。

しかし、ついに、レースが付いたトップスを着ると違和感が出るようになった。薄くてヒラヒラしたワンピースを着るといくらブランド物でも安っぽく見えるようになった。
「あぁ、ついに来たか」と何度か試着をして寂しさを覚えた。

 これは顔のタイプにもよると思う。童顔であれば大人でもレースや可愛らしいデザインの洋服も上手く着こなせるだろうなと。

私は自己診断だが顔タイプでいうとソフトエレガントだと思う。どちらかというと大人顔。よく言えばバランスがいい、悪く言えば特に特徴がない。

昔からギャルっぽい服やカジュアルな服よりもキレイめな洋服を自然と選んでいたのも、装飾の少ないシンプルで上品な洋服が似合う顔であるからだと30代になって知った。
それが年齢を重ねるとより顕著に表れるようになった気がする。

 そんなシンプルで上品な洋服が好きでしっくりくる私には、小学生の子どものスケジュールに合わせた洋服が好みじゃない。
動きやすくて汚れてもいいズボン。歩きやすい運動靴。綿素材のプルオーバー。スカートに似合う上品なコートしか持っていなかったので上記の洋服と合わず、去年Patagoniaのアウトドアなジャンパーを購入した。

ジャンパーは気に入っている。ただ、カジュアルな洋服を着ている自分があまり好きじゃない。好みじゃ無い洋服を着るのはテンションが上がらない。

本当はグレースで上品な洋服、ウエストラインがきれいに見えるコートを着たい。ただ、今はそのような洋服を着て出かけることがないので必然的にキレイめな洋服の出番が減るのだ。

平日は一人で近所のスーパーへ買い物に行くくらいだし、子供の習い事の送迎や付き添いもスポーツ系なのでキレイめな洋服は不釣り合い。最近は土日も大会などで付き添う機会が増えている。
ますます私が着たい洋服がクローゼットの隅に追いやられている。


子どもが離れたとき、私のための洋服を着る

 「子育て中でもおしゃれなママも多いじゃない。」と自問自答することもある。
私もカジュアルな洋服を着るときは髪を巻いてヘアアレンジをしたり、邪魔にならない程度のアクセサリーをつけたりして清潔感を無くさない努力はしているつもりだ。

私の場合、カジュアルな洋服を買い足したところで選ぶ基準が「これなら着られそうか」という妥協な感情が少なからず発生する。
そしておそらく購入したあとに無駄遣いをしてしまったと後悔している自分が思い浮かぶ。

アラフォーに片足突っ込んだ現在。ただ流行を追いかけた洋服を着ることが難しくなっている。
20代までは若さというポテンシャルでいろんなジャンルの洋服もある程度は着こなせると思う。そうしていく中で自分の中で似合う似合わない、この系統の洋服が好きだなって価値観を構築していくんだと思う。私もそうだった。

肌質も顔の感じも30代になっている今は、流行っている洋服の中から自分好みのデザインに目星をつけ、色味や洋服の質にも注意深く意識を向けるようになった。デザインが好みでも色味はもちろん、素材が合わないと途端に安っぽくなり洋服が負けてしまう。

 先日も去年まで着ていた袖がシフォンで装飾されたフェミニン要素が詰まったお気に入りのニットが似合わなくなった。大切に着ていたから服自体はまだまだ着られる。
でもこのニットを着たときの自分を見てもときめかなくなってしまった。

これから先もそういうことが増えていくんだと思う。
だから流行っているから、安くて可愛いからという理由で手を出すことが憚られるようになった。

 逆に言うと無駄に洋服を買わなくなった。
今年の冬服は2着ほど手放した。それでもまだ着られる洋服は残っている。
子どもの習い事のために、私が着るとどう頑張っても部屋着に見えるプルオーバーは2着だけで着回している。

あとは流行りの洋服を追いかける時間が惜しくなった。結婚前まではモテるために~!みたいなモチベーションが少なからず、否、かなりあったが
結婚して子ども中心の今はシンプルで最低限の清潔感があればいいかなと思うようになった。

流行りのファッションを「知らない誰か(つまり他人)にオシャレに思われたい..!」と、デザインやブランドをあくせく探し回って息切れするより、税金や転勤妻でも使えそうな資格取得の勉強をしたい。
綺麗事のように聞こえるかもしれないが、今は内面を充実させたい欲が強い。

 だから今洋服を買ってない分、子どもが成長して「もういいかな」って思う日がきたら
吟味して選んだその時に似合う自分が好きな洋服を買いたいなと思っている。

その頃はアラフィフになってるだろうし、また好みや似合う系統が変わっているかもしれない。
その前に体形が変わって違う意味で似合う洋服がない!と嘆いているかもしれない。



最後まで読んでくれてありがとうございます。
いいね♡フォローしていただけると励みになります。



 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?