福音と楽しい支援教育 ★☆★特別支援学校の子どもたち★☆★

知的障害、肢体不自由のある子どもたちの特別支援学校で教員を20数年しています。 あのこたちとの毎日の楽しさや、悔しさ、やりきれなさ、気づき そんなことが表現できらたいいな・・・。 あのこたちとの世界がきれいで、せつなくて、楽しくって・・・をお届けします。

福音と楽しい支援教育 ★☆★特別支援学校の子どもたち★☆★

知的障害、肢体不自由のある子どもたちの特別支援学校で教員を20数年しています。 あのこたちとの毎日の楽しさや、悔しさ、やりきれなさ、気づき そんなことが表現できらたいいな・・・。 あのこたちとの世界がきれいで、せつなくて、楽しくって・・・をお届けします。

    最近の記事

    障害のある子どもの性教育;低学年編。特別支援学校現場より

    もっと早くに聞いておきたかった。。。 今回は性教育のことで 聞いておけばよかった、それ早く言ってよ~ という内容についてお話したいと思います。 特に知的障害をもつ男の子どもさんをもつ お母さんにあてはまるのでは と思います。 あと、 知的障害のあるこどもたちの性教育のについての相談はとても多いです。 個々のケースがかなり多いということを 含んでいただいて、お読みくださいね! 今日お伝えしたいのは 毎日のお風呂について、 誰とどのように入るか・・・ということです。 幼い

      • あなたはストロングポイントを伸ばす?それとも???(特別支援学校現場より)

        ストロングポイントを伸ばしましょうって どこの誰でも言えそうなくらいスタンダードになりましたけど・・・。 この長所、強みへの考え方、取り違えていると その長所すら伸ばせなくなりますよというお話です。。 エピソードで説明しますね。 例えば、個別の支援計画,保護者さんからのききとりで、 得意なこと、強み、今後に生かしたい点、などの欄に 「音楽に興味があり、歌を覚えるのが得意です。」 とあったとしましょう。 その音楽に興味のある子の名前を仮に達也君にしておきましょう。 達也

        • 楽しむための〇〇〇を作ってみよう!!【特別支援学校現場より】

          あなたに足りなくなってきてい力・・・ それは「楽しむ力」です。 楽しむ力が落ちている・・・ それは 行事を企画する、授業の内容、今日の活動を考える。 これやったらあの子喜ぶなあ、○○くん絶対食いつくよね、 そんな子どもたちが喜んでいる姿を実際に想像しながら わたしたちが、メージして考えていますか?ってことなんです。 楽しいってね 笑う、とかその一瞬、一時的なものでなくて、 楽しいの時間軸はぐんと長い時間でも捉えられるんですね。 例えば、 打ち込むこと自体が楽しい。絵を

          • 子どもの学びに必要なもの【特別支援学校;現場より】

            知的障害のある幼い子どもを成長させるために効果的で、 あの子たちも受け入れられるそんな方法は 「身体を使う」 ということです。 身体を使うことがどうして成長するために効果的なのか・・・。 それには3つの理由があります。 ①運動の欲求が高い子が多いからです。 じっとして話を聞く、この。じっとする‥が難しい。 それは身体から沸き起こる、動きたいエネルギーが 大きいのもあります。 また、あのこたち・・・ 意味のわからないことには まったく興味を示さないこたちですよね。(笑)

            助けて!!もいいけど、「ありがとう」って言われたい!!そんな習慣をつくっていこう【特別支援学校現場より】

            先日、身体、習慣、愛着のことについて 先生方向け、福祉関係の方対象に研修をしました。 今日はその中でも「習慣」についてお伝えしようと思います。 ぜひ、この習慣は作ってほしいです!! 生活の中で、とりいれやすくて、その習慣が強みになっていく そんな習慣です。 それはね、お手伝いです。 お手伝いってね、 誰かのために することじゃないですか。 障害があるから無理、 自分のこともなかなかなのにって。 わかります。 お手伝いなんてとてもとてもできそうにもないって。 でも

            ふくね 仕事を辞めました。

            久しぶりの投稿です!! 教師の仕事を辞めました。 26年このお仕事に携わっていて、納得して自分で辞めたんですけど 予想以上に、働いている習慣や考え方が抜けなくて、 心の中にぽっかり穴が開いたようになっていました。 そして 教師の仕事を辞めて、次の人生、私が本気で やりたいことはなんだろうってみつめていました。 やっぱり 仕事、大好きでした!! 大変なことも多かったけど、やっぱり、笑顔であふれていた。 喜びであふれていた。 今でも仲間からこどもたちの話を聞くと

            実は妖怪だらけ?特別支援学校の闇:特別支援学校現場より

            特別支援学校の教師の悩み=人間関係の悩みともいえます                                                                        あの先生の考え方はどうかと思うよ、                  この人は筋を通さないだとか、                                                   すぐに仕事を押し付けるとか、                          教

            思春期に親が準備すること、手放しておくこと:特別支援学校、現場より!!

            今日は、知的障害のある子どもたちが思春期を迎えるときに         保護者の方が用意するもの、と手放すものについてのお話です。       まず用意するもので思いつくのは、プライベートな空間、一人になれる 場所を用意してあげてほしいなって思います。 え?一人の場所がいるの? だって、まだまだくっついてくるし、、、。 一人で何するのか気になるって。。 大丈夫かなって 心配です。 だって、いつも目の届くところにいるのが当たり前だった生活なのに、 全て親は子供のことを知っ

            それに頼るからこどもたちは座らなくなる。特別支援学校:現場より

            幼い学年のこどもたちの授業にいらないもの。 それは つ く え です!! 一人づつの机ね。                           でもね、あれを使って毎回全部授業していたらね。 ぜったいにあの子たちの学校生活うまくいかないです。 大ちゃんていう元気いっぱいの男の子のはなしとあわせてお話しますね。 大ちゃん、いつもいっぱい遊んで、いっぱい身体を動かしています。 入学したときは学校中、全教室見まわるくらいエネルギーいっぱいの子です。 言葉のメッセージが受

            どうして後ろから手が伸びるの!?その世界観ホラーです【特別支援学校:現場より】

            特別支援学校でおきがちなホラーな場面。 どんなホラーかって、 もう、心霊現象。 それも結構な頻度でおこります。 あなたも目撃しているのに、あまりにおこりすぎていて         ひょっとしたら気が付いていないのかもしれません。 どんなホラーかって? 例えば、生活単元学習、                       これから自動販売機にジュースを買いに行きます             という場面としましょう。 主担のあきら先生が こどもたちに一人づつお財布を渡してい

            ないない時代の突入。これを見直して学校を取り戻そう!!特別支援学校現場より

                                              こどもがしんどがっている、学校に行きたがらない理由、 現場の教員はわかっています。 大人が本気で変わらないとあかんって・・・。 で、しかも大人一人がそれぞれでやっていても 全く、効果がないって。 大人のわたしたちは わかっていてもできない、                      自信がない、                            失敗もできない、                   

            そうだ!!お風呂で○○を洗おう!  それが性教育のスタートです!!

            障害のある子どもたちへの性教育                   たくさんの内容の中でご家庭で即役立つ、               また、先生方にはぜひ保護者の方に進めてほしい内容です!! しかも将来身に着けておいてよかった!!と思ってもらえる       一押しのおすすめの内容についてお話したいと思います 今小さなこどもたちも、将来、思春期を迎えるころには          身体に変化が起きて、月経、射精が自分の身体におこります。                  

            担任を変えてください⑤大人と子どもとのボタンの掛け違えの場合。:特別支援学校現場より

            担任をかえてください!! 安くんは泣いて少しパニックでしたが、 葛藤ができるようになってきていました。 でも葛藤できなかったのは保護者の方。 お怒りで伝えてこられました。「担任をかえてください」と やすくんの成長がみえて、今大切な時期・・・。 誠意を込めて対応していたつもりの中野先生。 言葉が足りなかったのかな。 中野先生落ち込みました。 ここで学校として やってはいけない、いってはいけないことがあります。 それは まず保護者の方に、共感の姿勢が大切だからと言

            担任を変えてください④大人と子どもとのボタンの掛け違えの場合。:特別支援学校現場より

            担任を変えてください!! そのように、言われてしまったとき・・・どうしましょう。          変えられない・・基本は学校のシステムです。 社会的な問題が大きかったり、                                                                学校側の都合で 変えることはありますが、、、、。 こどもが学校が嫌いになっている、情緒不安定、 明らかに子どもの様子がおきていても・・・               学校とし

            担任変えてと言われたら③・・・認め合えたあとが大切。特別支援学校現場より

            お母さん、ご家族をまず認めるってどういうことでしょうか。 昼夜逆転の子ども 夜眠る時間を決めれなくて夜中になってやっとみんな家族が眠れて ふらふらのお母さん。 わかっています。 10時になったら寝ます!と決めて、泣こうが叫ぼうか寝ることに 一刻も早く真剣になるべきなんです。 でもそんなお母さんがふらふらになりながら毎日つないだ子育てを 答えはこう!といきなり伝えたところで、 お母さんとの関係性には何も生まれません。              できることならとっくにやってい

            担任変えてください。と言われたら  パート2 特別支援学校:現場より

            お母さんに信じてもらうこと。 いままでの周りの大人とは違うって。 安心して子どもを任せてもらえるように。。。 そしてお母さんも安心して話してもらえるように。。。 子どもと同じで、先生って学校って味方であるとまずは思ってもらうためにお母さん自身そして、お母さんの子育てをまずわたしたちが、      認めるということです。           目の前のこどものことを、お母さんからたくさん教えてもらうことだと思います。 そしてわたしたちが、「学校のお母さん」 になれるように私たち