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私たちが 訪問看護にて出会う子どもたちは

大人に対して警戒心を持っている子どもが少なくありません

お母さんとお話をして
ご自宅に上がって挨拶をしようものなら

誰ーー??
帰ってーー

と不快感を顕にして私たちを拒絶するこどももいます
外界からの刺激をシャットアウト

親御さんもこういう時は 大抵精神的に 参っていて
お子さんの言うとおりにされる
親御さんが多いです

ごめんなさい😞ー
子どもが あんな感じなので
会うのが難しいと思います、、、、

こうしてご自宅はどんどん閉鎖的にならざるを得なくなってきます

こうなると親子 お互いに向ける視線が
不安そのものになってきます

つまり会話をしていない時も
無意識に 相互に不安な気持ちを出し、
相互に不安な気持ちを受け取っています

家の中で 笑うなんて もってのほか、、、

不安が不安を呼び、
心の不安定さから感覚過敏の問題も出て来たりします

だから私たちは
お子さんと話ができるようになるまで
粘りつよく少しづつ、親御さんにも 介入をします

お母さんともお子さんとも
コミュニケーションが少し 取れるようになってきたら

そんな親子の通訳をしに行きます

通訳というのは

子どもさんに対しては

お母さん があなたに  心配っていうのは 
 あなたに元気になってほしいなって
   ただ大好きって言いたいだけなのー

お母さんには お子さんが
  うざって言うのは  心配しないでちょっと 待ってて 

って言ってるだけなんですーー

お子さんは 気持ちが大人になっているけど
不安でいっぱいなんですーーって

通訳をしていきます

そんな中で 日常生活の変化を伝えて

その変わっていないように見える毎日も
これって 価値があることなんですよ
って お伝えして 

私たちが そのご家族の安心の基地になれるように
努めています

不安が強い からこそ その不安を聞かせてもらいながら
安全の基地を作る


昔は当たり前だったかもしれない自宅での安全の基地作りは
家族だけで創るのは難しくなっているなあと
切に感じます







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