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健康を維持する秘訣は『食事』『運動』『睡眠』です。
それぞれ大切ですが、中でも睡眠は一番大切かもしれません。

健康に対する日々の取り組みは『良質な睡眠を得るため』といってもいいかもしれません。

寝付けない、朝起きれない、夜間に目が覚める、疲れが取れない、睡眠が浅い、日中眠いなどの症状がある場合は何らかの取り組みをするべきと考えられます。

良質な睡眠を得るために行うべき行動の一つに体を緩めるということがあります。体のこわばりが強い場合や硬くなっている状態は、リラックスできていないため交感神経が優位になっています。交感神経は体を活動させるときに働く神経ですので、リラックスと反対の作用があります。

交感神経が優位な状態から反対の副交感神経が優位な状態にすることで、体がリラックスすることができます。逆に体がリラックスすることで副交感神経が優位になるということもあります。

いずれにしても、体が不必要に緊張した状態は避けるべきです。

多くの人が体を硬直させるものとして、デスクワークや運転などによる不動姿勢の保持です。主に座っていることが多いと思いますが、長時間座っている姿勢は全身の血流を悪くし、疲労物質や老廃物などが溜まる原因になり、コリや痛み、硬さなどを生み出します。

長時間座っている中でも、1分間のストレッチや運動を入れるだけでも血流や硬さなどは軽減できます。特に首回りや目、肩、背中、股関節、足首などを重点的に動かすことで、短い時間で効率的に循環を良くすることができます。

写真、動画で紹介していますので、できそうなものを選んでやってみてください。

次に気を付けたいものとして、デジタルデバイスの使用です。
テレビ、パソコン、スマホ、ゲーム機など、近年は中毒的に興味をそそられるものがたくさんあります。
皆さんつい長時間動画を見てしまったり、ゲームをしてしまう経験が少なからずあると思います。

デジタルデバイスは目の疲労だけではなく、肩、首、頭の疲労が特に強くなります。
すると冒頭にお話ししたように交感神経が優位になってしまいます。

このあたりの自制は健康に大きな影響を与えると思いますので、少しずつ取り組んでいきましょう。


その次に気を付けたいものが食事です。
特に夕食を食べる時間に注意が必要です。
年末年始は特によく食べて、よく飲んでという方が多くおられると思いますが、内臓の負担は内臓の疲労となり、やがて自律神経の乱れとなってしまいます。

夜寝る前少なくとも1時間~2時間は物を食べない時間にすることが大切だと思います。


気を付ける物ばかり紹介しても疲れますので、睡眠に良いことも紹介します。

理学療法士として一番大切にして欲しいことは『呼吸』です。

色々な呼吸が紹介されていますが、私はシンプルにまずは腹式呼吸を行うことをお勧めします。
腹式呼吸は仰向けに寝た状態で、両手をお腹に置きます。
お腹に置いた手が、上下に動くように呼吸を繰り返します。
出来れば吐く時間を長くすることで、より体はリラックスしてきます。

肩の力や顎の力など全身の力をしっかり抜いて行うことで効果はより高くなります。


体を緩めることに関して、当院ホームページの記事にもありますのでお時間があれば試してみてください。


いかかでしょうか。

この年末年始は久しぶりに制限なく多くの人にあったり、しゃべったり、食べたり、飲んだりすると思います。
久しぶりのため普段よりも勢いよくなってしまうかもしれません。
楽しむことは大切ですが、その後のケアをしっかり行うようにして、正月疲れや体調不良を起こさないようにしていきましょう。



今年も1年間ブログを通じて健康について発信してきました。

お役に立てているかはわかりませんが、少しでも皆さんの健康の一助になればと感じております。

来年以降も今まで以上に有益な情報を発信できるように精進していきます。
よろしくお願いいたします。