医療法人七ふく会 ふくいクリニック 七ふくハートクリニック

内科、循環器内科、腎臓内科、心臓リハビリ、脳神経内科、泌尿器科、整形外科など幅広い分野…

医療法人七ふく会 ふくいクリニック 七ふくハートクリニック

内科、循環器内科、腎臓内科、心臓リハビリ、脳神経内科、泌尿器科、整形外科など幅広い分野と高い専門性で地域の総合診療所を目指します。 https://www.fukui-cl.com/ https://shichifukuheart-cl.com/

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運動療法のできる透析クリニック

ふくいクリニックは2013年に大阪府門真市五月田町にオープンしました。 そこから約10年、地域の総合診療所としての役割を果たすべく、日々研鑽を積んでまいりました。 2022年7月1日に大阪府門真市速見町に移転し、MRI、CT設備、100㎡を超える運動療法室など充実した環境を整えております。 五月田町の『七ふくハートクリニック』では、内科、循環器内科、腎臓内科、人工透析を中心に診療を行っております。 高齢化と共に健康寿命への興味関心が高まっています。 死ぬまで自分の足で

    • 高尿酸血症と合併症

      高尿酸血症は50代以上の男性に多いイメージかと思いますが、最近で30代にも多い疾患となってきました。 痛風以外にも合併症がありますので勉強していきたいと思います。 高尿酸血症になるメカニズム 高尿酸血症は、血液中の尿酸が過剰に蓄積する状態を指します。 尿酸は、体内のプリン体という物質が分解される際に生じます。プリン体は食べ物から摂取される他、体内でも自然に生成されます。 通常、尿酸は腎臓を通じて尿として排出されますが、さまざまな要因によって尿酸値が上昇することがあり

      • 再生

        七ふく会 透析中運動療法(臀部)

        医療法人七ふく会で透析中に行っている運動療法。 臀部を中心にした運動です。

        • 再生

          七ふく会 透析中運動療法(体幹)

          医療法人七ふく会で透析中に行っている運動療法。 体幹のトレーニング中心です。

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        • 自律神経
          6本
        • 透析中運動療法
          6本
        • 睡眠
          3本
        • 栄養
          29本
        • 生活習慣病(脂質異常症)
          2本
        • 生活習慣病(高血圧)
          2本

        記事

          再生

          七ふく会 透析中運動療法(股関節)

          医療法人七ふく会で透析中に行っている運動療法です。 股関節の運動中心です。

          葉酸の働き

          ビタミンB群の一つである葉酸(ビタミンB9)は、私たちの健康において非常に重要な役割を果たしています。特に体を形作っている細胞の生成や成長、DNAの合成、そして赤血球の形成に欠かせない栄養素です。 今回は、葉酸の役割、葉酸欠乏が引き起こす影響、葉酸を多く含む食品、葉酸の必要性について勉強していきます。 葉酸とは? 葉酸は水溶性のビタミンで、ビタミンB群に属しています。 体内で主にDNAやRNAの合成に関与しており、新しい細胞を作る際に必要です。特に胎児の成長や発達に大

          冬に向けての免疫強化

          感染症の季節に向けての免疫力強化の秘訣 新型コロナが感染症の5類に移行して1年半が経過しました。 マスクの着用も少なくなり、社会生活やイベントなどはコロナ渦以前の状態に戻っています。 しかし感染症がこの地球上からなくなることはなく、常に細菌やウイルスの猛威は意識しておく必要があります。 今ではワクチンや内服薬の開発が進んだ、インフルエンザなどの感染症も毎年のように流行します。 そこで大切なことはやはり免疫力です。 免疫力を高めることで、コロナウイルスやインフルエン

          ナトリウムとカリウム

          8月30日にロンドンで開催された欧州心臓病学会会議(ESC2024)で「高血圧診療ガイドライン2024年版」(2024 ESC Guidelines for the management of elevated blood pressure and hypertension)が発表されたという記事が紹介されていました。 欧州心臓病学会が高血圧ガイドラインを改訂:日経メディカル (nikkeibp.co.jp) このガイドラインとその記事に関して少し紹介したいと思います。

          休養学でストレス解消②

          前回休養学で紹介されている7つの休養モデルを紹介しました。 1.生理的休養 ・休息タイプ これは一般的な休養方法として馴染みがあると思います。 いわば活動を停止して、エネルギー消費を少なくすることで、回復を待つ方法です。 前回紹介した活力を上げるという方法ではないため1日中家でゴロゴロするという休み方だけでは休養としては不十分かもしれません。 しかしエネルギーが枯渇している状態では必要なことですので、自分で決めて休養をする場合には一番必要な休養でもあります。 ・運動タイ

          休養学でストレス解消①

          病気の原因の中に「ストレス」というものをよく見かけるのではないでしょうか。 原因がストレスと言われてしまうと、確かにそうではあるけれど、じゃあどうすればいいの?と言いたくなります。 このブログでもストレスが原因などと書いたこともあります。 実際そうではありますが、具体的な対処法などはあまり紹介してきませんでした。 今回は休養学という本から具体的な方法を紹介したいと思います。 表紙にもあるように多くの人が疲労を取るため、ストレスを減らすために行っていることが、逆効果になって

          アスタキサンチンの効用

          当院では栄養療法の一環として、サプリメントも利用しています。 サプリメントに関しては、適切な栄養素を適切な量、方法で利用することで最大限の効果を発揮します。 質の悪い物や、利用の方法を間違うと効果が出ないばかりか、逆効果になってしまう場合もあります。 当然薬ではないため、用法や容量が明確に示されている訳ではありませんが、薬や運動と同じように、適切な利用方法があります。 今回はサプリメントのお話と、当院で扱っているアスタキサンチンのサプリメントについて勉強していきたいと思

          脂質は悪者?

          コレステロールや脂質、脂肪と聞いてどのようなイメージがあるでしょうか。 おそらくあまり良いイメージを持たれないのではないでしょうか。 脂は太るイメージが強く肥満が連想されたり、血がドロドロになりそう、脳梗塞や心筋梗塞の原因になるなどの印象があるかもしれません。 確かに脂質異常症を放置していると、心血管系の疾患になるリスクが高くなりますし、動脈硬化や慢性炎症の原因にもなります。 一方脂質は細胞膜や血管など体のあらゆる部分の構成要素になっていますし、重要な栄養素でもありま

          健康な血圧を維持する習慣

          高血圧は病院やクリニックの中で最も多い疾患の一つではないでしょうか。 血圧が高い状態が続くと、動脈硬化や血管系の合併症を引き起こす可能性が高くしっかりとした観察や管理が必要です。 もちろん血圧は低ければいいというものでもありませんし、薬だけで対処するものでもありません。 そこで今回は血圧に関連する食事や塩分、生活習慣などについて勉強していきたいと思います。 塩分と高血圧 塩分で表現されますが血圧に関係する物はナトリウムです。 ナトリウムは体内の水分バランスを調整す

          フレイルとサルコペニアの違い

          フレイルとサルコペニアという言葉はこの5年くらいでかなり一般的な言葉になりつつあります。 しかしながらその違いや定義などはあまり知られていないように感じます。 今回はフレイル、サルコペニアの違いや原因、対応策などについて勉強していきたいと思います。 フレイルとサルコペニアとは? フレイルは、高齢者に多く見られる全身的な虚弱状態を指します。フレイルには身体的、精神・心理的、社会的に分けられます。低栄養、活動量の低下、うつ、孤立、閉じこもりなども含めてフレイルと表現します

          生活習慣を整える方法

          当院は内科、循環器内科、腎臓内科があるため、基礎疾患が生活習慣病という方が多くおられます。 高血圧、脂質異常、糖尿病、肥満などいずれにしても治療の基本は運動療法と栄養療法がベースであることは同じです。 メディカルフィットネスでは特にこれらの疾患のコントロールがメインになりますが、運動療法を実施されている方の中で一番多いものが、脂質異常と肥満の改善です。 食習慣の乱れや運動習慣の不足などがほとんどですが、改善する際に、『何から始めればいいかわからない、継続できずすぐに挫折

          自律神経はやっぱり大事

          当院は健康長寿を目指すことを目標に日々診療を行っております。 運動や栄養が大事なことは言うまでもありませんが、こころとからだを整え、人生を豊かに過ごすために最も重要なものは自律神経です。 自律神経は身体を環境や場面、状況に合わせて調整してくれています。 自律神経が乱れると様々な不快や症状や病気を発症してしまいます。 自律神経の乱れは、身体にわかりやすくでる症状だけでなく、精神的な不安やイライラ、社会生活での生きずらさなどを生み出します。 今回は『安心のタネの育て方』