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#191 社会人のためのMBA取得の道②マーケティング・経営戦略基礎

以前の記事で書きましたが、グロービス経営大学院で仕事をしながらMBA取得に向けて勉強を続けています。

二科目は「マーケティング・経営戦略基礎」を取得しました。前回紹介したクリティカルシンキングよりは色々な会社の実際の戦略をベースとしたケーススタディがメインだったので、私としては取り組みやすかったです。

全6回の授業で最初の3回が経営戦略、次の2回がマーケティング、最後が総合演習でした。

経営戦略

経営戦略では、QBハウス、ニトリとIKEA、鉄鋼業界と多岐に渡る事業領域の会社を学びました。一番大切なのは、KBF(Key Buying Factor:顧客に商品が売れる要素)を見極めて、業界のKSF(Key Success Factor)をしっかりと整理することです。

なんとなく自分がこういった製品が売れると考えるのではなくて、外部環境や内部環境をしっかりと論理的に整理した上で、どういったことをすれば勝ち切れるのかを考えるのが大切です。

つい、本業だと日常の忙しさに追われて、こういった思想が先送りになることが多いのが実際です。ただ、他の業務を止めてでもこういった部分をしっかりと考えて、戦略を練ることが出来る企業や人が中長期的には成功につながっていくのだと私は思っています。

そういった観点で色々なフレームワークを駆使して、分析できるスキルをさわりの部分だけでも感じ取れることが出来たのは良かったです。今後、深い部分を学ぶ科目が楽しみであります。

結局フレームワークは万能ではないけど非常に有効な手段です。3Cや5F分析、バリューチェーン分析など丁寧に当てはめていくことがやっぱり基本です。つい、面倒臭くて途中で中途半端になってしまうときもありますが、それをクリアしてしっかりと取り組める人が最後にはちゃんと身につけられる人なのです。

フレームワークなんて知っていると言いながら実際に使えない人も多いので、自分なりにフレームワークに落とし込んで取り組んでみるのが大切です。

マーケティング

あまりマーケティングよりの仕事をしてこなかった私ですが、チェキやバーミキュラのケースを通じて、マーケッターという人たちが何を考えているのかを少し理解できたと思います。

セグメンテーションやポジショニングなど多くの競合他社/商品と比較して何をポイントにおいて自社製品を売り込んでいくのか?それを将来的にどの部分に強みを持っていくのか?を考えることが大切ですね。

まだ、奥が深い領域なのですが、自分の商品が優位性があるような分析になりがちですが、公平な目で世の中の動向を理解した上で活用できれば優れたマーケッターになれるようになると思います。

最後の総合演習

今回はエミレーツ航空のケースでした。ここで一番思ったのは、中東の人々の気持ちが分からないとしっかりとした分析や戦略立案に繋がらないということでした。

クラスの中で中東にずっと住んでいてそういった人の話を聞くと、やっぱり自分は日本人の自分だけの狭い視野で考えていたんだと思います。でも、そういった学びを得られるということで、異分野の人が多く集まる環境は自分の幅を広げてくれるのでありがたいです。

今回は同時に二科目受講ですが、本業でバタバタしてもそれほどの負担にはならない程度です。基礎科目は負担はあまり大きくないですが、多くの皆さんが本業を抱えている中で、MBA取得に向けてうまく導いてくれるのでありがたいです。

さあ、次は新しい科目で、多くの出会いと学びに期待しています。



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