しろし🐒

先生、どうしたらかっちょいい大人になれますか。

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先生、どうしたらかっちょいい大人になれますか。

マガジン

  • 深淵。

    こころのなかの奥深く、わたしが深淵に辿り着くまで。

  • しろ詩集

    詩や短歌にこころの荷物を預けて。

  • 生きてきた、道。

    我が人生!

  • 徒然なるままに

  • きぐるみ活動

    きぐるみ活動。 *ヘッダーは、全国こども福祉センターの活動中に路上で出会った子が団体のために描いてくれた絵です。ありがとう。

最近の記事

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NEWS23

まさか、こんな日が来ると思わなかった。 そんな驚きと興奮にも似た感情が、心を支配していてもおかしくないはずなのに、なぜかわたしは、まっっっったくドキドキしなかった。 きっと自分の知り合いや友人の方がドキドキしていたんじゃないかと思う。 放送が始まり、 しろしふぁーむで茄子やししとうを収穫している自分が映し出された。 その額には汗、汗、汗...!!! 2ヶ月ほど前にCBCラジオの人から『しろしちゃんと出会って、この世にこんなに汗かく人がいることを初めて知った』と言われ

    • あれから、いちねん。

      この記事を書いてから、約1年が経ちました。 あっという間の1年。 ボボちゃん、お元気ですか。 おばあちゃんやおじいちゃんに たくさん可愛がってもらっていますか。 たぶんきっと、わたしの分までたっぷりたっぷりと可愛がってもらっていることでしょう。 そうそう、食べきれないほどのうどんや炒飯を出されたら、素直に食べられないって言っていいんだからね。わたしみたいに無理して食べようとしなくていいよ(笑) どうせきっと近所のおばちゃんやおじちゃんも 「ほら食べまい!」って言っ

      • 我が子へ

        この1ヶ月、様々なことがありました。 わたしは妊娠し、母となりました。 生理予定日の過ぎたあたりから胃のむかつきがあり、妊娠検査薬で陽性を確認できたのが5月半ば。 産婦人科の内診で、波打つ心臓を見た先生に「おめでとうございます」と言われたのが5月29日でした。 その後つわりの悪化で重症妊娠悪阻という病名がつき、入院することに。 食べては吐く、食べなくても吐く、水を飲んでも吐く、しまいには吐血をして薬も飲めない状態となり、エンドレス点滴。 6月1日からは新しい職場でお

        • 目には見えないラインパウダー。

          わたしは聞き役にまわることの多い人間です。 そんなわたしでも自分のことや本音を話したくなっちゃう人はいます。 皆さんも同じではないでしょうか。 こころを開いている状態にも段階がありますが、その中で一番わたしのこころの中心部に近いところにいるのは、片手で収まる程度の人数しかいません。 わたしはそのような人たちに対しても、重大な決断に関しては基本的にお話しはせず、事後報告をしています。 ここで言う重大な決断というのは、多くの方が人生の分岐点とするようなライフイベントのことです

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        記事

          別に、いいじゃない。

          いろいろ考えて、 やっぱね死ぬのが一番だと思うよ、僕は。 何のために生きているのかわからないもの。 生きていきたいとも思わないんだよなあ。 どうせみんな死ぬんだ。 少しでも早くこの辛さから解放されるなら、 ひと足先に死んだっていいじゃないか。

          別に、いいじゃない。

          白日夢

          想像してしまう夜がある すべてを君に支配されてしまわぬよう 引き止める声に拡声器をつけて 頭蓋骨へと流し込む 想像してしまう夜がある すべてを君に支配されてしまう瞬間に 解放される僕の声が 電気信号となり地を駆ける 想像してしまう夜がある すべてを君に譲り渡した人間の行く道は どこに続いているのだろうかと 朝刊の一面には 人間の行く道が載っていた 生まれ育った町にミサイルを落とした人間の声が 想像する朝がある ミサイルを落とさずとも 生きられる方法は

          夜行バスに、抜け殻のような僕たちを。

          新年を未だに迎えることができていないような、身体の一部をどこかに置いてきてしまったような、そんな感覚が消えません。 一体いつから坂を下っているのか皆目見当もつきませんが、なだらかな坂を自分の意思で進み、歩いていることだけは確かなようです。 自らの意思で入水しているように見えてしまうカマキリと同じように、わたしの頭の中にもハリガネムシが入り込んでしまっているのかもしれません。 先日、わたしは権威ある人に笑われました。 「あなたに学術的な能力があるようには見えない、能力が

          夜行バスに、抜け殻のような僕たちを。

          小学4年生

          放課後の教室で 小4のときの担任の先生はラグビーをこよなく愛する、24歳の若くて熱い先生だった。 朝読書の時間、先生はよくラジカセで音楽をかけてくれたが、それはどれも自分にとって馴染みのない、弾けた曲だった。 花びらのように散りゆくなかで〜 夢みたいに君に出会えたキセキ〜 愛し合って喧嘩して2人で〜♪ あっああーなんかいい感じ〜 青空うみ最高のロケーション〜 あっああーまじめなスパイ〜♪ 当時はさっぱりだったけれど、今ではカラオケに行くとたまに歌ったりもする。 ↑同

          小学4年生

          買ってきた冷凍の肉うどんを早く冷凍庫に入れたいんだから。

          家の近くにあるマックスバリュで冷凍の肉うどんを手に取った。 今日の晩御飯はこれにしよう、 普段よく食べている冷凍ちゃんぽんをスルーしてしまったのは、単純に気分じゃなかったからだ。 けれど、人間とは不思議な生き物である。 ちゃんぽんのことを考えながらこの文章を打つわたしは、どんどんちゃんぽんが食べたくなってきていた。 はあ、 ついため息が出てしまう。 帰宅して、わたしは買ってきた冷凍うどんをIHヒーターの上に置いた。 夜な夜な枕を叩きながら泣いたことを君は知らない

          買ってきた冷凍の肉うどんを早く冷凍庫に入れたいんだから。

          『夢』 その後...

          苦しいのに求めてしまう。 わたしにとって国語や現代文、文章、言葉は不倫そのものだった。 安定したーーと生物を見ていると安心する。 自由ではない世界で自分自身に挑んでいこうと思う。 これが自分で書いていてずっと何か分からずにいる。 わたしは自由ではない世界に行きたい。 当時、わたしの担任(現代文)の先生は、この作文を読んで、 『”そういう世界” に進むのもいいかも』と書いてくれた。 そういう世界は、自由ではない世界のことだろう。 では自由ではない世界とは何なの

          『夢』 その後...

          当事者性を捨てる

          某イベントのアフタートークがYouTube上にアップされていた。代表さんと楽しそうに話す自分を見て、思ったことが2つ。 『前より話すの上手くなったな』ってこと。 そして『相手の望む回答をしてしまうクセが抜けないな』ってこと。 あの場でわたしが話したことはすべて本心だし、嘘はひとつもないけれど、なんだか自分自身に対して気持ちの悪さを感じてしまった。 実はわたしは『虐待』とか『社会的養護』とか『当事者活動』とか『精神疾患』とか『セクシャルマイノリティ』とかそういったワード

          当事者性を捨てる

          イランカラプテ。

          イランカラプテ。 今日もJR北海道をご利用いただきありがとうございます。 札幌では割と馴染みのある言葉、イランカラプテ。 なんだか最近ゴールデンカムイの影響で、 『アイヌってほんとにいるの!?』と訊かれることが多くなった。 その時の眼があまりにもキラキラ輝いているもんだから、ついついわたしもドヤ顔になってしまう。 「うん、いるよ。わたしの友達がそうだもん」 北海道では小学校のときから授業でアイヌのことについてよく触れる。 教室の後ろにはアイヌの本が何冊も並ぶのは、

          イランカラプテ。

          7月18日。

          2年前の7月18日。 未来へと希望を膨らませていた24歳の女の子は、わずかな光も届かない真っ暗な闇の中へと、たったひとり堕ちてしまった。 緊急事態宣言が出され、知らない土地に閉じ込められた女の子は、机の上に数学の問題集とA4のコピー用紙を置いて、お気に入りの4色ボールペンを力強く握っていたんだ。 自分を見失わぬようにと、しがみつきながら。 それは、休憩に、スマホを手に取るまで続いたよ。 ーーーーー Twitterを開くとあなたの名前が出てきた。 へえ〜。 あなた

          小学校低学年

          小学校1〜2年生(6〜7歳) 小学生になると、初めて将来の夢ができました。 それは、“ごみ収集車の人” です。 かっこよくて仕方がありませんでした。 みんなが臭いと言って嫌がることを仕事にしていること、それだけでも凄いのに、毎日同じ時間に来て、2人ないしは3人で手分けしてゴミを車の中に入れていく...。 まるでバケツリレーのような連携プレー。 お互い話さずとも、理解し合って、信頼し合っているからこそ、これだけの連携ができるのだろうと思い、子どもながらに感動したのです。

          小学校低学年

          全国こども福祉センター #2

          家を出るときは晴れていたはずなのに、 名駅西口に着いた時にはパラパラと雨が降っていた。 《折り畳み傘、持ってこればよかったなあ...》 少し心がどんよりとする。 度重なる出来事が、わたしのこころに生み出した、怒りや呆れ、喜び、感謝の気持ち...。 溜まりに溜まったそれらに、容赦なく雨水が染み込んで、こころに更なる重みを加えてくる。 加えて物理的な重みも... 右手にはしろしふぁーむで収穫したお野菜たち。 とうもろこし、きゅうり、なす、大葉、いんげん、ブロッコリー、ピ

          全国こども福祉センター #2

          『えんじゅ アフターケアから、出会いへ』

          先日、1冊の本がわたしの家に届いた。 青色の表紙に金色の文字で 『えんじゅ アフターケアから、出会いへ』と書かれている。 その本を手に取りパラパラとめくると、 社会的養護から自由になる と、どこかで聞いたような響きが落ちていた。 目線を下にずらすと、全国こども福祉センター荒井和樹とあった。 * * * この本は「社会的養護のアフターケア」の分野で奮闘している全国の支援者さんの思いと対応策が盛り込まれたものだ。『困っている人を支援する人に届けたい』

          『えんじゅ アフターケアから、出会いへ』