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自分たちの災害ボランティア活動を保険が適用できるようにしたい方へ|しえんのおまもり

FUKKO DESIGN の木村です。

今年4月から、ボランティアのときの保険「しえんのおまもり」をはじめました。

この保険は、災害ボランティア活動中に負ったケガや、他人にケガをさせたり他人の物を壊してしまった場合の賠償責任を補償します。


詳しくは以下の記事をご覧ください。


ローンチ後、NPOなどの災害支援団体の方々や、災害支援をされている個人の方々から、自分がやっている災害ボランティア活動をこの保険の対象にするにはどうすればよいのか、と質問を受けました。

質問例)
災害ボランティアセンター(社会福祉協議会など)を通じた活動以外で、NPOなどの災害支援団体や、個人が募集するボランティア活動
、とサイトの対象のところに書いてあるけど、災害ボランティア活動のマッチングサービス「スケット」を通じた活動などが対象、と書いており、どのようにすれば良いのか?

多くは上記のような質問を受けました。

そこで、災害ボランティア活動を募集・運営している、災害支援団体の方々、災害支援をされている個人の方々に向けて、自分たちの活動を「しえんのおまもり」の活動対象にするための説明をさせていただきます。


改めて「しえんのおまもり」の対象について


まずは、この保険の「対象」について確認です。

「しえんのおまもり」の対象…
災害ボランティアセンター(社会福祉協議会など)を通じた活動以外で、NPOなどの災害支援団体や、個人が募集するボランティア活動。

※ただし、災害ボランティア活動のマッチングサービス「スケット」を通じた活動などが対象になります。

となっております。

注釈に、災害ボランティア活動のマッチングサービス「スケット」を通じた活動などが対象、となっているので、自分たちの活動は対象にならない、と思われる方が多かったかもしれません。


しかし、「スケット」のサイトをご覧ください。

誰でも簡単にボランティアを募集できて、そして、応募ができるというマッチングサービスです。

個人は、SNSにログインしてすぐに募集できる、NPOなど災害支援団体の方はSNSを使わなくても、必要な情報を入力すると、数日ですぐに募集ができます。

つまり、誰でも募集や参加できるマッチングサービス「スケット」が対象となるため、災害ボランティアセンター(社会福祉協議会など)を通じた活動以外で、災害支援団体や個人が募集している活動も、この「スケット」に募集さえしていれば、「しえんのおまもり」の対象となる、ということです。

※もちろん、内容によっては対象とならない活動もありますので、そちらについてはしえんのおまもりサイト、または保険の記事をご覧ください。



募集の方法|NPOなど災害支援団体向け

では、保険の対象とするために、「スケット」に活動の登録方法を説明します。

まずは、NPOなど災害支援団体向けです。

「スケット」のWebサイトを開くと、3つのタブがありますが、その中で「団体の声」をクリックします。

ページの一番下にある「+声を作る」というボタンをクリック。

すると、登録フォームが出てきます。

登録フォームの内容
・募集タイトル
 →タイトルは活動内容がわかりやすく書いてください。
・説明(100字以内)
 →具体的な活動内容を書いてください。
・団体名
・代表者
・電話番号
・メールアドレス
・団体サイトURL
 →Webサイトでなく、TwitterやFacebookなどでも大丈夫です。

これらをすべて入力します。

こちらで終わりです。

あとは事務局の方で確認して、問題がなければ、すぐに「団体の声」のページに募集が掲出されます。


募集の方法|個人向け

次に個人の方向けです。

「スケット」のWebサイトを開くと、3つのタブがありますが、その中で「現地の声」「支援の声」のどちらかを開きます。

「現地の声」と「支援の声」は以下のような違いがあるので、理解した上で、適切な方を開いてください。

「現地の声」「支援の声」の違い…

「現地の声」とは

被災者などの方々が、支援者を募集するものです。例えば、自分たちの家が浸水してボランティアを募集したいときに使います。
「支援の声」とは
支援者などの方々が、自分たちができる支援内容を書いて、助けを借りたい人とつなぐものです。例えば、「私は土砂かきができます」というようなことを書いて、支援が欲しい被災者を募集します。


どちらかのタブを開いたら、一番下にある「+声を作る」というボタンをクリック。

すると、「募集を作る」というページができています。

投稿内容
・題名
 →タイトルは活動内容がわかりやすく書いてください。
・内容
 →具体的な活動内容を書いてください。
・写真アップロード
 →現地の声の場合は被害がわかる写真など、支援の声の場合は自分が支援している時の写真などを貼ってください。
※すべての項目を入力しないと次に進めません。気をつけてください。

こちらをすべて入力すると、「内容確認」ページに飛びます。

問題がなければ、「声を作る」ボタンを押します。

こちらで、完了です。「現地の声」「支援の声」に募集が掲出されます。


募集の方法は以上です。NPOなどの災害支援団体の方々も、個人の方々もすぐに募集できます。


「スケット」の耳寄り情報

「スケット」に募集するのは「しえんのおまもり」の対象となることはもちろん、情報を広げやすくなります。投稿した内容は、TwitterやFacebookなどのSNSに簡単にシェアできます。

シェアした際に、自動で、画像のようになるため、情報が拡散しやすい仕組みになっています。

なので、是非こちらの投稿をボランティアの募集としてもご活用いただければと思います。


大事なポイント①:平時の募集

ここで大事なポイントです。

基本的には、災害が起きた後に、活動内容を「スケット」に登録し、募集してください。活動内容は具体的に書いてください。

ただし、みなさんが募集する災害ボランティア活動に参加する方々、つまり保険に入る方々が、事前に加入したいという要望もあるかと思います。

そのために、みなさん(災害支援団体、個人の方々)には事前に活動内容を募集いただければと思います。

内容については、災害発生前の場合、具体的な活動は書けないかと思います。その場合は、書ける範囲で結構です。

例えば、

「スケット」投稿例
・募集タイトル
2021年度 <団体名・活動名など> 災害ボランティア

・説明
2021年度に自然災害が発生した際、<団体名・活動名など>が行う災害ボランティアに参加する人を募集します。〜以下詳細〜

などで大丈夫です。

色々な活動にまたがる場合は、それらに対応できるような書き方にしてください。


大事なポイント②:投稿は災害ごとか毎年しよう

もう一つ大事なことがあります。

「しえんのおまもり」は年度区切りの保険となります。

しえんのおまもり期間…
補償期間は最大1年間になります。また、年度区切りになります。
2021年度の例)加入手続き完結後翌日0時 〜 2022年4月1日16時まで


そのため、募集は年度ごとに投稿する必要があります。

先ほどの大事なポイント①でも募集タイトルや説明について、年度を書きましたが、必ず毎年度ごとに、年度を表記して募集してください。

「しえんのおまもり」の対象であることをわかりやすくするために、こちらも是非よろしくお願いいたします。


問い合わせ

「しえんのおまもり」「スケット」について、わからないことがあったら、以下までご連絡ください。

「しえんのおまもり」について(補償内容など)

建栄サービス<取扱代理店>
TEL:03-3291-6240
東京海上日動火災保険株式会社<引受保険会社>
TEL:03-3515-4122(公務第一部公務第一課)


「スケット」について(保険の対象とする方法など)

しえんのおまもり事務局
s-omamori@fukko-design.jp(担当:木村充慶)


お気軽にご連絡ください。


こちらの保険を使って、多くの人が安心して災害ボランティアに参加できるようになればと思っております。


FUKKO DESIGN 木村充慶

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