マガジンのカバー画像

444文字チャレンジ

291
毎日444文字の文章をアウトプットするという試みです(米光一成さん提唱)。身近な話題からガジェット、読書まで自分事を書いてます。
運営しているクリエイター

2019年9月の記事一覧

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が面白かったので「吸血鬼」を観て…

 映画館でタランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観てきた…

深川岳志
4年前
5

ツービートも出てくる実名芸人小説「キャバレー」を読んだ

 グループホームに入っている母を週に一度見舞う。そのとき、かならず書店に寄る。母はもう認…

深川岳志
4年前
8

本日初日の「台風家族」、パンフレットがとてもいい

「台風家族」(市井昌秀監督)を観てきた。四兄弟と長男の嫁と娘が、失踪して10年になる両親の…

深川岳志
4年前
22

「名刺がわりの小説10選」に差し込んだ懐かしの一冊「エスパー島物語」

 他人の本棚を覗くのが好きだ。だから「名刺がわりの小説10選」というタグを見つけたときには…

深川岳志
4年前
6

筒井作品から一冊を選ぶのに悶絶「エロチック街道」

 「名刺がわりの小説10選」の続き。  いまでも好きな作家であり続けている筒井康隆の作品を…

深川岳志
4年前
5

マンガ体験の原点。「ひかり書房」と「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ」

 私は兵庫県伊丹市で生まれ育った。阪急伊丹駅の駅前の細い路地の奥に「ひかり書房」という貸…

深川岳志
4年前
4

認知症が怖いので、毎日「脳を鍛える漢字ドリル」をやっている

 ど忘れがひどく、日記を書くのにも苦労する日々である。  同じ症状を抱える妻がメルカリで「脳を鍛える漢字ドリル3」という本を2冊落札した。  見開きで夏目漱石や宮沢賢治などの名作が引用され、10個の空欄がある。まずこれを埋め、次にできるだけ早く音読する。その次のページは漢字の書き取り問題20問。これを毎日やる。小四から中学で習う漢字を扱っていて、書けないのは屈辱であるが、無理やりひねり出したときには爽快感もある。  一週間に一度は前頭葉機能検査を行う。120までの数字をできる

小学校でショートショートを朗読した日々。

 私は滑舌が悪い。これはもともとだが、うつ病になってさらに悪化した。最近ではなにを言うに…

深川岳志
4年前
6

「うつ病九段」は「アル中病棟」のように面白い。

 「うつ病九段」はプロ棋士の先崎学が書いた、うつ病からの回復記だ。  「いったいに、本書…

深川岳志
4年前
8

マーダーミステリー「純白の悪意」をプレイしてきた。

 友人に誘われて、池袋にあるマンションの一室に足を運んだ。  部屋を4時間くらい借り切って…

深川岳志
4年前
5

いま評判のナイツ塙宜之「言い訳」を読んでみた。

 正確には「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」である。  M-1グランプリの分析本で…

深川岳志
4年前
8

「古今亭菊志んThe東京マンスリー」次は来年4月から。

 寄席もいいけど、ひとりの落語家の話を堪能できる落語会もいい。  今日行ってきたのはお江…

深川岳志
4年前
6

山下洋輔のソロコンサート、聴きに行ってきた。

 敬老の日で祝日。落語に続き、本日はJAZZを聴いてきた。  かちどき橋にある第一生命ホール…

深川岳志
4年前
8

落語と私。桂枝雀をライブで観なかった自分が恨めしい。

 若い頃のある日。私は昼間からごろごろしながらテレビで昔の映画を眺めていた。  「色ごと師春団治」という1965年公開の映画である。マキノ雅弘監督作品で、主演の桂春団治役を藤山寛美がつとめていた。私はいつの間にか引き込まれ、最後にはわんわん泣いていた。なにがそんなに私の感情を揺さぶったのかいまでは定かではないが、臨終のあと力車に乗って去って行く最後の場面はよく覚えている。  落語家という存在を強烈に印象づけた映画であった。  若いとき、私は関西に住んでいて、爆笑王「桂枝雀」の