認知症が怖いので、毎日「脳を鍛える漢字ドリル」をやっている

 ど忘れがひどく、日記を書くのにも苦労する日々である。
 同じ症状を抱える妻がメルカリで「脳を鍛える漢字ドリル3」という本を2冊落札した。
 見開きで夏目漱石や宮沢賢治などの名作が引用され、10個の空欄がある。まずこれを埋め、次にできるだけ早く音読する。その次のページは漢字の書き取り問題20問。これを毎日やる。小四から中学で習う漢字を扱っていて、書けないのは屈辱であるが、無理やりひねり出したときには爽快感もある。
 一週間に一度は前頭葉機能検査を行う。120までの数字をできるだけ早く音読するカウンティング。30個の3文字のひらがなを2分間でできるだけ覚える単語記憶テスト(これがキツい!)。文字の色(4色)を順に答えていくストループテスト。
 基本的には脳に負荷をかける作業を毎日続けて、前頭葉機能を強化していく。考え事をしている時やテレビを観ている時には、脳はあまり働いていないと書いてあって、ちょっとショックだった。読書もおそらくダメだろう。単純なことを高速にやるというのがいいらしい。

新作旧作まとめて、毎日1編ずつ「朗読用ショートショート」マガジンに追加しています。朗読に使いたい方、どうぞよろしくお願いします。