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なぜか超大炎上の妻、追い込まれながらもあの歌で救われる私【3カ月目から5カ月目まで】(前編)

前回は
家事育児に完璧を求め、行き詰まっていた私。
妻の救いの手で、感じていたプレッシャーが軽減されていった。
というお話でした。

さて、今日は
(1)出産から10日目まで
(2)11日目から1カ月目まで
(3)1カ月目から3カ月目まで(前編)(後編
(4)3カ月目から5カ月目まで【<--今日はここ!】
(5)5カ月目から6カ月目まで
(6)6カ月目から7カ月目まで
(7)7カ月目から8カ月目まで

完全母乳になった!

3カ月を過ぎてきたころ、再び、私たちの生活に変化が起きます。
それまで、ミルクを併用していた次男の授乳が、完全母乳になりました。
そして、次男の授乳間隔が4時間を超えるようになってきました。
長い時には5時間近く空くようになりました。

これらの変化により、毎日、同じような時刻に授乳するようになってきました。
 ▽9時~10時
 ▽13時半~14時半
 ▽18時~19時
 ▽寝かしつけでチュパチュパ
 ▽23時半~0時半
 ▽2時半~3時半
 ▽5時半~6時半です。
深夜の授乳間隔は短いままです。

夜の次男の様子も安定してきて、これまで、朝、私が担当していた次男の寝かしつけも、授乳後の妻がそのまま行うようになりました。
そして、次男は、朝9時近くまで一人で寝られるようになりました。
妻もほぼ快復し、朝の家事をかなり担当するようになってきました。

妻がさらに朝の家事を担うようになってきた

産後1カ月頃から、妻と長男との時間を確保するために、保育園の送迎を妻も担当するようになっていました。
そして、3カ月頃から、朝、洗濯物を干すのも妻が担うようになってきました。

私たち夫婦のどちらが何をやるのかをはっきりと決めずに進めていましたが、朝の家事育児の分担は次のようになっていました。
○ 04:30
 私:起床後に寝ている長男を見ながら自分の時間
 妻:次男と一緒に睡眠
○ 06:30
 私:朝ごはんづくりと1回目の洗濯機回し
 妻:次男の授乳後に寝かしつけ
○ 07:10
 私:朝ごはん
 妻:起床後に朝ごはん
○ 07:40
 私:歯みがきしながら長男に食べさせる
 妻:歯みがきしながら1回目の洗濯干し2回目回し
○ 8:00
 私:朝ごはんの片付けと自分の身支度
 妻:自分の身支度、長男の仕上げ磨きと身支度
○ 8:30
 私:2回目の洗濯干しと3回目の回し
 妻:長男を保育園に送る
○ 9:00
 私:次男を起こして体拭きや着替え
 妻:保育園から戻ってきて授乳
○ 9:30
 私:3回目の洗濯干し
 妻:次男の寝返りトレーニングや本の読み聞かせ

私が長男を保育園に送る日には、8時以降の分担が少し変わります。
◇ 8:00
 私:朝ごはんの片付けと自分の身支度
 妻:自分の身支度
◇ 8:20
 私:長男の仕上げ磨きと身支度
 妻:2回目の洗濯干し
◇ 8:45
 私:3回目の洗濯機を回して長男を保育園に送る
 妻:次男を起こして体拭きや着替え
◇ 9:10
 私:買い物や3回目の洗濯干し
 妻:次男の授乳や寝返りトレーニングや本の読み聞かせ

産後3カ月頃までの分担と比べると、次男が朝9時近くまで寝るようになったことで、次男の身支度をする時間も遅くなりました。
次男の身支度が後ろにずれたことで、妻が洗濯物を1回目も2回目も干すようになったり、長男の身支度を整えたりするようになりました。

妻の超大炎上

次男が朝9時近くまで寝られるようになってから数週間経ったある日、妻の大炎上が起こりました。
この大炎上はこれまでの中で最も激しい、超大炎上でした。

子どもたちを寝かしつけた20時から、次男の夜中の授乳が始まった0時過ぎまで夫婦で話をしました。
妻の話を要約すると、次のようになります。
「妻が長男の身支度や仕上げ磨きなどに手を焼いていて、長男の行動に腹を立てることが多い。腹が立つ要因は夫である私にある。」

私からすると、腑に落ちません。
妻の話を聞くだけでは、論理が破綻しているように思えるからです。
この時の妻を、論理が破綻するほど混乱しているのだと捉え、この数週間でかなりストレスの溜まっていた妻の主張を聞けるだけ聞きました。

この時の、妻の主張を列挙します。
■「長男の朝の身支度がうまく進まずイライラする。」
■「洗濯物は小さいものから洗いたい。小さいものなら、手の空いた時に少しずつ干せる。」
■「優先順位の高いものから、洗濯をする。衣類は優先順位が高い。寝具は低い。」
■「洗濯は1日2回までで済ませたい。3回以上すると、9時過ぎても洗濯に時間がとられ、家事の効率が悪くなる。」
■「長男が3カ月ぐらいの時は、9時を過ぎたら外で散歩したり、絵本を読んだりする時間があった。洗濯のせいで時間がとれない。」
■「長男が朝ごはんを食べるのに時間がかかる。長男が時間をかけずに食べられるような工夫が足りない。私が作っていた時には、いつも目玉焼きではなく、たまにオムレツにして野菜をその中に入れていた。」
■「長男の朝ごはんの量が多いから、朝ごはんを食べさせないといけない。盛りつける時には、長男が自分で食べ切れるぐらいの量にしておいて、まだ食べるようならば、後からあげればいい。」

妻の主張を書き出してみると、こんなにコンパクトになりますが、話し始めてから1時間以上妻の主張か続き、私は聞いているだけという状況でした。
こんな時は、聞くだけに徹すればよいのかもしれません。
でも、終わりが見えません。突然、妻が話をやめて寝ようと言ってくれればいいのですが、そのような気配は感じられません。

そこで、私から妻に一言。
「ママが朝ごはんを作れば、長男が食べやすくなるんじゃない?」
この一言に対し、妻の主張が再び繰り返されます。
「朝ごはんを私が作るということは、パパが洗濯をすることになる。そうなると、大きいものから洗うことになる。次に小さいもの。パパが朝ごはんの片づけをやっている間に、私が小さいものを干すことなる。それは嫌。子どものことをしている時には、大きな物ならば時間をかけずに干し終わることができるけど、小さいものだと全部干すのに時間がかかる。」

朝ごはんは私が作るしかないと言えば、長男を食べさせることに多くの時間が割かれるとの話に逆戻り。
私が解決の方法を見出そうとすると、妻の主張は堂々巡りを続けました。

産後3カ月を過ぎ、4時間かけて自分の主張を訴え続ける妻の様子を見ながら、私はこの時の妻を次のように捉えてみました。
妻は自分では何がストレスの原因になっているかを理解できていないのだろう。
朝は、次男ことに専念したい時間なのに、スムーズに進まない長男の身支度もしないといけないと思い、ストレスが溜まっていくのだろうと。

そして、次の授乳の時間になりました。


当時、私は、なぜ妻がこれほどまでに超大炎上するのかを理解できていませんでした。
この記事の原稿を見せたところ、妻は、当時を振り返りながら、教えてくれました。
朝のバタバタの時間に、ワンオペ状態になることで、イライラしていたと。
私が、歯磨き、トイレ、着替えなど、自分のことをしている時間。
この時に、上手く進まない長男の身支度を、一人でやっていると、イライラしてしまい、長男にあたってしまうことがあったと。

なるほど、今になって、ようやく理解できたよ。
当時は、理解してあげられなくて、ごめんね。


(後編に続く)

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