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完璧を求め行き詰まる私に、救い手を差し伸べた妻【1カ月目から3カ月目まで】(前編)

前回のお話。
帝王切開の妻と次男が退院。
家事育児を上手く回せない私の夕ごはん作りを、妻は泣きながら手伝うことに。
そして、妻は大炎上。
大炎上を機に、私たち夫婦は家事育児の流れを見直し始めました。
今日は、この続きからです。

(1)出産から10日目まで
(2)11日目から1カ月目まで
(3)1カ月目から3カ月目まで【<--今日はここ!の前編】
(4)3カ月目から5カ月目まで
(5)5カ月目から6カ月目まで
(6)6カ月目から7カ月目まで
(7)7カ月目から8カ月目まで

産後1カ月から3カ月目頃までの生活

産後1カ月を過ぎるころ、次男の授乳間隔は、まだ3時間が続いていました。
2カ月半を過ぎると、たまに4時間近い間隔になることもありました。
妻の母乳は、順調に作られていました。
ミルクは1日1回、私が担当。
母乳での授乳は、すべて妻が担当。

1日がとてつもなく短いです。
感覚的にも、物理的にもです。
本当に活動している時間が短いです。

産後1カ月から3カ月頃までの私の大まかな1日の動きは、次の通りです。産後1カ月過ぎから2カ月のあたりにかけて、徐々にこのような動きになってしていきました。

朝、4時頃起床。
妻の授乳後、次男を寝かしつける。
妻が次男を寝かしつける場合には、私は長男に添い寝、または自分の時間。
朝食準備前に洗濯機を回す。

6時半前には起きる長男の支度をしながら、朝食の準備。
7時過ぎには食べ始める。
長男が食べ終わるまでに、妻が1回目の洗濯を干す。
長男にごはんを食べさせながら、自分の歯みがきをする。
朝食の片づけ。

8時から、自分の身支度しながら、長男の歯みがきや身支度をする。
その間に、妻が、次男の顔拭き、体拭き、ローションやクリーム塗り、オムツ替え、着替えをする。
私が、次男を抱っこして庭をお散歩しながら、長男を見送る。

その後、2回目の洗濯を干す。
私が長男を保育園に送る時には、妻が次男のお散歩と洗濯物干しをしておいてくれる。

この時点でまだ9時前。
3回目の洗濯が終わるまでに、やり残してあることを済ます。
3回目の洗濯を干した後、妻、次男、私で買い物に行く。
または、普段はできない大掛かりな家事をしたり、夕食の料理の冷凍ストックを作ったりする。

昼食は夫婦それぞれで済ませる。
13時半頃から夕食の準備をし、洗濯物の取り込みと片付けを始める。
14時半、次男と一緒に入浴。
長男の習い事のある日には、妻が次男と入浴することも。

15時半、妻が長男のお迎えに行っている間に、次男にミルクを飲ませる。
残っている洗濯物を取り込み、畳んで片付ける。

16時ごろに長男が帰宅。16時半には長男と妻が入浴+お風呂掃除。
入浴が始まったら、夕食の準備再開し、食卓に料理を並べておく。
長男がお風呂から出てきたら、長男のボディケアと着替え。
長男と私が入浴する場合には、妻と役割交替。

17時半前には夕食を食べ始める。
長男に食べさせながら、自分の歯みがき。
長男の夕食が終わるのは18時半前。
その後、私が夕食の片付けをしている間に、妻が長男の歯みがき、ピアノの練習、長男のお遊び時間。

19時頃、長男がパジャマに着替える。
19時半頃、私は、お布団で長男に絵本の読み聞かせ。
妻は、次男の寝かしつけ。
長男は20時には就寝。

これで1日が終わります。

この時期に生活の仕方で変化したこと

産後1カ月から3カ月の間に、生活の仕方で大きく変わったことが3つあります。

1つ目 次男の寝る部屋を変えた
前回の記事で書いた妻の大炎上。
その後、夫婦で話し合って決めたのが、寝る部屋についてです。
もともと、次男と妻のペアで、長男と私のペアに分かれて、別々の部屋で寝ていました。
次男と妻は、リビング横の和室で寝ていました。
それをリビングから少し離れた客間で寝ることにしました。
これにより、次男が朝の生活音で目覚めてしまうことがなくなり、次男を一人で寝かしておくことができるようになりました。

2つ目 長男の保育園でのお昼寝がなくなった
そのため、長男は19時半から20時までの間に寝付くようになり、長男の寝かしつけに時間がかからなくなりました。

3つ目 次男の沐浴が終わり、私や妻と入浴するようになった
次男と入浴しなかった方が、長男のお迎えに行くという単純な分担になり、その後の長男との入浴、夕食の準備の役割分担へとつながっていくようになりました。

いろいろな家事に関われるようになってきた妻

これらの生活の仕方の大きな変化もあり、体調が戻りつつあった妻が家事に関われるようになってきました。
妻は、生活音から離れた客間で寝ている次男の様子を確認しながら、朝の家事育児をこなすようになりました。
朝の家事育児では、私が朝ごはんを作り、長男に朝ごはんを食べさせ、妻が洗濯物を干すといったように、夫婦で分担できるようになりました。
また、私が長男の朝の身支度をしている時に、妻が次男を起こし、次男の身支度をするというパターンもできてきました。
朝、妻が家事に関われるようになったことで、私の家事育児の負担がかなり減りました。

妻は、朝に週3回、夕方には毎日、長男を保育園に送迎するようになりました。
産後1カ月頃までは、毎日、私が長男を保育園に送っていました。
それまで、妻がほとんど長男と接することができずにいました。
保育園への送迎を妻が行うことで、長男と妻の二人だけの時間を確保したいとの妻の気持ちからです。

完璧を求め始めた私

妻が家事育児に関わり始めた産後1カ月過ぎたあたりでは、長男を保育園に送ってから次男をお風呂に入れるまでの時間をうまく使えていませんでした。

まず、長男が保育園に行った後の時間を上手く使おうと、午前中から夕ごはんの準備に取り掛かるようにしました。
いろいろな料理を作りました。
苦手だった煮物や煮魚も作りました。
卯の花、ひじきの煮物、冬瓜汁などの和食を中心に、新たな料理に挑戦しました。
以前から何度も作ったことのある、ハンバーグや唐揚げなどの長男の大好きな料理も、午前中からその準備に取り掛かりました。

料理は時間をかけ、すべて手作りで。
私は、料理に完璧を求め始めていました。

そして、長男を保育園に送って9時半に家に戻り、14時半に次男をお風呂に入れるまでの5時間に、やれることをとことんやろうと。

この5時間の過ごし方が、子どもたちの生活の仕方を左右する。
子どもたちが、19時半には絶対に寝られるように。
子どもたちが、栄養バランスの良い食事を毎日摂れるように。
子どもたちが、毎日、規則正しい生活を送れるように。
私が完璧にやらなければならない。
まだ、快復しきっていない妻に大きな負担をかけることは避けたい。
私は、こんな思いをどんどん募らせていっていました。

育休1カ月が過ぎたあたりから、私は家事育児に完璧を求め始め、勝手にプレッシャーを感じるようになっていました。


(後編に続く)

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