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家事育児を手伝う気持ちしかなかったことに気づいた私【出産から10日目まで】


8カ月の育休を取得した私は、0.2%のかなりレアな部類です。
そんな私が育休生活を独自に区分けしてみました。
 (1)出産から10日目まで【<---今日はここ!】
 (2)11日目から1カ月目まで
 (3)1カ月目から3カ月目まで
 (4)3カ月目から5カ月目まで
 (5)5カ月目から6カ月目まで
 (6)6カ月目から7カ月目まで
 (7)7カ月目から8カ月目まで

それぞれの期間で起きたことや感じたことを書き連ねていく「私の育休生活を赤裸々に」シリーズ、本日スタートです。

育休前の私の生活を手短に

○長男誕生
  育休を取得したいという気持ちなし
  育休に関する知識あり
※今振り返れば、特別な理由のある男性が育休を取得するものだと決めつけていたと思います。

○妻の産後休業、育休中
  私の生活はとてもゆったり
  家事育児のほぼすべてを妻が
  長男誕生前から家事の多くを妻が
※私からすると、仕事している時間が長い私より、短い妻が家事を担う方が、家庭が上手く回ると思っていました。
※今思えば、私が家事をしないから、妻は上手に仕事に区切りをつけて、家庭を回すように努力していたのだと思います。

○妻の育休終了 妻がフルタイム復帰
  保育園に入れるよう妻がフルタイム復帰
  激戦の選考を経て、希望の保育園に入園
  家族の生活が激変 適応に四苦八苦
  家事育児を分担するも、多くを妻が
※私からすると、職場が遠く通勤時間が長い私より、職場が近くて通勤に時間のかからない妻が家事育児を担う方が、家庭が上手く回ると思っていました。
※今思えば、私はフルタイムで働いていた妻のしている家事育児を手伝う気持ちでいたのだと思います。

○妻が育短での勤務に
  妻1日4時間ほどの育短勤務
  私の家事育児が減少
  長男の習い事増加するも妻が担当
※私は、妻のしている家事育児を手伝う気持ちのままだったと思います。

○次男誕生
  妻が育短勤務になった年度に次男を出産
  私が育休に入る

長男との二人っきりの生活

妻の入院する日が、私の育休の始まりでした。
妻の入院から退院までの10日間は長男と二人っきりの生活でした。
これまで、妻の流産による入院などで、長くて2日間ほど長男と二人だけの生活をしたことがありました。
でも、こんなに長い二人だけの生活は初めてです。
この時の私は認識できていませんでしたが、当時の私は、妻の家事育児を手伝うだけの気持ちしか持っていませんでした。
そんな気持ちだった私の生活は、激変しました。

私の育休初日。
朝ごはんを作り、洗濯をして、長男を保育園に。
妻を病院へ送りました。
次男の出産では、自然分娩の予定(実際には緊急帝王切開)だった長男の出産の時とは違い、出産っぽくない普通の入院でした。
新型コロナウイルス感染症の予防のため、運んできた荷物を看護師さんに渡し、外界と遮断する頑丈な扉の前で、妻と呆気なく別れました。
そして、買い物、夕ごはん作り。
困ったらカレーを初日から使ってしまいました。
その後、お迎え、お風呂、夕ごはん、ピアノして、遊んで、寝かしつけ。

翌日からも同じような生活。
土日には、長男の昼ごはんを作り、近くの公園に遊びも行きます。
こんな時に感じる、保育園のありがたみ。

2日に1回の頻度で妻の入院する病院に行きました。
妻の使用した衣類を受け取って、洗濯するためです。
当時は、新型コロナウイルス感染症の大流行で、長男を連れていくことはできず、保育園に預けている時間に行きました。
帝王切開の日、手術センターの廊下に入れてもらえました。
次男誕生後には、処置室にも入れてもらい、写真を撮ることもできました。

一人で家事育児をすることに不安な私

妻の入院前から、私はかなりの不安を感じていました。
長男にとっても、10日もの期間、両親のうちのどちらかがいない生活は初めてです。
長男にとっても不安な期間だったと思います。
この10日間の生活は、家事育児の全てを私だけで回さないといけない生活でした。
特に、今まで妻がほとんどやっていた夕ごはん作りを自分だけでやることに、大きな不安を抱いていました。
その不安を察してか、妻は、事前に数種類のおかずを調理し、冷凍保存してくれていました。
妻のおかげで副菜となるおかずを一品作らなくても済みました。
本当にありがたかったです。

妻がフルタイム勤務でも回していた掃除。
これまで土日に私も多少やったことがありましたが、育休なのに、私には上手く回せませんでした。

そして、夕ごはんが終わってからの時間が最もタイトでストレスフルでした。
妻がいて二人で家事育児をすることができれば、どちらかが家事、どちらかが育児で回すことができます。
私一人のワンオペでは、生活がはちゃめちゃでした。
夕ごはんの片づけをしている途中で、長男はどんどん話しかけてきます。
「パパ、これ見て~」「絵本読んで~、パパ~」「お馬さんになって~」などです。
長男はかわいいんです。
でも、長男と一緒に遊び始めると、回さないといけない家事は残ってしまうのです。
家事が一段落し、仕上げ歯磨きしようとすると、その時は一人遊びに夢中で、全く言うことを聞いてくれません。
とても苦しい時間帯でした。

ワンオペを経験したことで、自分には家事育児を上手く回せないことを思い知らされました。
今までの自分には、妻の家事育児を手伝うという気持ちしかなかったから、普段の生活の中で家事育児を回すためには、どうしたらよいかを考えることができていなかったのです。

もし育休が10日だったなら・・・

もし、今回の育休が10日間だったならば、妻と次男が退院した日で育休を終えることになります。
次男の誕生に伴う育休を取得したのに、次男の育児に関わることなく、育休が終了することになってしまいます。
つまり、10日間では、妻と家事や育児を分担するような育休にはならないということになります。
このタイミングで育休が終了したならば、まだ快復しきっていない妻にほとんどの家事育児を任せることになります。
これは妻にとってかなりの負担です。
出産後10日というと、快復が始まってはいますが、まだまだ出血や痛みが続いており、治っている状態ではありません。
そのような体調に加え、この後、数カ月間は授乳による睡眠不足が続きます。

私の育休が10日で終了したときのことを想像してみます。
長男が起きたときには、すでに出勤している私。
妻は、起きた長男の朝食の準備をしながら、着替えさせ、保育園の準備をすることになります。
朝から猛暑の中、生まれたばかりの次男をチャイルドシートに寝かせ、長男を保育園に預けに行く。
長男が保育園に行っている間、次男に2~3時間おきに授乳をし、家事をこなす。
できれば昼寝もしたいだろうに。
夕方、再び次男をチャイルドシートに寝かせ、保育園に長男を迎えに行く。
帰ってきた長男の相手をしながら、長男の夕食の準備をし、長男を風呂に入れ、夕食を食べさせ、寝かせる準備をする。
もちろん、次男に授乳をしながらです。
そして、夜になって私が帰宅する。
私が妻だったなら、朝、保育園に向かうために、次男をチャイルドシートに寝かせて、長男を車に乗せる時点でギブアップします。

この10日間、長男が「ママに会いたい〜」と何度も口にすることはありました。
でも、泣いて喚いて、収拾がつかないというようなことはありませんでした。
長男は本当によく耐えたと思います。
親としては、耐えたことで、長男が成長できたこともあったのだろうと捉えています。
退院してきた妻は、長男と私の距離が縮まったと感じたそうです。
妻は、長男の成長ぶりを具体的に長男に伝えていました。

ホントにお兄さんだね!


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