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富士通はIAUD国際デザイン賞2023を受賞しました

このたび富士通はIAUD国際デザイン賞2023において、4つの金賞と1つの銅賞を受賞いたしました。
受賞作品は次の5つです。


「IAUD国際デザイン賞」は、一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)による、国際的なアワードです。ユニバーサルデザイン社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人に対して授与されます。

富士通はグローバル共通のサステナビリティ重要課題を「GRB(グローバルレスポンシブルビジネス)」として定めています。GRBの目標のひとつ「人権・多様性」では、「すべての社員、お客様、および社会のステークホルダーが、 当社のソリューション、製品、サービス、システムを使用し、当社のコミュニケーションを理解できるようにする」と明記しており、弊社のGRBと照らし合わせても、今回の受賞は誇らしく、嬉しいことだと感じています。

金賞(部門:プロダクトデザイン)  
FACT-X現金自動取引装置

富士通は1977年から現金取引装置(ATM)を開発しています。業界でもいち早くユニバーサルデザインの考え方を取り入れるなど、より多くのお客様がATMを通して金融サービスを活用できる社会づくりに貢献してきました。2022年の最新モデルでは、シニアの方、障害のある方、外国人など様々な方が分け隔てなくアクセスできるように、よりシンプルで使いやすいデザインになりました。加えて、利用者が画面から視線を外すことなく背後の状況を確認できる「バックモニター機能」や、将来的な機能拡張を見越した設計など、時流に合わせた進化を遂げています。また、銀行員のみなさまにも快適にお使いいただけるよう、バックヤードや遠隔管理の画面も使いやすさに配慮しました。

※本件は富士通フロンテック株式会社との連名受賞となります

 

金賞(部門:医療・福祉)  
ヘルスケア領域のデータポータビリティ「ポータブルカルテ」

現在、日本では医療機関ごとに電子カルテデータの規格が異なり、患者の診断データは病院や診療所が個別に管理しています。富士通はこの電子カルテシステム上の情報を標準化し、セキュアな環境で利活用できる、ヘルスケア領域のデータポータビリティを実現させるサービスを立ち上げました。
診断データが各病院で共有されることによる効率化に加え、患者が自分の診療データを閲覧したり、スマートフォンやスマートウオッチで取得した日々の健康データを医療機関に送るなど、患者自身の健康管理や医療サービスの向上、医療の高度化など様々な効果が期待できます。


金賞(部門:共創デザイン)  
デジテク・カード~ユーザー視点と技術視点をつなぐアイデア発想ツール~

デジテク・カードはワークショップなどで使用する、アイデア発想を助けるツールです。従来のアイデア発想ツールは「実現性に乏しいアイデアやコンセプトに偏りがち」だったり、逆に「技術情報になじめず、発想が制限される」という傾向がありました。
「デジテク・カード」とそのメソッドは技術の特徴を捉え、実現性の高いアイデアを生み出すことができます。困りごとのある当事者がアイデアを考える際、テクノロジーの知識がなくともカードの助けを借りて実現性の高いアイデアが出せることが実証されています。担当したデザイナー自身が開発当時に抱えていた「先端技術への苦手意識」を生かし、ユーザー視点で作り上げました。 テクノロジーをみんなのものにするツールです。


金賞(部門:多様性包摂文化)  
発達障がい児童のためのセンサリールーム観戦の取組み

誰もがスポーツを楽しめる社会を実現する第一歩として、アメリカンフットボール、女子バスケットボールの競技会場にセンサリールーム(音や光を少なくした部屋)を設置し、感覚過敏のあるこどもとその家族をスポーツ観戦に招待する企画を実施しました。競技場という非日常の場での新しい経験がこどもたちの自信や成長につながったなど、ご家族からの感謝のコメントが届いています。
また、富士通がこの企画を継続実施する中で、リーグ主催で同様の企画が実施されたり、他の競技や会場にも取り組みが拡大するなど、一企業の枠を超えた嬉しい展開を迎えています。



銅賞(部門:地域計画)  
あなたの声がまちをつくる「マチカドプロジェクト」

本プロジェクトは、「市民のまちへの関心を高め」「より広い市民の声を引き出す」ことで市民参加型のまちづくりを目指した、市民・行政(川崎市中原区)・企業(富士通)が連携した取り組みです。
この地域は都市再開発に伴い人口が急増したという背景があり、市民の「まちのことを知りたい」「まちとの接点が欲しい」というニーズと、行政の「市民の声を広く知りたい」「まちに関心を持ってほしい」というニーズがありました。
そこで駅前にタッチパネル型サイネージを設置し、行政の情報発信と市民の意見収集を同時に実施しました。より広い市民が日常生活の中で気軽にまちと接点を持ち、持続的にまちを良くしていくきっかけとなる新たな仕組みを目指しています。

 ※本件は川崎市中原区との連名受賞となります

富士通の公式サイトでは、他にもさまざまな受賞作品についてご紹介しています。


関連リンク

#IAUD国際デザイン賞


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