町内会のこと、同窓会のこと
両者に共通する課題がある。
それは「世代間交流の必要性」だ。
町内会で思ったこと。
町内会では子供が生まれるとお祝い金というのがあるそうだ。
これを知ったのは2人目の子供が生まれた時。「あれ?長男は?」と思ったがもちろんそんなことは聞けない。なんでも、地区ごとに担当者(主に顔の広い人)がいて、その方が情報を統括しているそうだ。だから、その方が把握していなければ名簿から漏れることになる(つまり息子*長男は町内会の名簿から漏れていた可能性が高い)。大変アナログだし、うちはたまたま妻の実家が逗子で、妻の幼少期をその方が知っていたこともあり、現在は比較的コミュニケーションが取れているが集合住宅などはどうしているのだろうか?
また、乳幼児などは同様に名簿で把握して、災害時などに優先的に避難などを行うそうなのだが、前述のような情報の取り方で果たしてどこまで機能するのだろうか。
情報の伝達方法について
回覧板と掲示板(うちの近所の場合だと掲示板には町内、逗子市、商栄会の3種)あり、回覧板は昨年はコロナの影響でほとんど回ってこなかった。また町内会活動もほとんど休止されていた。今年度に入り、回覧板は少しづつ再開されている。
今回の回覧板では町内会の総会があり、収支についてなどの町内会報が入っていたのだ。
ただ、町内会の問い合わせ先が書いていない。掲示板にも同じものが張り出されているが、これに興味を持って町内会に入りたいと思っても連絡する術がないのだ。これはもったいないと思う。
災害の時、子供が小さいから、転居してきたなど町内会に入っておきたいと思った時の窓口は広い方が良いと思う。また、町内会が率先して閉鎖的にしているとは思えないが入り口のわかりにくさから結果としてオープンでない状況を作り出しているように思える。
同窓会のこと
この春から、母校同窓会の常任委員になった。卒業生はもちろん在校生に卒業後も母校を応援してもらうために色々と活動をするのが同窓会の役目だ。
そのためには同窓会が活発であること、同窓会の一員であることが在校生の応援になるだとか、参加しようと思ってもらえるような動機付けが大切だと思っている。
現在、様々な方法で在校生や学校とキャッチボールをしながら、同窓会の出来ることを模索しているのだけど、例えば、40代の僕と50〜60代の諸先輩、現在の学生とではコミニュケーションの方法がそもそも違う。そして使用する主要なSNSももちろん違うのだ。だから、情報発信1つするにしても使うツールを考えなければならないし、連絡手段だけでなく価値観も大きく異なる世代に響くようにするのは大変難しい。
その為には、幅広い世代の参画が重要だ。アナログの限界をカバーしつつ、どうすれば良い形で在校生や卒業したての世代ともキャッチボールできるのか?考える必要があると思っている。
前提が違う
世代ごとに価値観も違えば、連絡ツールも違う。
連絡ならば、電話が当たり前の世代、FAXの世代、メールの世代、もっと新しい連絡ツールの世代。
就職ならば、景気の良し悪し、学歴に拘らず自分のやりたいことを大切にする、終身雇用を希望する人もいれば転職に抵抗がない人など様々だ。学生時代もバイトや部活、勉強に明け暮れた人、遊びまくった人、就職に熱心な人。大学生活を幅広い意味でどの程度楽しんだか次第で、卒業後の母校への印象もそれぞれだし、どの程度母校にコミットしようと思うかも変わるはずだ(そもそも卒業した後まで母校にこだわるの?というスタンスも当然あり、そういった考えの人が増えると同窓会活動は大変苦しいものとなる。だから在校時期から多分愛校心を育てるのは同窓会視点としては重要なポイントではないかと個人的に感じている)。
町内会ならば、その町で生まれ育った人、転勤が多い人、長く住み続けるつもりの人でも地域(や地域活動)に対してどの程度足を突っ込むかは違うし、情報の取り方も関わり方も色々な距離感があるはずだ。
ものすごく大雑把な話をすれば、卒業生が必ずしも母校に愛校心を持っているわけではないし、大好きな人もいれば、まぁ長年過ごしたしというスタンスの人もいる。温度差はあれ、巻き込めればしめたものくらいがこれからのあり方なのかもしれない。町内会でもとりあえず、名簿に名前を連ねて貰えば何かの時には声をかけられるし、近所で挨拶するようになり、次第に関わりが増えるかもしれない。
時間はもうそんなにない。
世代間交流を急ぐ必要があるとぼくは考える。例えば、団塊の世代がリタイヤした時に立ち上げた活動の中心は80代を超える。トレイルワークをしていたグループも複数あるが、作業が年々しんどくなり活動は尻すぼみ状態だ。
多分、これと同じことが多くの活動で起きているはずだ、もしくは今後遠くない未来に起きるはずだ。活動が途切れる前にバトンはきちんと繋ぐ必要がある。必ずしも同じ形である必要はない。けれども途切れてしまい0からやり直すのと、なんらかの形でバトンを受け取れるのとでは全く意味が違う。だから、急ぐ必要がある。
加えて、次世代育成と引き継ぎも同じくらい重要だ。活動が途切れてしまっては元も子もないのに加え、例えば40代の僕が引き継いで1から学んで、それをしばらくしてさらに次世代にひきつぐよりももっと若い世代を現時点から巻き込んでいく必要がある。バトンを繋ぐ回数も減るし、若い方がバイタリティ溢れ吸収も早いはずだからだ。ついでに言えば色々な権限もパスを早めにしてしまう方が若い世代の創意工夫がしやすくなるのではないだろうか。得意なもの・ことがあるならば年齢にとらわれず耳を傾け、良い意見は取りいけるべきだと思う。
母校に関しては僕も偉そうなことは言えない。大学を卒業して20年の間、代議員として何かしたわけでなくなんとなく役員をしていただけだ。だけど、20年目に同窓会役員に欠員があるのを知り、ふとこのまま母校との繋がりがなくなるのを寂しく思って役員になった。繋がりがあったからこそだ。
活動に関わる距離感やスタンスはそれぞれでもいいから、今やるべきは巻き込める人はともかく関わってもらうことではないだろうか。繋がりが0でなければチャンスはある。
【今後の予定】
7/25(日) 赤ちゃんから聞ける小さな小さな音楽会(第1部)と子どもも大人も一緒に学べる音楽会(第2部)
8/28(土) Duo Espoir 20周年記念リサイタル
9/26(日)第6回NAGANO Jr TRAILRUN in 富士見高原
10/10(日)トレイルシンポジウム2021
10/17(日)第13回TOKYO Jr TRAILRUN兼-U15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
10/31(日)第7回YAMANASHI Jr TRAILRUN in 武田の杜
11/7(日)逗子トレイル駅伝2021兼U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。
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