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熊野古道・西国三十三所

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#西国三十三所

西国26番 法華山一乗寺 ローカル線再生の旗手に乗り 命の輪廻の山寺へ

西国26番 法華山一乗寺 ローカル線再生の旗手に乗り 命の輪廻の山寺へ

地域と連携しアイデアこらし3セク鉄道活性化

 神戸の新開地から神戸電鉄に乗った。六甲山の北にでて、長い長い緑のトンネルを抜けると広大な盆地が広がった。終着の粟生(小野市)でおりて北条鉄道に乗り換える。
 1両の気動車に、路線バスのように後ろから回数券をとって乗車する。
 エンジンが起動するとブルルルと床が細かく振動する。
 この響き、熊本の豊肥本線でも、のと鉄道でも、四万十川沿いの予土線でも体感

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西国12番岩間寺〜13番石山寺 山の海洋信仰、奇岩の山岳信仰

西国12番岩間寺〜13番石山寺 山の海洋信仰、奇岩の山岳信仰

醍醐寺を守護する女神のお宮

 上醍醐寺から東への山道をくだると、杉の森のなかに大規模な石垣が残っている。いったいなにがあったのだろう。
 くだりきると西笠取だ。京都の市街地からひと山越えただけなのに、獣害対策の柵に囲まれた田畑が谷間に折り重なる。岩間山と上醍醐をむすぶハイカーのための案内板が要所要所にあるのがありがたい。

 車道をたどって標高300メートルの峠にのぼると「清瀧宮」という広々とし

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西国21番穴太寺は里の寺 光秀の城は大本教

西国21番穴太寺は里の寺 光秀の城は大本教

京都駅から山陰本線の普通列車に乗った。嵯峨嵐山駅で大半の乗客がおり、トンネルとトンネルの合間に保津峡の急流を眺めていたら広々とした盆地に出た。サンガスタジアムと隣接する亀岡駅に降りた。

愛敬の馬の木造の走田神社

 21番の穴太寺までは3キロちょっとだ。市役所まではまちなかを歩き、京都縦貫自動車道をくぐると水田が広がった。車が通らない農道は、ウグイスやカエルの声が耳にとびこんでくる。
 走田神社

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西国25番清水寺 現代の伝説生み出すもうひとつの清水 若者に人気「引退ポスト」

西国25番清水寺 現代の伝説生み出すもうひとつの清水 若者に人気「引退ポスト」

 西国三十三所には清水寺がふたつある。有名な京都の清水寺(16番)と、兵庫県加東市にある25番の清水寺だ。「もうひとつの清水寺」を訪ねるため里山に囲まれたJR福知山線の相野駅に降りた。5月末、黄金色の麦畑が風で波打っている。寺までは10キロほどらしい。
 近くのコンビニでお茶とミニアンパンを買い、9時半に出発した。

自然木と巨石、鯨の骨の鳥居

 名物の黒豆や丹波焼の看板を横目に30分ほどで山に

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西国27番圓教寺 秀吉と弁慶の暴力の跡 

西国27番圓教寺 秀吉と弁慶の暴力の跡 

墓地に立つ観音バスのバス停

 西国三十三所の27番圓教寺は姫路市の郊外にあり「西の比叡山」と呼ばれている。

 青春18切符が余ったから訪ねることにした。

 約20年ぶりに姫路駅に降りると、目の前に姫路城がそびえている。白鷺城と呼ばれるだけあって美しい。

 姫路城から北へ7キロ、書写という風変わりな名前のバス停で降り、動物除けのネットをくぐって山際の墓地に入ると、片隅に「バス停」がある。

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西国32番 人魚のミイラの寺 本尊復活は「奇跡」の賜物

西国32番 人魚のミイラの寺 本尊復活は「奇跡」の賜物

標高400メートルの山の寺

 西国三十三所の札所は基本的に山の上にある。

 仏教以前の山岳宗教の場がそのまま札所に転じたからだ。景色のよい場所が多いから正月の肥満を解消するハイキングにもぴったりだ。

 今回は安土城跡のわきにある32番・観音正寺を訪ねた。

 午前11時、安土駅の観光案内所に立ち寄ると、「桑実寺からの登山道が近いけど、雪が残っているから2,3日前に登った人はアイゼンを持ってま

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