パーソナルトレーナー藤井自伝129

痩せるために基礎代謝を上げてくれる飲み物

ダイエットのために、痩せるためには食事量も大事だが何を食べるのかの方がもっと重要である。
もっと細かくすると何の成分をどれくらい摂り入れるかが非常に重要となる。
今回は基礎代謝を上げてくれると言われている飲み物とその成分についてお話する。

基礎代謝を上げてくれる飲み物はコーヒーだ。
なんとなくは聞いたことある人も多いと思うが、コーヒーはダイエットととても相性が良い。
ただもちろん、コーヒーを飲んだからといってそれだけで痩せるわけでは決して無い、ということは先に伝えておく。

コーヒーに含まれるカフェイン、そしてクロロゲン酸がダイエットにとって有益な働きをしてくれるのである。
まずカフェインだが苦味の成分であり、覚醒作用があるとされている。
眠気覚ましに飲むという方も多いのではないだろうか。
実はただ覚醒作用があるだけではなく、脂肪を分解する酵素であるリパーゼを活性化させる要素を持つのだ。
つまりは脂肪が燃えやすくなるということ。

そしてアメリカのある研究ではコーヒーを定期的に飲んでいる人と、そうでない人とでは基礎代謝率が約16%も異なり、飲んでいる人のほうが高いという傾向があるのである。
覚醒作用として呼吸や心拍数を上げて神経の集中している中枢神経を刺激するためである。
基礎代謝の底上げは痩せることや太らないことにとって直結する要因なので重要だ。

また、オススメの飲み方は朝や運動の30分前だ。
代謝を上げて生活がスタート出来ることや、運動時に代謝を上げて脂肪を燃焼しやすくするためでもある。
大体運動前は200mgのカフェインを摂取すると良いだろう。

また絶対に忘れてはいけないのが、コーヒーを飲んだ後に水をコップ一杯の水を飲むことだ。
実はこれをするかどうかで代謝の上昇率が大きく変わってしまうのだ。
水を飲むことで最大30%も代謝率が上がったとされている。

ただしカフェインは摂取のし過ぎに注意が必要である。
1日の上限摂取量は400mgと言われている。
コーヒー100mlあたり約60mgのカフェインが含まれているので、1日に700mlを超えないようにするほうが良いだろう。
また、空腹時に飲むと代謝の上昇率は高いとされているが、腸内環境を乱す要因になることもある。
その他、覚醒作用で睡眠の質を下げてしまうことにもなるので寝る前6時間以内には飲まないようにするほうが良いだろう。

睡眠の質が下がることで疲労やストレスが抜けず、結果的に上がった以上に代謝が下がって本末転倒になるのである。

食材にはメリットとなる成分も含まれているが、表裏一体でデメリットな成分や、タイミングによって不利益を被るものもあるのだ。
しっかりとメリット・デメリット双方を知った上で有効に活用したいものである。

続く

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