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理念と実際の経営との狭間で

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチのフジガッキーです!
きょうのテーマは、「理念と実際の経営との狭間で」です。
そうした狭間に悩むある経営者とのお話です!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

宿題で推し量る

昨日は、ある経営者との2回目の面談日でした。
初回は顔合わせ的な部分もあるので、実質的には
今回がスタートともいえます。

前回の最後に、実はある宿題を出していました。それは、
ご自身の会社を振り返ってSWOTを書いてきてください、
というものでした。
ここでおおよそ経営者も2つに分かれます。宿題をきちんと
やってくる経営者と、まったくやってこない経営者と。

でも、SWOTつまり、強み・弱み・機会・脅威というだけで
あまりヒントはあえて出しませんでした。
というのも、おそらく日頃そうしたことをあまり深くは
考えるようなシーンもないのではないかという仮説です。

  • 強み?そういわれてもなんだろうか?

  • 弱み?これはいくらでもあげられるがどう書いたらいいか?

  • 機会?そもそもなに?

  • 脅威?近くの競合のこと?それとも別の脅威?

こうして悩み出すと意外と書けない。
そうすると、面倒くさい、や~めたとなってしまうもの。

でも、アウトプットとしての形には表せなかったものの、
時間を取って一度は思考を巡らせた、そのことが重要と
感じています。
それこそが実は宿題の意義でした。

でも、実はその経営者はしっかり宿題をやってきていました。
スゴい!

うまく変化に対応する

その経営者の会社には素晴らしい経営理念がありました。
創業社長なので、ご自身で事業を開始するときに
策定されたということでした。

聞けば、創業以来その経営理念は変えてはいないとの
ことでした。

でもすっとできること(強み)も苦手なこと(弱み)も
ビジネスチャンス(機会)も外部環境(脅威)も
創業のときからさまざまな変化もあったといいます。

そうなると顧客(潜在顧客も含めて)が求める当社に対する
ニーズにもきっと変化があるのではないか?

経営理念を日和見的にころころと変えるのもいかがかと
思いますが、時代とともに会社も変化に対応していく
ことが必要ではないか。
経営理念とパーパス(存在意義)との違い、
禅の言葉「不動心」(流れゆく川の中でも漕ぎ続けること)

そんなこんなの話しをしました。
うんうんと頷き、腹落ち感があった様子が窺えました。
良かったよかった(^_^)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

きょうで2月も終わり。
気温も日増しに高くなっていくようです。
季節の移ろいも感じながら
きょうも経営者の方と向き合っていきます。

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