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「本」と「映画」の「舟を編む」by三浦しをん

私は いつの間にか眠っていた

目が覚めると テレビが付いていて、

昼食の後のお皿や飲み物の載ったお盆があった

『また、寝てしもたあ!』

椅子を座り直して、テレビを見ると

白黒の映画の途中だった

以前 見たことがある?

しばらくして

ああ、これは「舟を編む」だ!

と 気が付いた

どれくらい前になるか… 「本」で読んだことがある

しばらく映像を 寝ぼけた頭で見ながら 映画も見たのでは?と思い出す

しかし、内容は「辞書をつくる話」だ、としか 思い出せなかった

松田龍平の演ずる「まじめで無口な青年」が 黙々と難題に向き合い 

コツコツと他の人の力を借りながら 苦労して辞書を作り上げる話

本を読んだ時の感想が 映像として蘇ってくる

「本」と「映画」の違いは

「本」を読んだ時 はじめてのことでもあったけど

私の頭の中での 辞書つくりの緊迫感は 相当なものだった

「辞書を作る苦労」が 私の頭一杯に深く染み込み

今まで当たり前に在った「辞書」を改めて見直す気分になった


「映画」でも 同じ気分は よみがえたものの

内容が分かっていることもあって、

俳優さんたちの演技が 日常にある風景のように 身近に感じられ

どこか 気分的に楽になって見ることが 出来た

いつの日も 「舟を編む」この本は 何回読んでも映画を見ても 

辞書を作ってくださっている方々のご苦労と情熱が 伝わり

「辞書」を改めてじっくり読み返したくなる気持ちを 起こさせる内容で

これを書かれた「三浦 しをん」さんに 頭を垂れる思いです。




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