「とにかく沢山行動しよう」が通用しなくなってきた
2019年までは、新しいチャンスやひらめきに飛びつく戦略で過ごしてきたと思う。これはダイナモ(※)の性に合っていたが、思いつきでなされる行動はどうしてもその規模感が小粒になりがちで、結果も小粒になりがちで、そこにもどかしさを感じはじめていた。
とにかく沢山行動しよう、というアドバイスを真に受けていた。その結果、行動量はたしかに増えたと思う。でも元々自分は行動とか挑戦とか多いタイプじゃないので、行動を増やすだけでパワーを使い果たしちゃって、その行動や挑戦のあとに、それがうまくいったのか?うまくいかなかったのか?何が良かったのか?何を改善すべきだったのか?そういうことを考えることを、いつもサボってしまっていた。
とにかく沢山行動しよう、というアドバイスは、「毎日同じことのくり返しで、その環の中から脱出したいんだけど、それがなんとなく怖くて二の足を踏んでいるときとか、そんな自分をごまかすためにとにかく勉強だ、自分磨きだ、自分探しだ、とインプットに走ってしまいがち」みたいなときには有益なアドバイスだった。その点は感謝している。
しかしとにかく沢山行動しよう、では超えられない壁があって、ちゃんと行動できるようになったら次は、その行動の良し悪しをしっかり分析して反省して次に活かす、ということをもっとシステマチックにやるべきフェーズに入るらしい。まさに自分は今、これをやるべき時期。
PDCAサイクルでいうところのP(Plan=計画)とD(Do=行動)はそこそこやっていても、C(Check=振り返り)とA(Action=改善)をサボっていた。
いや、そもそもちゃんと振り返りをするためには、まず計画(Plan)の段階から成果を測定可能な状態にしておく必要がある。そういう準備がないと、C(Check=振り返り)のときに「何となくうまくいったね」「何となく失敗だったね」くらいのぼやっとした感想で終わりがち。
しかしこれは、正直言ってやりたくない。失敗と向き合いたくない。つらい。失敗を振り返るよりも、はい次!はい次!と新しいことに挑戦していたほうがずっと楽だった。そして事実、そうやってきた。
しかしそろそろ観念しなきゃいけない、と思った。自分はもう、ひとりではなくチームの一員で、関わるプロジェクトの規模も大きくなってきた。ちゃんと成長する義務があるなと感じる。
今年は、PDCAサイクルが回る仕組みをしっかり構築することが重要な課題だ。その覚悟が、生まれて35年目にしてようやくできた。こわいし、めんどくさくてしょうがないが、チームの力を借りたりしながらコツコツ作り込んでいきたい。
※ダイナモとは
ウェルスダイナミクスの用語。F太の「ダイナモ」タイプは、
ひらめきに飛びつく
新しいことを始める
などは得意だけど、
コツコツと続けるとか、
分析する
とかが苦手。
自分のタイプはこちらから調べられます。
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