トロント版Suica、PRESTOが本気出し始めた件2

さてさて、Suicaのトロント圏(カナダ版東京圏みたいな感じ)バージョン、PRESTOが最近本気出し始めた、ということを序章的な感じでこの前の記事でいいました。

じゃあ、具体的にどこが強化されたのか?

1)マンスリーパスが搭載可能に

マンスリーパス(Monthly Pass。一ヶ月分の定期券)が PRESTOカードに搭載できるようになりました。Suicaや PASMOなどもできるので、それと同じような感じ、と思ってもらえたらいいです。Suicaとかに慣れ親しんだ日本の人からすれば、「なに、それだけ?」みたいなリアクションがあってもおかしくないと思うんだけど、2018年まではそれすらできなかったんですよ・・・! なので、これは地味に結構画期的。

トロント市内ではTTC(Toronto Transit Commission。強いて日本語にすると、「トロント交通協会」みたいな感じです。トロント市の政府が所有してる企業で、日本だと元々のJRに近いかもしれません。)が地下鉄、バス、ストリートカー(路面電車)を運行してます。

(ちなみにトロント市(City Of Toronto)を出て周辺の街(日本で言うところの横浜、埼玉、千葉、とか、あるいは東京都内の町田市・調布市とかに当たると思ってください)に行くと、TTC以外の会社が運営するバスや電車を主に使うことになります。)

TTCが発行する定期券は日本の定期券と違って、3ヶ月、6ヶ月とかはなく、1ヶ月単位でしか販売してません。(ただ、なぜか「12ヶ月ぶんまとめ買い」(!)が出現したっぽいです。すげえ・・・。10万円以上になるので、誰が買うんだとか思うんですが、トータルで1ヶ月分お得。)あとは、週末だけ乗り放題フリーパスとかはありますが。

で、そのマンスリーパスはだいたい1万3千円〜4千円くらいです。(学割・シニア割が効くと、1万から1万1千円くらい)。TTCのシステムは日本と違うところが結構あって、まず、基本的に運賃はどこの駅からどこの駅まで乗っても一律3ドルほど(300円前後)。日本の電車やバスの初乗り料金を考えると、明らかに高いじゃん!てなるのですが、始発駅から終着駅まで乗っても3ドル。その場合は割安な感じしませんか?

なので、TTCマンスリーパスも、1万3千円くらいで固定料金。元々日本のバーコードバトラーのカードダス(懐い・・・。若い人にはツンと来ないかな。)みたいな磁気リーダーに磁気部分をピーっと通すシステムが、Suica的な感じでタッチでピで終わりなので、楽。地味な変化かもしれませんが、ちょっと嬉しい。次の記事では他のメリット、ポイントについて書いていきます。

もし「面白い」「役に立った!」と思っていただけたら、イイね!、フォロー、お気持ち寄付(少額で十分嬉しいです)いただけると大変励みになります! これからも楽しく役立つ記事を書けるように頑張りますので、よろしくお願いします!