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ノコのお城譲渡とダイニングテーブル上の更地計画。

#20230926-241

2023年9月26日(火)
 ノコ(娘小4)には自分の部屋はあるが、机はない
 勉強は居間にあるダイニングテーブルでしている。

 私自身、小学校に入学するタイミングで立派な学習机を買ってもらったが、結局教科書をはじめ、私物置き場となり、ちっとも使わなかった。学年があがるにつれ、問題集とノートだけでなく、辞書や参考書など机の上に広げたいものが増えた。普通サイズの学習机だったが、どうにも手狭で居間にある広いダイニングテーブルで勉強するほうが私には気楽だった。
 まだビデオデッキなどTVテレビ番組を録画する機械がなかったため、見たい番組はリアルタイムで見るしかなかった。私の性格なのか、そういった時代背景だったからなのか、家族がTVをつけていても興味のない番組なら無視することができた。
 カフェのざわつきが集中力を増す環境音として提供されているように、私にはむしろその適度な生活音が心地よかった。学年があがるにつれ、親に教えを請うことはなくなったので一緒にいなくてもいいのだが、人の目があると本や漫画に手が伸びないという効能もあった。
 短時間集中して取り組める

 振り返ると、今でいう「リビング学習」が私には合っていた。
 私によかったからといってノコにいいとは限らないが、居間で学習していてもすぐに「休憩、休憩」と本を読みだし、ソファーに寝そべり、踊り出してしまうノコは自室での学習は向いていないように思う。
 自室なら漫画もあるし、ベッドだってある! 読み放題、寝放題だ。
 ノコはTVならどんな番組でも目を奪われるし、私とむーくん(夫)がお喋りしていれば、すぐに「何それ」と割り込んでくる。ノコが居間で勉強していると、私もむーくんもTVもつけられなければ、たわいもない話もできない。結構我慢を強いられる
 それでも、だ。
 リビング学習なら、すぐに「わからない」とさじを投げるノコに気付くことができる。近くにいるからこそ自分で考えようとしなくなるのかもしれないが、できたときに即反応することもできる。メリットだけのことなんてそうない。メリット/デメリットを認識した上で調整すればいい。

 物が多く、出したら出しっ放しの散らかし屋のノコがいる我が家。
 常々、ダイニングテーブルの上には何も置かないようにしたいと思っていた。
 せめてここだけはスッキリさせていたい。
 清くありたい
 強く願っているのに、ノコやむーくんはもちろん、私自身もなかなかできない。
 リビング学習をしているので、ノコは学習用具をダイニングテーブルの上に置きたがる。宿題が終わらないまま夕食時刻になってしまった場合は、まだ目をつぶるとしても、本当は一度ダイニングテーブルの上からどけてほしい。ノコは気にならないようだが、教科書やドリルが山積みになったなかでの食事はげんなりする。
 むーくんもダイレクトメールやら雑多なものをテーブルの片隅に積んでいる。これはむーくんの私物置き場が少ないこともある。私はペンや眼鏡、手帳を置いてしまう。
 うーん、よくない。よくない。
 ゴチャゴチャだ

 というわけで、夏前から妄想していたことを実行してみた。
 ノコが我が家に来る前、居間の片隅に私用の作業スペースとして用意したミシン机がある。引き出しもつき、傍らに棚もあるので、ノコの学習スペースにちょうどいい。私の積読つんどく本置き場になっていたがそれらを片付ける。
 ホームセンターで厚手の透明テーブルクロスを購入し、カットして机上に敷く。
 ノコの辞書を並べ、鉛筆削り器を置く。
 使わなくなってしまったマグネット式のToDoリスト板(*1)も立てかける。
 ちょっとした「ノコのお城」の完成だ。
 ここがあるので、ダイニングテーブルには物を置かないことをノコには約束させよう。
 3人家族なので、ダイニングテーブルの1辺が空く。そこに吊り下げ型のワイヤーラックを掛け、ノコの宿題の一時置き場にしていた。一応、宿題置き場は用意していたのだ。ただノコがなんでもかんでも突っ込み、いつもあふれていた。
 2段あるそこをむーくんと私用にわけ、テーブルの上に置きがちなものの場所にした。

 ダイニングテーブルの上の更地は死守!(*2)
 さて、どうなるか。乞う期待!

*1:ノコのために作った「ToDoリスト&計画表」

*2:古堅純子「物に囲まれてすっきり暮らす 景色を変える片づけ」(大和書房)p.185より

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