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立春!球根植物とヴィンテージガラスのアレンジワークショップのレポート


本日は春の球根アレンジ教室にお越しいただきありがとうございました
今年初めてのレッスンとなりましたが、久しぶりに、または初めましてな元気な皆さんのお顔が拝見できてとても嬉しかったです
お持ち帰りいただいたアレンジは、素材の可愛さはもちろんのこと
自分の手で作り上げたという「我が子感」からより一層可愛らしく思えるでしょう



今日使った材料

球根植物
・チューリップ(赤・白)
・アイリス
・ヒヤシンス
・フリチラリア
・オーニソガラム「ホワイトトロフィー」

・カランコエ
・スズメウリ

資材
・ヴィンテージショットグラス
・シリンダーグラス
・テラコッタポット
・プラのプレート



かわいい。かわいい。でも球根植物、はじめてなんだけど、この後どうすればいいの??

選んだ球根ちゃん

球根植物のキュンしてしまうポイント
また来年もしっかり咲いてくれるんです。
お手入れを間違えないようにして、可愛い我が子の命を来春に繋いでいきましょう

球根植物の1年。

まず、花が咲いている間は「可愛いね」と言ってあげましょう
出来るだけ涼しい場所で飾ってくださいね
花が咲き終わり、葉の色も悪くなってきたら水から外します

1ヶ月程度は葉を残したまま、風通しの良い場所で保管
この間に葉から球根に養分が戻っていきます
1ヶ月経ったら葉の部分をカットして玉ねぎのような状態にします

その後は、秋(10-11月)頃まで風通しの良い日陰で保管します
要は梅雨の湿気で腐らないようにするためです
(イメージは軒下につるくってある玉ねぎのイメージです。風通し&雨の当たらない場所)

 10月頃、土に植える場合は秋に、球根の種類に合わせた方法で植えます(それはググってね)
水栽培の場合は一度冷蔵庫で2週間程度しっかり冷やしてかたら、水に浸けます
この時に球根の下部のみが水に浸かるようにしてください
暖かすぎない部屋で週に一度程度水替えをするとまた再び咲くはず!

ざっくりこんな感じです


「レッスン」と「ワークショップ」
そのタイトルの意味

どこに何を置くか考えて配置する=立派なデザイン。

今年から、お教室のタイトル「ワークショップ」にしました

私なりの言葉の解釈としては
レッスン=課業。お稽古。先生のみ発言権があり生徒に自我はなく教えを学ぶ時間
ワークショップ=参加者一人一人が意見や知恵を持ち寄り試行錯誤しながらモノ作りをする時間

独立して1年やってきた中で、私の求めている、もしくは、皆さんに提供したいものは後者だと思いました
そういった経緯を初めにお話をして、参加者の方々のニックネームを伺い、初めましても、元々のお友達の関係なく、会話を交えながら楽しい会といなりました


知恵の持ち寄り

今回のワークショップで上がった皆さまとの会話をまとめてみました

魔除けの薬草

今回のワークショップでは、立春の朝の若水を沸かして入れた「薬草福茶」を楽しみました

本来の薬草は
・緑茶
・梅
・昆布

ですが、フローリック的な解釈で
・月桂樹
・エルダーフラワー
・黒文字
・カルダモン

を使ってお茶にしました
今回は、1日目にエルダー、 2日目は黒文字、月桂樹、カルダモンで。
どちらも優しく香りと柔らかい口当たりでとっても美味しかったです

エルダーフラワーはスイカズラ科の植物で(この辺りの野っ原でもハニーサックルが初夏にたくさん咲きます)マスカットのような爽やかな香りが特徴。花、根、葉が生薬になり(種は毒性)、解熱作用や呼吸器系の炎症を抑える効果があります。
黒文字は殺菌効果、胃腸の不調や皮膚トラブルの改善などに作用します
黒文字を細かくして袋に入れて入浴するのも良いみたい!
参加者のリエコさんが、時々急に出るアトピー?湿疹?に悩んでおられて、この黒文字湯を教えてくれました。私も長らくアトピー持ちなので、今度試してみたいと思います



食べることは生きること

節分→立春 季節の変わり目は体調の変化に優しく耳を傾けたい

このアトピーの話しかりですが、季節の変わり目は、病院に行くまででもない不調。行ったとしても、モヤ…で終わる診察と本当に必要なのかという処方薬。
いわゆる「未病」が発生しやすくなります

それを追い払う先人の知恵こそが、節分の豆まきであり、柊鰯なのです
薬草福茶にも、そんなマイナートラブルをチューニングする効能が含まれているのです

犬のための漢方医!?

ワンちゃんの一時預かりをされている参加者のユキさん。
急に食欲がなくなってしまったワンちゃんを改善させた治療
それがなんと漢方。
西洋医学的なお薬が効かず、漢方を試したところあっという間に食欲が改善したのだとか。
まさかワンちゃんも漢方で治療できるとは!驚きでした。
(私も薬膳の本を持っていたり、もう一人の参加者ヨウコさんも中華料理店でご勤務とのことで、しばしみんなうろ覚えの中医学トークに!笑)


「食欲が少し落ちた」「最近肌がやたら乾燥する」「疲れが取れない」とか
些細なトラブルにいち早く気づいてケアしてあげる

邪の気が入りやすいこの時期だからこそより一層体の小さな悲鳴に耳を傾けてあげたい今日このごろです

食べることは生きること。

摂った食べもの全てには、それぞれのエネルギーがあるので
多品目食べれば食べるほど、比例してノイズも多く入ってきてしまいます

不調を感じているときは、品数を減らして、ゆっくり食べて
不調に合わせたお茶を飲み
正常な位置に戻るまでしっかり体調を観察する

これがマイナートラブルの撃退法だと私は思っています


オアシスを使わないアレンジメント

こちらも新しい挑戦、「地球にやさしいフラワーアレンジ」

さて、今回はオアシス(吸水性スポンジ)を使わずにアレンジしました
その経緯はまた別に機会にお話しするとして
プレートにがガラスなどをおいただけのアレンジ。
お家に帰るまでに位置が変わってしまうこともあります

しかしそこはワークショップをうたっただけに
「えーーーどうしよう!場所が変わったらどうして良いか分からない〜」なんて言う一人もおらず、むしろお家でまたアレンジし直すのを楽しんでいただけそうな気さえもして
私の意図をしっかりと受けとていただけているのかなと感じました
とっても光栄です

今年のワークショップはこんな感じでディスカッションや、自身のアイディアを重視したような切り口でやっていこうかと思っています


まだまだ寒い日が続きますが、可愛い球根植物のタフさをお手本に
些細な体調の変化に気を使いながら、暖かい春の日を元気に迎えられますように!



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