フローリック|カツマタエリカ

Florist in Shizuoka/Shop owner/Flower works…

フローリック|カツマタエリカ

Florist in Shizuoka/Shop owner/Flower workshop/Farmer/DJ

最近の記事

【3月】須山の枝物を使ったふんわりブーケ

早朝6時、雨と濃霧の十里木を経由して1時間程のところで生花の仕入れに車を走らせる 冬の雨とは違って熱気と湿度をもった「春の雨」 朝は、まだ数輪しか咲いてなかったソメイヨシノが、帰りに同じ場所を再び通ると明らかに2分咲きほどに開花が進んでいるのが分かった 豆知識: お花屋さんでも、固い蕾の桜を早く咲かせたいときに使う手法で、”バケツの中のお湯に枝を浸けて、ビニール袋をかけて早く咲かせる"というやり方があります 畑でどんな花に出会うかで、今日のブーケを決める 切り枝の仕

    • 香りのブーケワークショップ[みつまたのブーケホルダーを使って]

      2月のワークショップ 『香りのブーケワークショプ』にご参加いただきありがとうございました 静かな森の冬の終わりを知らせる一輪の灯り 冬の森をイメージしてみて下さい。 言葉で表現してみると、「寒い、暗い、静寂、不動、鎮静」などでしょうかその静かな森に、小さな灯火の役目をするのが、花木(葉よりも先に花がら芽吹く落葉樹) こぶし、ミツバツツジ、桜など沢山在る中で、黄色のお花を咲かせる花木がトップバッター そのいじらしく、幼なげな印象とはウラハラに、まだ0°を下回る極寒の中花を咲

      • フローリックのエディブルフラワーについて

        見た目が美味しい、そして食べることが出来る花「エディブルフラワー」 環境に寄り添う花屋フローリックの大きな一つの柱である、「エディブルフラワー」について今日は書きました フローリックのエディブルフラワーはここが違う 一般的なエディブルフラワーは、スーパーの野菜売り場に花の部分のみをパック詰めした状態で販売しているのに対し、フローリックのエディブルフラワーは茎があり、花束のような姿をしています。 ファーマーであり、フローリストであるフローリックは エディブルフラワーを単に料

        • 【10月】秋のブーケワークショップ

          秋も深まり、初冠雪で雪化粧をした富士山 今回のワークショップは、山採りの枝や蔓を使った秋らしい色合いのブーケを作りました 使用した材料 準備8割、組むのは2割。下準備の手順 用意した花材の下準備をします (フローリックは花を育てるところから始まっているので、花材を店に運んでくる時点である意味8割かもしれない。) ブーケを組み始めると、左手に花をずっと握った状態になるので 初めに不要な葉や、枝、花を取り除き茎を1本の棒のようにしておきます 花の声に耳を傾け、会話するよ

        【3月】須山の枝物を使ったふんわりブーケ

          【9月】エディブルフラワーのブーケワークショップ

          夏の間、フローリックのメイン素材として頑張ってくれた 我が畑こと「フローリックファーム」の無農薬の食べられるお花、エディブルフラワーたち ここのところの朝晩の冷え込みで、花や葉が一気に引き締まり、「最後に一花咲かせてやる!」という植物の本能みたいなものに感動。 そしていよいよ今年の役目を終えて、休眠期に入る株も増えてきました 間もなく今年のファームシーズンも終了間近。 そこで、今月はクロージングイベントとして、「食べられるダリア」をたっぷり使ってブーケを作るワークショップ

          【9月】エディブルフラワーのブーケワークショップ

          フローリック Brand Story

          「フローリック」について書きました オファーの際のご参考にしていただけますと幸いです 未来 「ミッション」 「自然と人がそれぞれのペースで共存する未来を作りたい」 四季折々の花を楽しむ文化を次世代へ引き継ぐ 刻々と進んでいく気候変動、美しい花々の咲く環境を残すために 花を使ってビジネスをする私たち花屋は 「やり方を変える必要があるのではないか」と考えました そのために今出来ることを小さいこと一つでも良いから実行する。 トライアンドエラーを繰り返しながら、完璧になるまで

          フローリック Brand Story

          ニゲラのタジマジとローズマリーバンドルのワークショップ

          ハーブが盛りの季節です 今、我がフローリックファームは、この季節を心まちにしていたかのようにハーブたちがぐんぐん伸びて花は次々と開花しています 2020年10月に初め種を蒔き、その翌年に開花したニゲラ 自家採取をして今年開花した花は、より原種に近づき もともと4色ほど咲いていましたが、青5割、白4割、ピンク1割程度となりました (濃い紫は1株程度しか出ませんでした) お花の開花は温度変化によりますが、標高400mの高原都市ここ御殿場では5月末頃。 開花に合わせてワークショ

          ニゲラのタジマジとローズマリーバンドルのワークショップ

          本当は作りたくないオアシスを使ったアレンジへの想い

          春です。 終わりと始まりの季節 送別用、壮行会、卒業記念、入学祝いなど様々なオーダーが行き交います オーダーを受ける際、最初にお伺いするのが、 「花束か、アレンジメントか」というところ。 アレンジメントとは、吸水性スポンジをかカゴにつめてお花を挿したもの。 タイトルにした、オアシスとは、吸水性スポンジの先駆メーカーのOASIS社 以前はOASIS社しか作ってなかったので、社名が固有名詞になったって感じです だから未だにお花屋さんはあの緑のスポンジを(どこのメーカーのもの

          本当は作りたくないオアシスを使ったアレンジへの想い

          春のブーケワークショップ

          ワークショップにお越しいただきありがとうございました! そしてお疲れ様でした 今日は緊張しきった左手親指付け根を少しマッサージするのも良いかもですね さて、”春のブーケ”と銘打ったワークショップ 今回ご用意したのは、正真正銘、春にしか手に入らないお花のみ。 というのも、本来お花にはそれぞれ旬があってその頃にしか咲かないものです。 でも、作れば売れることや、暖房設備、輸送技術の発達、により旬でない季節でも作って売ることが当たり前になってしまった今日 真冬に立派なダリア(旬・夏

          春のブーケワークショップ

          立春!球根植物とヴィンテージガラスのアレンジワークショップのレポート

          本日は春の球根アレンジ教室にお越しいただきありがとうございました 今年初めてのレッスンとなりましたが、久しぶりに、または初めましてな元気な皆さんのお顔が拝見できてとても嬉しかったです お持ち帰りいただいたアレンジは、素材の可愛さはもちろんのこと 自分の手で作り上げたという「我が子感」からより一層可愛らしく思えるでしょう かわいい。かわいい。でも球根植物、はじめてなんだけど、この後どうすればいいの?? 球根植物のキュンしてしまうポイント また来年もしっかり咲いてくれるんです

          立春!球根植物とヴィンテージガラスのアレンジワークショップのレポート