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人疲れを防ぐ方法①

人といると疲れる理由のひとつ:押し付けられる「正解」

私は人と一緒にいると非常に疲れます。
2時間以上人と一緒にいたあとは、半目で帰宅し、カバンを置くこともできずに床にうずくまって寝てしまいます。

このまま生きていくのはとても大変…
なので、人疲れの原因を考えることがよくあります。

口出しがもたらす疲労感

今日、ある人と話していて一つの気づきに至りました。
それは、疲れる要素の一つは「色々口出しされるから」だということです。


押し付けられる「成功の道」

自分が行なっている道を他人にも強制する人がいます。
なぜなら、それによって自分がその道の成功者であることを証明したいから
相手へ「自分の進んだ道を正解だと押し付ける」ことで、自分の方が優っている構図にできますからね。

自分の生きていけるだけの収入でまったり生きたい人に対して、
「君はまだ事業の立ち上げもしていないな?
人は会社を立て、多くの雇用を創出し、多額の納税をして寄付をすべきだ。
今の怠惰な生活では幸せになれない。
難しいことだがね(俺はそれができた優秀な人間なんだー!)」
という感じ。

そういった人たちの特徴は、こちらの話を聞いていないことにあります。
彼らは自分が話したいことを一方的に話し、相手が求めるアドバイスを与えるのではなく、「自分が気持ちよくなること」を目的にしているのです。


海外でのコミュニケーションの押し付け

最近、私はフランスへ旅行に来ました。
目的は、自分と向き合うことです。
物理的にいつもとは異なる環境に身を置き、人や文化や自然を観察することで。
日本にいると毎日仕事に追われ、人からの干渉も多く、自分と向き合う時間が取れないためです。

しかし、フランスに住む日本人の中には、「海外に行ったら言語を学んで海外の人と積極的にコミュニケーションを取るべきだ」と押し付けてくる人がいます。
ひどい時には「それなら海外に来る意味がない」とまで言われることもありました。

押し付けの背後にあるもの

なぜ、そこまで主観的な考えを押し付けてくるのか、最初は理解できませんでした。
しかもその人々は、相手の背景理解をまったくしようとしません
相手の話をまず聞かなければ、有益な言葉を送ることはできないと考えている私には謎の行動です。

彼らは私の話を全くと言っていいほど聞かず、自分語りを続けます。
私が自分の話をしようものなら、1単語目で「それは知りませんが、」と打ち切って自分の話を続けます。
そして何も私の話を聞いていないのに、私の全てをわかったように決めつけます
本当に謎の存在。

しかし、次第にわかってきました。
あの人たちは、相手に役立つことを言おうなどとは考えていません。
自分が上になり、気持ちよくなりたいだけなのです。

つまり、自分の価値観や成功の定義を他人に押し付けることで、自己満足を得ようとしているのだということを。

そこまで気づくと、主観の押し付けが悲鳴に聞こえてきますね。
その人も不安なのでしょう。
その証拠に、彼らはとても親切です。

そして私がそうしてしまうことも、すごく怖い…。
他者に存在価値の承認を押し付けないよう、自立した人間になりたいと強く感じた1日となりました。

口出しを放置するという気づき

やっとわかりました。
「口出ししてくる人は放置でいい」
自分の価値観を押し付けることで満足する人たちに対しては、いちいち反応する必要はありません。
その人の前に、あなたはいません。
その人よりもあなたの方が、あなたのことを大切に思っているでしょう。
自分を信じ、自分自身のペースで物事を進めれば良いのです。

まとめ

人と一緒にいると疲れる理由の一つは、他人からの「正解の押し付け」によるものでした。

彼らは自分の価値観を証明するために、自分と同じ道を歩むことを強要します
しかし、そんな人たちの意見に左右される必要はありません。
自分の目的を見失わず、自分自身のペースで進むことが大切です。

口出ししてくる人たちには、ただ静かに微笑んでおきましょう。
(うんうん、がんばったねえ。と)

コツは
・50%のエネルギーで聞く
 きっとこちらがまともに聞いていないことにも気づきません。
・幼児時代の姿をイメージして話を聞く
 書いた絵を見せてもらっている感じで。

それが一番の対処法です。

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