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引きこもっていたら日本も外国も同じ 2/🇫🇷

DAY
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MON
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クロワッサンを焼く

朝5時くらいに起きてしまったので、クロワッサンを焼いてみることに。
しかし、オーブンを見ると全ての表記が削れてしまっている。
特に予定もないので、仕方なくオーブンをONにして目の前でじっと見ながら30分ほど焼いた。
こんなにゆっくり過ごしたのはいつぶりだろうか。
予定を詰めないということがこんなに心に良いとは……

じっくりと焼いたクロワッサンは、美味しく生焼けだった。

フランスは日が長い

勘違いかと思ったが、フランスの日没は21時半らしい。
夜は23時まで、朝は5時から明るい。

日本の半分しか夜がない!

時間がゆったり流れるな、1日が長く感じるなと思ったのは気のせいじゃないみたいだ。
吹き飛ぶような毎日から、一旦落ち着いてみたくて日本を飛び出したこの旅行。
この夏にフランスに来れたことに感謝する。

23時の空

日本との通話

久々に日本語を話すと(まだ2日目だが)英語やフランス語を話していたので、口の癖が変わっていた。
英語やフランス語は、はっきりと口を開閉していると発音しにくい。
なので日本語も少し舌ったらずな感じになってしまい、早速かぶれた奴感万歳だ。

親切なボス

昨日友達になった美容室のオーナーが、買い物に連れ出してくれた。
今年は異常気象らしく、フランスは19度以下と寒い。
そのため温かい長袖と、オペラに行くローブ・ブーツを買いたかった。
facebookのメッセージでお店の場所を相談すると、高級車に乗せてショッピングモールに連れて行ってくれた。
ボスは始終かかってくる電話に応じながら、私の買い物を必死に探してくれる。
結果アウターやブーツ、食事やケーキまでプレゼントしてくれた。

オペラ用のローブ
温かいアウター
ボスおすすめのケーキ

彼曰く、もう友達だから気にするなとのこと。
私も何か返したいが、どういう価値観なのかまずは理解したい……

美の基準

美の基準は国によって違うのだと感じる。
ボスが話しかけまくる人々が、私の容姿を褒めてくれるとボスは私に通訳して伝えてくれた。
「彼は君がとても美しいと言っているよ」。
そして、2年前にインドから出てきたというある男性が
わざわざ日本語に翻訳した画面を見せてくれた。
「あなたはとても美しい。
握手をしたいと思いますが良いですか?
私は女性に触れたことがありません。」
そんな記念をいいのだろうかと思いながら握手をした。
イタリアでは金髪碧眼が美女の条件らしい。
美の基準は千差万別。
みんなに好かれようとするときっと自分を見失う。
服にも無頓着で白Tシャツ・ズボン・スニーカーな私。
そんな私をいいと思ってくれる人に感謝して生きようと思った。

何が欲しいのか?を言えないと

欲しいものを自分で言えないことの問題性にやっと気づいた。
私はオペラのドレスコードに従うため、クラシックなローブを探していたが、正直オペラに入れればなんでもよかった。
しかし、友人も店員さんも「どんなものが欲しいのか?」聞いてくる。
私「オペラ鑑賞に参加できればなんでもいいです」
友人「いや、君がどんなものが欲しいのかわからないと私たちは手伝えない」
私「なんでもいい……」
友人「なんでも良くない。好みを教えてくれ」
そして、私が選んだものがクラシックかどうかを判断してくれる。
という流れになった。
日本人は「TPOに合っているものを条件から絞り込まなきゃ」と考える人が多いが、フランスでは「これを着たい。可能か?」と考える。
まずは自分がどうしたいのかを知ることがビジネスでも大事だとボスから教わった。

知らない人に話しかけまくるフランス人

友人とショッピングモールを歩いていると、こんな遠くでも知り合いだらけなのかと思うほど話しかける。
聞くと、全員知らない人らしい。
そこからは私も目があったら挨拶しまくるようになった。
みんな笑顔で返してくれて嬉しい。

日本のアニメのお店や商品

街を歩くとNARUTOやドラゴンボール・ポケモンなどの商品やお店が多い。

おそらく著作権を侵害している……笑

日本にいては気付けないが、日本に良い印象を持ってくれている人々が多いのにはアニメなどの貢献度が高そうだ。
アニメなんて不要な娯楽だとバカにする大人は反省してほしい!

マックのメニューは全然違う

フランスのマックにはマカロンや見たことのないメニューが並ぶ。

わざわざ一回削除してセットにしてくれた

HOTシリーズがあり、なんと辛いソースがかかったマックシェイクが……
友人がご馳走してくれたので言い出せなかったが、食べたいので今度買ってみよう。

英語が話せない、一番のデメリット

みんな優しいから話はしてくれる。
だが子供と遊んでいるのと同じようなもの。
難しい話ができる相手・ビジネスの相手として対等に見てもらうことはできない。
今後海外の仕事もしていきたいと思うので、絶対に身につけたい。
また、「最善の英語勉強法」を探していたが
本すら無いアフリカの友人が3ヶ国語を使うのを見て、贅沢言ってないで動かなければと感じた。

チーズがめちゃくちゃ安い

手のひら3つ分ほどのチーズが0.5€(80円)……

ずっしりと重い
カマンベール?かも

今日の夜ご飯はトマトやパプリカをチーズフォンデュにするしかない。

急なビジネスチャンス

車内で今後の仕事のキャリアについて、ボスに相談していた。
ボスはこう言ってくれた。
「ワーカーは自由がない。私はボスだからこうして君を案内することができる」
「高価であることは私には関係ない。それが私だ」
「君は若い。ワーカーではなく自分でビジネスをすることを頑張るべきだ」
「ビジネスは誰かとやることに意味がある」
そして、「君が望むなら日本にオフィスを持って一緒にビジネスをしてもいい。
このように事業を進め、君にはこれだけの割合を常に渡そう」とも。
そして、また違う話の時に謙虚で親切なボスが
「人生にはたまにこういう価値のある出会いがある。
それはたまにしか起こらない。
そのたまにの出会いが人生を変える」と呟いていた。
確かに、私はすごく貴重なチャンスに触れているのかもしれない。
ここでいろんな理由をつけてやらない人も多いだろう。
しかし、人生の全てには意味がある。
またボスに会って真剣に話そう。

結局、どこでも同じ

時差ボケからか午前中は家でダラダラ過ごし
とても大事なことに気づいた。
『ベッドでスマホをいじっているなら
日本でも外国でも変わらない』と。
当たり前と思われるかもしれないが、これに気付けたのは当たり前じゃない。
私だって日本を知り尽くしたわけじゃない。
東京ですら、知らないところばかりだ。
それなのに、「外国に来なきゃ新しい価値観に触れられない」なんて……
どこでも、動いて、出ていって、自分から得ようとしなければ変わらない。
フランスのベッドに3ヶ月引きこもっていても、何も知ることはできない。
逆に言えば、どこでだって 何かを得ることはできる。

今日は、「自分が何をしたいのか」を持ち
自分から動いて得にいき
全てをチャンスだと思い向き合うことの大切さを学んだ。

正直毎日のメモがめんどくさくなってきているが
きっと残さなければ、数ヶ月後にこの気づきは蒸発してしまう。

せっかく今日1日、私に大切に向き合ってくれた人たちを消すわけにはいかない。

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