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今日が一番新しい自分


昨日の投稿でも書きましたが、
ちょっと最近、こちらの天気が悪く、
家の中で過ごすことが多くなってきそうな予感です。

そんな中で昨日は、
友人とオンラインで話をしていたんですが、
「Webで同窓会してみない?」なんて話が出たりしたんです。

ああ、自分ももうそうんな年なのかと
忘れていた年齢を嫌でも思い出させられる機会を得てしまったのでした。


いや、僕は参加しないでおこう!笑


、、、、と謎の決心をした昨日。


今日はそんな「年齢」に関するお話。


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「自分の年齢では、
今更もう遅いのではないか。」

何か新しいことをする時に
多くの人はそのように年齢から物事を考えてしまいがち。

この年齢で、
いまさら「悪あがき」をして何になるのか。
そうやって一歩を踏み出せない人も多いのだと思います。

そんな会話を聞く度に僕は、
ああ、勿体無いことだなとも思ったりもします。

でも、人は何かをやりたい、
新しいことをしていきたいと思った時、
その時が、その人にとって「一番若い時」なんです。

だって、その思いを持ち始めたんですから、
明らかに昨日とは違う自分のはずです。

たとえ、その人が
30代だろうと40代だろうと、
現役生活を終えていく年齢だろうと、
自分の強い思いや意思が生まれた時が、
「新しい自分」が世界に誕生した時なのだと感じます。


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僕たちの生活の中の大発明の多くは、
実はそうした「年齢を乗り越えた」人たちによって、
大きな好奇心と共に世の中に生み出されたものばかりです。

例えば、
日清食品の創業者・安藤百福さんという方がいます。

みなさんも食べたことはあるかともいますが、
「チキンラーメン」や「カップヌードル」を生み出した人物として有名な実業家ですが、彼は戦後の日本の状況の中で「衣食住」の中でも、
まずは「食」が国民にとって大切なものになると考えてました。

日清食品の企業理念には「食足世平(食足りて世は平らか)」という
言葉がありますが、戦後の日本を食で立て直したいという強い思いで
食品事業を手がけることになるんですね。

彼がインスタントラーメンを開発しようと思ったのは、
なんと50代に迫った時でした。

普通に考えれば、当時の50代はすでに高齢者の域でしたが、
彼は自分の強い思いから世の中を救えるという思いがあった。
そうしてアイデアを磨いていき、
現代でも人々に愛され続ける商品を生み出していったわけですね。

実は世界を見渡していても、
「ケンタッキーフライドチキン」を生み出したカーネル・サンダースさんも、なんと60歳を過ぎてから店舗を本格的にフランチャイズ化して現代にそのビジネスモデルを伝えています。

時に彼らの多くは、
その半生に続けてきたことを一度リセットしながらも、
常に「新しい自分」に生まれ変わり行動し続ける勇気を持っていた人たちでだったんです。


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何かをやることに年齢は関係ない。


最近は、つくづくそう思います。


体力を使うスポーツ選手ならまだしも、
世の中の労働の多くは、その人の経験や積み上げたてきたものが
大きな武器になりますからね。

例えば、僕の知り合いに小説を書いている友人がいますが、
彼は、若い頃に文章を書き始めていたら、
おそらく早くに挫折して今は違うことをやっているだろうと言っています。

彼は主に私小説を得意としている人ですが、
世間に揉まれて、時に物書きの端くれとして、
厳しくも辛い日々を過ごしてきたからこそ、
社会への洞察力が磨かれたのだそう。

ある程度の人生経験がなければ、
とても私小説なんか書けなかったのだと。

これは僕の思い出の中にも思い当たることあります。
たとえば、祖父が教えてくれた茶道。

茶の湯の世界では50年続けて、
ようやく一人前としてみてもらえるかということが
今でも伝えられています。

お茶の作法だけなら、数年で身につけてしまえるものなのですが、
50年もの年月をかけて、作法以外にも、
お茶会などで色々な人と触れ合ったり、
自分自身も人生経験を重ねていくからこそ、
深みのあるおもてなしができるのだと
祖父は僕にいつも言っていました。

例えば、今ではネットで情報発信されている
個人が増えてきましたが、
年齢を重ねた人ほど有利なのではと感じます。

彼らは今、
企業や社会の中では苦しい思いをしている世代ですが、
若い世代に比べると、今までの人生経験が全く違います。
その経験や視点を情報に変換していけば、
新しいに価値にしていくことはできると思うからです。

みなさんの年齢は僕にはわかりません。

もしも、年齢を重ねられていたとしても、
それは悲観ではなく希望なのだと思います。


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この場所で波を眺めていると、

「自分にできることはなんだろう」と
常に考えさせられます。

目の前に広がる海も、その波の満ち引きも、
数年前、数百年前と光景だったんだと思うんですね。
地球が誕生した頃と、あまり変わらないのかもしれない。

そんな中でも、
自分は刻一刻と年齢を重ねていく。

体力的な変化と同時に、
何かを自分の中に蓄積し続けている。

自分の気持ちに素直でありたい。
いつも変わらず新しい自分でありたい。

そう願いながら、
今日もこの場所から一日を始めます。





では、
みなさんも素敵な一日を過ごして下さい。




遥か孤島から感謝を込めて。




いつもありがとうございます。

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