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バンクーバーへ飛び出したあの夏。

2018年の、春~夏の私の行動力ってすごかった。

まず、2018年の2月末に、
勤めていた百貨店で異動の話がでた。

当時、家から職場までdoor to doorで30分。
さらに下り方面の電車で、行きも帰りも座れた。

そこから東京方面への転勤で、
社会人最初がぬるゲーだった私は、
「異動になるならもう今辞めます」と強気だった。

「とりあえず行ってみて!」と、
役員でもある店長から言われて
とりあえず行った本店。

まじでとりあえず、で、3日で辞めた。

繁忙日のひな祭りに辞めた。

誰にも挨拶せずに退職届を書いてメール1本打たず
それが最終出勤日になってた。
今思うと異常である。

何にも恐れを知らなかった、27歳の春。

帰って、まだ彼氏?だった夫に、泣きながら夢を語って
8月には、バンクーバーにいた。

(本当にあの行動力なんだったの)

バンクーバーへ行くにはもちろん、
事前にビザの準備とか、保険に入ったりも必要だったし
日本ワーキングホリデー協会にお世話になって
同時期に渡航する人の集まりにも行って、
ある程度同じ学校に通う知り合いを作ったりとか、
ホームステイ先を事前に決めてもらって費用振り込んだり、など…
色々なことがあったはずなんだけど…
ここら辺の記憶がすごく曖昧。
どんな人に担当してもらったとか、
どういう手続きをしたとか、全然覚えてない。

とにかく行動力だけあった。
動き続けた。
あんなに大好きだった彼氏(夫)と、
よく1年も離れる決断をしたと思う。
何だったんだろう、あの情熱。

バンクーバーに着いてから……

ホームステイは1か月で終了して、
自分で住む家を探して契約したり、
カナダ人のルームメイトと喧嘩したり、
もう一人のカナダ人ルームメイトと白玉団子作ったり、
韓国人の友人とバスでシアトルまで行ったり、
韓国人のうんと若い男の子とデートしたり、
友人の友人のホームパーティーにお邪魔したり、
台湾人の友達と年越しをしたり、
日本の友人とアメリカで待ち合わせて
カリフォルニアのディズニーいって
バンクーバーに一時国して
次の週にフロリダのディズニーに行ったり……と。

本当にあの行動力なんだったんだろうと思う。

行動力=資金力ともいえる。
人生の夏休みだったんだなと思う。
でもそんな時間をもてるのは
限られた人間だけだから、
あの時間を振り返るだけでなく
尊いものだと自覚して、
キャリアを捨ててもあの時間を作った、
選んだ、自分ごと愛したいと思う。

※当時の私には、
2歳から会っていなかった母の遺産がありました。
本当にお金の量と気持ちって比例するな~とか思う。
(今は全部使っちゃいましたからね)

結局私の夢はいつもここにある。

今、自分の人生の岐路がまた目の前に広がっている。

あんなにあった行動力が、
加齢とともになくなってきている。

思い返してみても、
自分のこととは思えないほどの
大胆な行動の連続。

あの時の私ははっきりとした夢を見ていて
すごくかっこよかったなと思う。

やりたいことが明確にあって、
それが正解か不正解かなんてわからないくせに
「絶対にこれが正解だ」と信じて進み続ける勇気があった。

あの熱い気持ちがまたほしい。
それが自分の人生のほとんどだったから、
「あれこそが本当の自分」って感じがあって、
夢に破れたあともずっと、
まだ見ぬ夢を、今日も、追い続けている。

自分はこんなもんじゃないんだって
信じたくて、追いかける夢の先を、
見てみたいと思っている。

応援してくれている人が大勢いて
私は幸せ者だと思う。

今は目の前のつらい出来事、
思うようにいかなかったことたちにばかり
気を取られていて、近くの幸せに
全然気づけていないと、今気づいた。
本当に恥ずかしいことである。

せめて自分の行動の責任は、
自分で取れる人であれ。

自分をまた好きになりたい。

その答えを探すために、
またこの私の中に眠る行動力を使うと決めた、
33歳3日目でした。

▼夢を叶えた記事はこちら。


▼おまけで、英語の話。

バンクーバーに着いてからは
英語の勉強はそれなりに頑張った記憶。

もともとTOEIC750点くらいはあって、
そこまで大変な話ではなかったけど
やっぱりリスニングとスピーキングには苦労した。

たった半年、されど半年、で。
バンクーバーに行ったことによって
自信をもって英語を話すことができて、
聞き取りも苦がなくなった。

学校や受験勉強で得た「知識」が、
「生きる英語」になったのは、
本当に良い経験だった。

ただ、もちろんそれは、「海外に行ったから」ではない。
自分なりに現地で考えて調べて実践して、
自分に足りない部分を補っていった。

これはこれから漠然と「海外で英語を学びたい」と思っている人には、本当に気を付けてほしい部分だな。
日本にいても同じことなんだけどね。


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