大転職時代。転職しないともったいないと思うワケ。
#転職してよかったこと
というテーマで、仕事について、引き続き書かせていただきます。
結論からいうと、
悩んでくすぶっている時間が何より勿体ない!!!
です。
まず簡単に私の経歴から。
2014年 新卒で百貨店に入社
2018年 百貨店退職。その後半年間バンクーバーへ留学。
2019年 外資系に1度目の転職。引き続き小売業に従事。
2020年 不動産業界へ転職。
新卒で入った百貨店は、前回のノートでも書いた通り、別に第一志望ではなかったので長居するつもりは毛頭ありませんでした。
夢は「希望」であり、「呪い」だし。就活は恋愛と同じ。|みいお (note.com)
当時本当に就職氷河期で、早慶だった私は100社くらい受けてほとんど書類で落ちました。(それもはや私の問題説もある)
そのため店舗移動になったタイミングでサクッと退職。
(実際は結構揉めたけど今となっては…。)
その後3か月くらいニートして飽きたので、バンクーバーにワーキングホリデービザで留学し、TOEIC900点を取得。そこでもう満足したので、ワーキングせずに帰国しました。
ていうか普通に海外生活つらかったです。ルームメイトのカナダ人とめっちゃ揉めた。英語での喧嘩つらかった。それはまた別noteで書きますね…。
そして帰国後、誰もが名前を知る憧れの外資系企業へ入社。
ちょうどスマホを買い替えたタイミングだったのですが、分割組むときに記入した会社名見た店員さんに「すっごいですねぇ」と言われました。
この時もうピークでした。
1回目の転職で良かったこと、知らない人に尊敬してもらえた。以上。
いやいや、ではなく、実際にはもっとたくさんあって。
「百貨店って、いろいろ幅広く学んでやらせてもらえる、比較的自由度の高い小売業だったんだな」という気づきを得られたことですね。
もし百貨店業界からの転職を考えている方がいたら、このことは覚えておいてほしい。
私はやめてすこし後悔もありました。泣いた夜もあるよ。
百貨店業界ってどこからどう見ても斜陽で、年の近い先輩たちはどんどん辞めていくし、信じられないくらい効率的じゃないアナログな働き方を今時しているし、ボーナスも最高で0.8か月しか出たことなかった。
(※もちろん、ちゃんともらえる百貨店もあります。私のいたところの話です)
とにかく長く身を置くことが不安になる環境。
小売業だから特別給与も高くないし。
でも、私がそのあとに働いたのは百貨店のなかの1テナントショップ。
毎日毎日大して広くもない店内を行ったり来たりして、本部から供給される商品を並べて、言うこと聞かない数少ないアルバイトの管理と、使えない社歴だけ長い上司の変な行動に頭を悩ませる。
とにかく小さいお店は人間関係のコミュニティが狭く、そこも面白味がなかった…。
あ、ちなみに、接客は楽しかったです。
都内だったので外国人もよく来たし、英語で接客してくれてありがとう~助かったよ~とか言ってもらえたり、日本人のお客さんにも覚えてもらってお土産もらったりとか。接客でしか得られない「生きがい」ってめちゃくちゃあって、もちろんキツさもあるけど、だから私は基本接客が好きだからこそ、この仕事からまた頑張りたいと思ったんですけど…
百貨店のいわゆる「売場」業務と、ひとつのショップでの業務って、マジで別物です…。
自分で置きたい商品を選ぶこともできなかったし
本社の販促担当の人とかにアイデアを伝える機会なんて早々ないし
指示書の通りの商品並べて…っていうのが、自分を出せなくて私には合いませんでしたね。
ここで、私は小売業とか接客業が好きなのではなくて、
「大勢の人でにぎわってる空間が好きなだけなんだな~」とか、
「自分のアイデアを出せる仕事が好きなんだな」とか、色々気づくことができました。
あとは「通勤1時間は思ったよりしんどい」とか、「一緒に働く人は大勢いたほうがいい」とか。
「年齢とともに接客は体力的につらくなってきそうだな」と感じ始めたのもこのあたり。
勇気を出して全くの異業種に挑戦したわけではないのですが、
転職したことで自分の仕事の嗜好を知ることができたのは助かりました。
そして2度目の転職は「不動産業界」と書きましたが、実はこれもまた「商業施設の運営」でして、まぁわりと小売業と親和性の高い業界です。
これは実際3社目になってしまうので、あまり大胆な異業種転職をして失敗したくないという思いがあり、本当は英語を使った仕事とかに興味がなかったわけではないのですがチキって選んだ落としどころでした。
ただ、今思うと20代最後の転職になったので……
全く新しいことに挑戦できる最後のチャンスだったのかも。
とは思います。30代になってから、当時IT企業蹴っちゃったの、ちょっと後悔はしている。
「商業施設で働いている」と言うと、だいたい「どのお店にいるの?」と聞かれるのですが、商業施設全体の管理運営のお仕事です。
そもそも商業施設自体そこまで乱立してるものでもないので、わりと狭い業界です。
会社の規模は全社員で80人くらい。
百貨店は1000人以上いましたが、ショップ店員の時は10人くらいだったので、ちょうど中間という感じがしますね。
人生で初めてのお客様と直接接しない仕事だったので、最初はドキドキでした。パソコンは不得意ではないものの、実はそこまでExcelなどに馴染みもなく、社員だらけのなかにずっと身を置いてデスクワークというのも不安でした。
しかしこれが意外にも合ってました。
接客業は体と頭と心を使う仕事。結構ハードです。
現在の管理系業務は頭使えばとりあえず大丈夫。
オフィス仕事ってこんなに気がラクなものなのか~というのが実感です。
もちろん社員の中に入っていくの、馴染むまではちょっと居心地悪かったし、やるべき事がわからなくて注意を受けることもありました。
(でもね、常に違うお客様に最高の満足を提供しようとするよりはラクだなと思います。ちょっと嫌な先輩は勿論いますが、嫌な部分の特徴さえ捉えちゃえば、大きくその型から外れる事はないし、対処がしやすい。パワハラレベルまでいくとまた別ですが。)
あとは苦手な交渉事をしないといけないこともあります。
でもそれってぶっちゃけ小売業でも同じだったな~~と。
そこから肉体的・心的負担が減りました。なお、体重は増えました。
さて、冒頭の、 #転職してよかったこと ですが、
給与は下がったし、将来への不安も全くなくなったわけではないけど、
自分のしたいことをちゃんと知ることができる、こと。
…かもしれません。
誰だって自分に何が向いているか、違う人生があるんじゃないか。
少しは悩んだことあると思いますが。
自分でも知らなかった自分の大切にしているものや長所(もちろん「飽きっぽい」「じっとしていられない」なんて短所も)が、比較することで見えてくる。
もしかしたら、転職したあとにやっぱり元居たところがずっと良い会社だったと感じることもあるかもしれません。
でも、現在はカムバック制度なんてものを導入して舞い戻れる会社も増えていますし。というか、そんなものなくたって、仲良かった上司経由で元の会社に戻っていく人、最近はよく見かけます。人手不足だからね。即戦力がほしいんだよね、どこも。
そのためにもまずは円満退社しましょう。
その後は、若いうちにだけ許される異業種転職で、どんどん自分の価値観を発見して、広げて、磨いていくのは良いことだと思います。
自分に合っている仕事が絶対どこかにあるので。
だらだら書いていたら結論が迷子になってしまったけど……笑、
もし今つらかったら、とりあえず飛び出してみて、だめだったらまた転職しましょう。経験者より、でした。
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