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[読書]ニュー・アース

意識が変る 世界が変る ニュー・アース
著者 エックハルト・トール
訳 吉田利子

以前から気になっていた本。
難しそうだったのでなかなか
読む気になりませんでしたが
私が色々勉強している
三凛さとしさんの有料オンライン講座で
この本を読んでみてください
という指示だったので読みました。
半分読んで数ヶ月放置していたけど
気合いで残り半分を1日かけて読みました…

私には難しかったなw
少しだけまとめます。

三凛さんについての記事は↓

私たちはいますぐ進化しなければならない



-人類はいま、進化するか死滅するかという重大な選択を迫られている。

この本は2008年出版。
コロナを予期していたのかはわからないけど
進化を問われる現象であることは間違いないと思います。
まさに今進化するか
死滅するかそんな状態にあると感じられます。

進化するためにはよりたくさんの人が
新しい意識に目覚める必要があるということです。

ふつうの人間の精神状態は欠陥があり
機能不全だというのです。

というのも過去の歴史を見ると
ネガティブな感情によって
何度となく争いが繰り返されてきた。
ネガティブな感情を引き起こしてしまう状態
=ふつうの状態(機能不全)
そこから抜け出さなくてはいけないということです。

そのためのツールとして
このニュー・アースを読んでほしい。
目覚めるためには
目覚めていないことを自覚する必要がある


自分を誤認している

「自分とはなにか」

ふつうの人間は精神状態が機能不全だと書かれていましたが
機能不全とは無意識な状態だということ。

ふつうの人間は無意識の状態のまま
気づくことなく人生を終える

気づいていないとはどういうことかというと
自分=私という存在を間違って捉えているということだそうです。

1日に何万回と繰り返される思考、
沸いてくる感情、
身の回りに存在する形ある物、
集団の無意識が作り上げてきた固定観念、
これらを自分と同一化してしまい、
自分=意識だということに気づけない
女であること
男であること
親であること
会社員であること
そういった役割を演じ続けてしまう。
そして思考や感情に支配され
不幸な私になってしまうのです。

軽い二重人格のようなイメージだと思いました。
湧き上がった感情にとりつかれたり
ネガティブな思考を繰り返したり
本来の自分とは全く別物だということです。

この本ではペインボディとよんでいます。
目覚めはペインボディを持っていることを
認識することから始まる。

「いまに在る」こと

ペインボディを自分だと思っている状態から抜け出す方法。
それが「いまに在る」という意識を持つことだそうだ。

湧き出る感情や思考を自分と同一化しなければ
支配されることはなくなります。
不幸な私を作り出す前に
思考や感情から離れることが「いまに在る」こと。
瞬間に感じていることを認めること。

現在という瞬間を
友人と考えるか
敵と見なすか
人生から切り離すことができない瞬間を
どれだけ大切にできるかで人生そのものが変っていく。

思考や感情にとらわれていると
どうしても意識は過去や未来にいってしまう。
その状態に気づくことができれば「いまに在る」

気づいた瞬間から変化は始まるということです。
「いまに在る」ことができれば
思考や感情が大きくならず
そこにはスペースができる。

空間を認識する

目の前にある物を動かせば
そこには空間が生まれる。

見えない、聞こえない
無と静寂が空間として認識される。

空間という何もない場所があることで
形あるものがそこに存在できる。

自分とはなにか
=意識という形のないものがあってこそ
五感で感じるものや
考えることが認識できるということです。
意識なしには私たちは存在できないことになる。

意識という形のない自分を
忘れてしまっている状態
無意識で生きているときは
自分の中の生命感も感じられない。

その不足感や不安を
形あるものでごまかそうとしてしまう。

これでは永遠に本来の自分に気づくことができない。
空間を認識するためにも
「いまに在る」ということが重要になってきます。

目覚めた行動3つのモード

人生(生命)を宇宙の創造的な力と調和させる

1.受け入れる
2.楽しむ
3.情熱を燃やすこと

この3つ以外のモードでの行動は機能不全といえる。
行動するとき3つのうちどのモードなのか
自分をよく観察する必要がある。
どれでもない行動は
自分または他人を苦しめることになります。

1.受け入れる

最低限、やらなければならないことをする。
「いまに在る」状態で起きている現状を
あるがままに受けいれる。

楽しめないとしても
受け入れることはできる。
抵抗しない=安らぎの状態でいられる。

楽しむことも
受け入れることもできないのならやめればいい

まさに仕事に対してずっと抵抗してきた。
なんとか変えられないかと
上司を操作しようと試みたりしてしていた。

でも結果何も変らないし
抵抗することをやめてみたが
楽しくもない。
全く当初の約束とは違うことをさせられている現状を
受け入れることができない。
辞めるしかないのだと思います。

そうでないと責任を取れる唯一のことに責任を取れない
(本当に重要な唯一のことでもある)

とあります。

唯一のこととは意識の状態。
自分の意識の状態に責任をとらないのは
人生に責任を取っていないということだ。

嫌でたまらないことは
受け入れるかやめるかのどちらかしかない…!

2.楽しむ

行動を楽しむことで
安らぎが躍動する生命感に変る
「いまに在る」ことを楽しむことができれば
喜びになり人生の質が劇的に向上する。

安らぎからくる躍動する生命感こそ
よくいうワクワクなのです。

人生に生きがいがない
ストレスが多すぎる
退屈だと感じているなら
それはこの意識の次元を人生に持ち込んでいないからだ

生命感とは生きている実感を指すんだろうけど
それを原動力に生み出されたものこそ
本当の意味で創造されたものなんだと思います。

やりたいことを探そうとする行為は
ある意味、無意味むしろ無駄だなと感じました。
形にとらわれている行動だ。

行動を楽しんでいいか、と自分の心に聞いたりしないこと。
そんなことをしても楽しんではいけない理由が
山ほど見つかるだけだ。

3.情熱を燃やすこと

楽しみや喜びを感じると同時に
目指す目標が加わること。

なにをしてもとてつもない緊張感と
エネルギーが伴うそうだ。

情熱の緊張感はストレスとは無関係。

ストレスを感じるということは
ペインボディにとりつかれている状態のとき
意識から切り離されているということです。

そのストレスこそ病気などの原因になる。

情熱で行動している時は
自分だけでやっているのではないと感じられる。
むしろ自分だけでできることには何の意味もなく、
ただ波に乗っているだけ。

情熱による活動には勝者も敗者もない

思考や感情は不足感を持っているので
常に奪おうとするが
情熱は逆に与える。

最後に

ちょっと言葉が難しい本でした💧
かなりかいつまんで書きましたが
ボリュームもなかなか…

頭では理解できても
私自身まだまだそこには到達できていないですね。

メタ認知や瞑想、ヨガ、ジャーナリングなど
空間を作ることを日常的に意識することで
もう少し進めるのかな…

空間を感じるようで感じていないようで
確信がないということは感じていないんでしょうね。

仕事は辞めようと決意したものの
その先何をしようか決められず
未来のことへの不安が大きくなっているなと感じます。
不安に思っても仕方ないとはわかるものの…
なかなか「いまに在る」ことができません。


三凛さとしさんのYouTube


本の内容と同じだなと思ったのでよかったら
見てみてください。



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