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【仕事】『当事者意識』を身に付けるには当事者になるのが一番

(このNOTEは3分で読めます。約2,100文字)
『当事者意識』という言葉を聞いたことはありますか?リクルートの『圧倒的当事者意識』が代表的だと思いますが、現在ではリクルート以外の企業でも『当事者意識』という言葉は使われるようになってきていると思います。

『当事者意識』という言葉は仕事をする上で大切だと思うので、意識しています。しかし、『『当事者意識』ってなんだ?』と思ったこともありました。就職活動をしている時から『当事者意識』という言葉は知っていましたし、就職活動時の面接でも『当事者意識』というキーワードを使いましたが、それを実感したのは就職してからです。

このNOTEでは、『当事者意識』が初めて腹落ちしたときの経験を書きます。

✅1、『当事者意識』とは

そもそも、『当事者意識』とはなんでしょうか。リクルートの『6つのスキル・4つのスタンス』には『圧倒的当事者意識』という言葉がでてきます。私がこのNOTEで書きたい『当事者意識』と『圧倒的当事者意識』については差異がないため、『圧倒的当事者意識』に説明を記載します。

『「転職」と「キャリア」のメディアじょぶおたく』には、『圧倒的当事者意識』について下記のように書かれています。

目の前の仕事を「自分ごと」として捉える意識
じょぶおたく

この定義を読んだとき、違和感がある方は少ないかと思います。理解しやすい定義だと思いますし、『『圧倒的当事者意識』が大切だ』と言われたときに『いやいや』と反論する方も少ないと思います。

しかし、『当事者意識』を腹落ちさせるのは少し難しいような気がします。理解はできることと、それが実体験を伴って納得した状態になることは異なります。

私も実は、理解はしていたのですが、なかなか腹落ちしていませんでした。『当事者意識』が腹落ちしたのは、新卒入社した企業での経験でした。


✅2、『当事者意識』を実感した2つの出来事

2つの出来事で『当事者意識』が腹落ちすることになります。

2-1、PMOから領域担当へ

配属されたプロジェクトではPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)の役割を担っていました。簡単に説明すると、プロジェクトの進捗管理や課題管理など、プロジェクトを円滑に進めていくうえでの雑務をする役割です。

プロジェクト内の各領域の担当者を集めて週次で進捗報告会を行ったりしていました。その中で、遅延状況の確認や対策の確認を行っていました。

PMOの仕事をこなしていくうえで、自分の中に違和感がありました。それは、当事者でないため現場で何が起こっているかのイメージができないことでした。PMOは現場担当者から情報を収集し、まとめてから誰かに報告することが多いです。つまり、人が経験したことを報告するのです。

誰かの経験を、他の誰かに伝えるとき、自分の実体験ではないためそこに気持ちを乗せづらい感覚はありませんか?まさにそのような感覚があったのです。

そこでプロジェクト・マネージャーに相談をして、当時担当者があいまいだった領域の担当者に抜擢してもらい、現場担当者とPMOの二足の草鞋を履いて仕事をしていました。

当事者として現場で何が起こっているか理解できたうえでPMOの業務を行っているため、それからはPMOの仕事の質が格段に上がったと思います。

2-2、領域メイン担当と領域サブ担当の違いを実感

2-1のプロジェクトと同じプロジェクトでの出来事です。ある領域のメイン担当者は入社3年目の方でした。同じく入社3年目の方は別の領域のサブ担当者でした。その領域のメイン担当者は10年以上経験があるベテラン社員でした。

入社年数は両名とも同じですが、メイン担当者の方が知識量も仕事能力も上回っていました。根本的なベーススキルは両名とも変わらなかったと思います。しかし、メインを張っているかどうかが大きな要因となってその差が生まれたのだと思います。

『自分が何とか問題を解決していかなければならない』と思って仕事するのと、『自分がダメでも誰かがやってくれる』とある種逃げ道がある状態で仕事するのとでは、質が異なります。

入社年数は同じですが、メインとサブでそれぞれ役割が異なる二人を見て当事者として仕事をすることで生まれる差を実感しました。


✅3、『当事者意識』を身に付けるには当事者になるのが一番

想像力が豊かな方はそんなことはしなくても良いかもしれませんが、私のように想像力が乏しいと、『当事者意識』を身に着けるためには当事者になるのが一番早いのです。

誰かの課題を理解するためには、自分自身もその課題を体験するのが一番手っ取り早く確実です。そして、体験したことは間違いなく『当事者意識』になります。

また、『自分が解決しなければ誰もその課題を解決しない』という状況に身を置くときにこそ『当事者意識』は最高に高まります。


✅4、まとめ

いかがだったでしょうか。『当事者意識』とは、目の前の課題を自分事としてとらえる意識のことです。『当事者意識』を腹落ちさせるには、自分が当事者になるのが一番確実で近道だと私は考えます。

みなさんはどう思いますか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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