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【読書感想文】『Work in Tech!(ワーク・イン・テック!) ユニコーン企業への招待』

(このnoteは3分で読めます。約2,300文字)
中学・高校が同じだった方に最近読んだ本を教えてもらいました。本当はnote記事後半にある『おまけ。今後読む予定の本。』の中から1冊選んで読もうと思っていたのですが、『ユニコーン企業』という言葉に惹かれて『読みたい!』という気持ちが高まりました。

著者の森山太郎さんはリクルート出身の方でした。『当事者意識』や『will can must』などリクルート文化で好きなものが多いため、本書についても共感できる部分が多いのではないかと期待を膨らませていました。

このnoteでは、『Work in Tech!(ワーク・イン・テック!) ユニコーン企業への招待』についての読書感想を書きます。内容の要約でなく、あくまで私の感想ですのでご了承ください。主観的な感想も多くございますので皆さまの広いお心で読んでいただけますと幸いです。

【総評】
オススメ度:★★☆☆☆
読みやすさ:★★★★☆

【対象とされる読者層】
・IT業界でのキャリアに興味がある方
・メガベンチャーと呼ばれる企業を渡り歩いた方のキャリアに興味がある方
・転職について悩んでいる方

本書は全体で230ページほどの書籍です。読むスピードが速い方は1時間ほどで読み終えることができるかと思います。普遍的な内容を求めるというよりも、1人の具体的なキャリアや意見・考え方に触れるための書籍です。

✅1、総評

著者の森山太郎氏は、リクルート、ビズリーチ、メルカリ、スマートニュース等を渡り歩いた経歴を持つ方です。これらの企業に就職・転職することができている時点で、とても優秀な方だということは想像に難くありません。

書いている内容も共感できる部分が多く、面白かったのですが、前のめりになって食い入るように読んだかと言われると、そうではありません。共感できる内容が多かったことは確かなのですが、独自の洞察や考え方があるかと言われるとそうではなかったような印象です。

ただし、自己啓発系の本や特定企業について書かれた本、キャリアに関する本をそもそも既に読んでいるから思うことかもしれません。普段、こういった本を読まないという方にとっては、とても新鮮な内容に映るかもしれません。

率直な感想としては、本書の対象読者は私ではない、です。


✅2、印象に残った内容と感想

2-1、第2章 ユニコーン企業という「異世界」のカルチャー

第2章で印象的だったのは『上司ドリブンより「データドリブン」』という項目でした。ここでは、上司が言う良い悪いではなく、数値的に分析して良い悪いを判断するという考え方が説明されていました。

特に、定型業務やテンプレートでは収まらない新たな領域については上司さえもその答えは持っていません。答えを持っていない上司の判断ではなく、スモールステップでデータを集めていき、そのデータを基に判断していくというのは納得でした。

2-2、第4章 自分という商品を「再設計」しよう

キャリア論について主に書かれている章です。『まだ「学校がない領域」にチャンスあり』という項目は、正直『そりゃそうだよね。』と思ってしまいました。自分がパッと思いついたアイデアがプロダクトとして価値があるかググって調べている人にとっては、当たり前の感覚のような気がしました。

また、『自分をDXする「コの字型」キャリア戦略』という項目では、moto氏の『転職と副業のかけ算』に近い内容が書かれていたため、新鮮味はありませんでした。

2-3、第5章 あなたが「探される仕組み」をつくろう

『転職におけるバイアスを壊せ』という項目では、『(1)キャリアアドバイザーが「転職するプロ」とは限らない』『(2)転職エージェントが「いい案件」をくれるわけではない』『(3)転職サイトやクチコミサイトに「真実」が書かれているわけではない』という内容が書かれていましたが、この項目も既に分かっている方が多いのではないかと思いました。


✅3、書籍紹介

※冒頭部分に記載した内容を再掲します。

【総評】
オススメ度:★★☆☆☆
読みやすさ:★★★★☆

【対象とされる読者層】
・IT業界でのキャリアに興味がある方
・メガベンチャーと呼ばれる企業を渡り歩いた方のキャリアに興味がある方
・転職について悩んでいる方

本書は全体で230ページほどの書籍です。読むスピードが速い方は1時間ほどで読み終えることができるかと思います。普遍的な内容を求めるというよりも、1人の具体的なキャリアや意見・考え方に触れるための書籍です。


✅おまけ。今後読む予定の本。

『本日はお日柄もよく』

盛岡で働く知人の紹介。

『日本の「運命」について語ろう』

会社の同じ部署の大先輩がオススメしてくれた本。浅田次郎の他著書『世の中それほど不平等じゃない』は『地元の図書館でレンタルして読むのがちょうどよい』とのこと。

『THE MODEL』

前職の同期とご飯を食べた際にオススメしてくれた本。

『リーダーシップ進化論』

前職の同期とご飯を食べた際にオススメしてくれた本。

『経営は実行』

前職の同期とご飯を食べた際にオススメしてくれた本。

『コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える』

前職の同期にオススメしてもらった書籍。

『麦の海に沈む果実』

中学・高校時代の同級生のオススメ小説。

『論より詭弁~反論理的思考のすすめ~』

論理というものについて少し勉強したいと思ったため。

『世界最先端の研究が教える すごい脳科学』

書店で出会った1冊。

皆さんもおすすめの本がありましたら、ぜひ、コメント欄で教えてください。

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