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【就職活動】【面接官】『皆同じことしか言わないな』と思うのは『同じ質問ばかりしているから』

(このnoteは2分で読めます。約1,700文字)
Matcher(社会人と就活生をつなぐマッチングアプリ)で就職活動中の大学生とお話する機会があります。面接の練習相手を依頼されることもあり、何度か模擬面接を実施させていただきました。

そのたびに私は面接の難しさを感じます。もちろん、皆さん素晴らしい質疑応答をしてくれるのですが、どうしても『皆さん同じようなことを言っている』と感じてしまうのです。

そのことを面接百戦錬磨の方に相談してみました。このnoteでは、模擬面接で『皆さん同じようなことを言っている』と感じた私が知人から頂いたアドバイスについて書きます。

✅1、模擬面接

2022年7月現在社会人5年目の私は、実際に採用面接官をやったことはありません。ただ、『コンサルティングファームへの転職活動をしていた時の経験が、現在就職活動している方へ貢献することができれば良いな。』と考え、模擬面接の依頼があったときには、面接官役を引き受けています。

今後、自分自身が実際に採用面接官をやることになった場合に、どのような方を採用したいと感じるのか、その仮説を立てるための目的もあります。

『実際に採用面接官やったことない人が、なんで模擬面接しているんだよ。』という声もあるかとは思います。私自身も『採用面接官の経験ないけど、模擬面接して良いのかなぁ』と思いつつ、一方で、就活生の役に立ちたいという想いもあり、模擬面接をさせていただいています。こういった背景をご承知おきください。


✅2、『皆さん同じようなことを言っている』

私がコンサルティングファームで働いている背景もあり、模擬面接の場面設定としては、コンサルティングファームの面接を想定しています。『どうしてコンサル業界を志望しているのですか?』や『どうしてうちの会社を志望しているのですか?』のようなオーソドックスな質問をします。

皆さん、それぞれしっかりと回答いただくのですが、どうしても『皆さん同じようなことを言っている』と感じてしまうのです。大きく3つに集約されてしまう気がします。

  • 『自分の能力を活かして他者の問題解決に取り組みたい。』

  • 『クライアントから必要とされる、自分の名前で活躍できるコンサルタントになりたい。』

  • 『コンサルタントという第三者的立場から、その業界に貢献したい。』

一人一人考え方やバックグラウンドは異なるはずなのに、同じようなことを言っていると感じてしまうのです。


✅3、『皆同じことしか言わないな』と思うのは『同じ質問ばかりしているから』

始めは自分自身の質問の仕方に問題があるとは思っていませんでした。『就活生から見たコンサルへのイメージはそんなもんだと思うし、解像度が荒くなってしまうのは仕方がないことだろう。結果、皆同じことを言っているように聞こえてしまうのも、ある意味、仕方がないことだろう。』と思っていました。

このことを、面接百戦錬磨の方に相談してみました。その方はこう言っていました。『僕は20代後半から採用面接官をやるようになった。同じような悩みを僕も持っていた。先輩に相談してみたら、『それは、結局君が同じような質問しか就活生にしていないからだよ。』と言われた。この言葉は今でも覚えているくらい衝撃的だった。』

つまり、同じ枠組みの中でしか質問していなかったら、同じ枠組みの中の回答しか得られないということです。同じ枠組みの中で回答を得ていたら、そりゃ『皆同じようなことを言っている。』と感じても仕方がないのです。

重要なのは、その人の本音に触れられる箇所を見つけることができるかと言うことです。よく人事の方が『これを聞けば合否を決められる、というキラークエッションはない。』と言っています。合否の判断に至ることができるまでの情報を引き出すためには、個々人によって質問内容を調整せざるを得ないのです。


✅4、まとめ

実体験を元に面接時の悩みと、それを大先輩に相談したときの内容について書いてみました。『皆同じことしか言わないな』と思ってしまった時は、『自分が同じ質問しかしていないからだ!』と気づかなくてはなりません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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