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本日の本請け

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読書のお供を「お茶請け」ならぬ「本請け」として、読書記録とそのとき食べ飲みしたお茶やお菓子の備忘録です。
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#本

本日の本請け(2024.10月)

本日の本請け(2024.10月)

本とそのとき飲んだもの、食べたものなど。

『学力喪失ーー認知科学による回復への道筋』今井むつみ(岩波書店)

今井先生の新刊だ!ということで早々に読みました。
以前『算数文章題が解けない子どもたち』も読んだのですが、今作は「わかったけど、じゃあどうしたら?」という問いにさらに深く解説をしてくれているという気がしてかなり参考になりました。

数学の授業で気軽に使われる言葉が実は難しいんじゃないか、

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本日の本請け(2024.2月)

本日の本請け(2024.2月)

本に合う食べ物、飲み物を用意して読書しています。なんだか「ことば」に関する本ばかりになりました。

『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』今井むつみ、秋田喜美(中公新書)

ゆる言語学ラジオが好きで、言語に興味がわいていたところに、本屋さんで見つけて購入した本。帯にも推薦文があり、その後ゆる言語学ラジオでも言及されていたので少し内容を知ってから読み始めました。それが結果よかったと思う。

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本日の本請け(2023.1月)

本日の本請け(2023.1月)

その本に合いそうなおやつ「お茶請け」でなく「本請け」を用意して読書しています。

『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』標野凪(双葉文庫)

本屋さんで見かけて気になって後日購入した本。
あらすじ見た感じは良さそうだったのですが、読んでみるとnot for meでした。好きな方は以下、読まないでいただいた方が。

1話で、それは他人(SNS)の価値観から他人(そろり)の価値観へ移っただけでしょう、と

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「図書カード使い放題」を勝手にやった話

「図書カード使い放題」を勝手にやった話

悪い大人の遊びをしました。

「図書カード使い放題?!」という、「もし手元に自由に使える3万円の図書カードNEXTがあったら、あなたならどんな本を買いますか?」というシチュエーションで、実際に作家さんたちに好きに本を購入してもらうという企画。
いつかやってみたい!と思っていました。
自らの懐から出す3万円ではなく、用意された3万円だからこそ!な選書。憧れます。

そう考えて数年が経ち、もらったり、

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