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浮気の証拠になるメール、ならないメール

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

お付き合いしている相手や伴侶が「浮気しているのではないか」と不安になって、思わず相手のスマホを見てしまったという経験はありますか? 逆に相手に「見られた」ことがある方もいらっしゃるかもしれません。

浮気調査年間1000件、経歴20年以上のプロの探偵・今野裕幸さんのもとに相談に来る人のほぼ全員が、相手のスマホやSNS、メールを気にしているそうです。

実際、どのくらいの人が相手のスマホやケータイをチェックした経験があるのでしょうか?

今野さんは、著書『浮気がバレる男、バレない女』の中で、次のような調査結果を紹介しています。

 あるリサーチ会社が関東1都3県の15〜39歳の男女600名を対象に行なった「ケータイ・SNSと男女の浮気に関する意識調査」によると、相手のケータイチェックのうち「メール履歴」がダントツ1位だったそうです。
 以下がその調査結果の内容です。
 まず浮気調査に当たり、「恋人の携帯電話をチェックしたことはありますか?」と尋ねたところ、「したことがある」「頻繁にする」という回答が27・7%という結果になり、4人に1人はケータイのチェック経験があることが判明しました。
 さらに男女別では、男性が19・3%なのに対し、女性は36%と、男女間で17%近く違うことも明らかになりました。
 また、ケータイチェックをしたことがあると答えた方(166名)に「いつもチェックする、もしくはチェックしたことがある項目は何ですか」(複数回答)と質問したところ、1位は「メール履歴」で89・2%、2位は「通話履歴60・2%)」、3位は「アドレス帳(24・7%)」という結果でした。
――『浮気がバレる男、バレない女』より

4人に1人……(!)
意外と多いことに、私はビックリしました。

探偵の今野さんは、女性に浮気されやすい男性の特徴の1つとして、「つねに疑心暗鬼」な男性を挙げています。そこで、相手のケータイをチェックする行為について次のように語っています。

 よく彼女の携帯電話の履歴などをチェックする男性がいます。
 しかし、いくら恋人同士、また夫婦だからと言っても、相手の携帯電話の履歴などをチェックするのはマナー違反です。携帯チェックという行為は、相手を信用していないという意味でもあります。恋人に信用されていないと感じれば、男だろうと女だろうと気持ちが離れていくものです。
 スタイルも顔立ちもいい女性を彼女にした場合は、まわりにいるすべての男性が彼女を狙っているのではないかという、あらぬ疑いをかけたくなるものです。
 たとえば、仕事や女子会、同窓会などの飲み会や、少しでも目の届かない場所に行くことがあると、ただそれだけで、彼女に対する不信感を募らせる男性がいます。
 その他にも、少しでも帰宅時間が遅くなると、「浮気してたんだろう」と怒鳴り声を上げる人もいますが、疑心暗鬼になって必要以上に彼女を束縛する行為は、浮気を助長させるきっかけになります。
――『浮気がバレる男、バレない女』より

ほどよい嫉妬は、愛情の裏返しといえるのかもしれません。しかし、スマホチェックのように過剰になりすぎると、2人の間の信頼関係が崩れてしまうのも無理ないですよね。とはいえ、最近の行動が明らかにおかしいと思えば、チェックしてしまうこともあるかもしれません。

そこで、気になってくるのが、「浮気相手と交わされていたメールは証拠になるのか?」という点です。ここで言う「証拠」とは、既婚者による不倫で裁判になったり、離婚調停をするときに、相手を追及するうえで不倫された側にとって有利な材料になるか、という意味です。

週刊誌による著名人の不倫報道でも、証拠としてSNSやメールでのやりとりが公開されたり、かなりの説得力がありそうです。今野さんは著書の中で次のように語っています。

 証拠になるか、ならないかは、どの程度のメール内容であるかが重要になります。単に「好き」「愛してる」「また会いたい」では、証拠としては弱い、と私はお答えしています。
 なぜなら、「仮想恋愛だった」とか、「冗談に決まっているじゃない」と開き直られたり、言い逃れをされるからです。
 ですので、決してそれ自体は無駄ではないものの、あくまでも状況証拠の一つとしてとらえ、「過去からの因果関係は証明できるから、きちんと保存しておくように」とアドバイスをしています。
――『浮気がバレる男、バレない女』より

「無駄ではない」というレベルに過ぎないという指摘は意外でした。信頼関係が壊れてしまうリスクを負ってまでやるかどうか。人それぞれの判断になるのかもしれませんね。

なお、今野さんは、メールの証拠保存方法について、1つの注意点を提示しています。これを知らないと、せっかく証拠も効力が下がってしまう可能性があるといいます。

 パソコンやケータイ、スマホのメールは、自分宛てに転送してはいけません。
 その履歴が端末に残り、ケータイを見たことが発覚してしまったり、証拠として出そうと思ったときに、「そんなメールなんかやりとりしていない! ねつ造されたモノだ!」と言い逃れをされる可能性があるからです。
 私は、端末の画面に表示されているメール本文を、デジカメやスマホのカメラ機能を使って撮影することをお勧めしています。
 こうすれば、履歴も残りませんし、端末本体に表示されているメールなので、ねつ造されたという言い逃れもできなくなります。
――『浮気がバレる男、バレない女』より

転送するのではなく、端末画面を撮影しておく。さすが、探偵です! いざというときの先を見据えたテクニックです。

また、浮気発覚の多いケースとして、スマホやメール、SNS以外に、もう1つ重要なアイテムがあるといいます。それは、クレジットカードです。

 クレジットカードの明細には、浮気の証拠となりそうなものが、たくさん含まれています。
 食事をするにしてもホテルへ行くにしても、浮気には当然お金がかかります。お小遣いだけでは補えない部分もあるでしょう。そのため、クレジットカードを使用することになります。
 たとえば、パートナーが普段行かないような場所でカードを使った痕跡、それこそラブホテル、シティホテルでの使用があったといった具合です。
――『浮気がバレる男、バレない女』より

交通系カードには、交通系カードならではの、浮気発覚の特徴があるようです。

 対象者のスイカやパスモが手元にあれば、その利用状況を見ることができます。
 浮気相手とデートや旅行に行った場合、利用した日時・電車の路線・通過経路などがすべてわかります。
 たとえば、「今日は休日出勤」と言っていたのに、なぜか会社とはまったく方角が違う舞浜駅(東京ディズニーランドの最寄り駅)で、しかも開園15分前に下車しているなどとあれば、本当に仕事なのか、きわめて怪しくなります。
 肉眼でスイカやパスモを見ても、そこに何かが書かれているわけではないので利用状況がまったくわかりません。しかし、駅の券売機を利用することによってスイカやパスモに記録されている利用状況を確認することができるのです。
――『浮気がバレる男、バレない女』より

交通履歴といえば、電車だけに限りません。そうです、クルマです。

 車での行動履歴も追いかけることができます。ETCです。
 ETCは、車での移動がメインの人には便利なサービスです。高速道路で料金所に並ぶ必要もなく、夜間割引やマイレージサービスまであります。
 もし相手の車にETCが設置されていたら、チェック対象になります。
 ETCをすでに車に装備している人ならわかると思いますが、ETCを使用した場合は、クレジットカードの明細書に、いつ、どこから高速に乗ったか降りたかという詳細が記載されます。
 たとえば、対象者がウソをついて浮気相手と車で旅行したときにETCを使用した場合、そのときのクレジットカードの明細書を見れば、詳細を確認できます。
――『浮気がバレる男、バレない女』より

ただ、相手がクレジットカードの明細書を先に処分してしまい、見ることができない場合はどうすればいいのか、気になるところです。今野さんは「あきらめるのはまだ早い」と言います。

 なぜなら、ETCの利用履歴は、パソコンで確認できるからです。
 しかも、ETCカードの番号と車のナンバーさえ知っていれば、ETCカードを持っている本人でなくても簡単に閲覧できてしまいます。そしてなにより、クレジットカードの明細書に記載される内容よりも詳細な情報が閲覧できるのです。
――『浮気がバレる男、バレない女』より

いかがでしたか?

今野さんの著書『浮気がバレる男、バレない女』には、今回ご紹介した「証拠として効力を発揮するメール保存方法」以外にも、

◎浮気を見抜くための「必殺フレーズ」
◎手足の動きで浮気を見抜く方法
◎浮気している人の行動変化
◎有利に話を進めるための会話術

など、探偵ならではの「浮気を見抜く」テクニックが載っていますので、興味がある方はチェックしてみてください。

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