見出し画像

脱ポジティブ信仰!落ち込む自分を無意識に責めないで。

前回前々回とご紹介してきた“純ちゃん”こと吉岡純子さんの『いつだって、宇宙を信頼すればいい。』ですが、おかげさまで発売日までに4刷3万部を突破しました。ご購入くださった方、ありがとうございます!

そんな人気の吉岡さんがVoicyフォレスト出版チャンネルにも登場!2日間で再生回数が1万回を超えました!

三途の川を渡りかけたことをきっかけに、究極の“現実創造”の極意を知った純ちゃん。願いを叶えるには、ウキウキ・ワクワクすることが大事!と発信してきた純ちゃんでしたが、無理やり陽気な感情を味わう必要はない、と考えるように。今回は、その具体的な方法を新刊『いつだって、宇宙を信頼すればいい。』より抜粋してご紹介します。

***

陰陽のジャッジを超えて「俯瞰・宇宙の視点」をもとう

陰陽太極図は、白の部分が陽を表し、黒い部分が陰を表しています。
ベッドで臥せっている自分の上で陰陽太極図が回っているのが見えたのは、「陰陽のどちらももっている。どちらももっていていい」ということを、改めて気づかせるためのメッセージだったように思います。
人間はそもそも両方の感情をもっていて、どちらも経験することが自然ですよね。
つまり、両方の感情をバランスよく感じることが大切で、自分の〝在り方〟としては、「陽だ、陰だ」と一喜一憂せず、中庸の意識が大事だということです。

そして、陰陽太極図がぐるぐる回っていたのには、こういう説があることがわかりました。
陰陽太極図を時計盤と見立てて、自分は時計の針だとします。私たちは自分が時計の針のように動くことで、時を刻み、いろいろな体験をしていると思っていて、できれば「陽」のところで留まりたいとすら思ったりしますが、実は、針は動いていなくて、時計盤のほうだけが動いているんです。つまり、「陽」の出来事、「陰」の出来事は順繰りにやってきて逆らうことはできないということです。
しかも、陰陽太極図は、陰が極まるとやがて陽へ、陽が極まるとやがて陰へと変化していきますが、どんなに「陽」と「陰」がそれぞれ満ちた状態だと思っていても、
白(陽)の勾玉には黒い●が、黒(陰)の勾玉には白の〇があるように、「100%陰」「100%陽」という状態に留まることはないのです。
つまり、絶望しちゃうような「陰」にも光があり、このうえない喜びと思う「陽」にも影が必ずあるということなんです。
私なりにまとめてみると、両方の感情をバランスよく感じながら、「すべての体験に意味があり、すべてがうまくいっている」と理解すること。この〝俯瞰・宇宙の視点〟をもつことが、〝自分の軸〟にあるべきだと気づきました。

「〝陽〟だけウェルカム」みたいな考え方や評価のなかで生きていると、感情が「陽」にある時の自分しか認められないから、「陰」にある時の自分をとにかく否定してみたり、「陽」にある時の自分が「陰」に行かないために、必死にもがいてみたりして、
〝生きること〟自体が苦しくなってしまいます。
私でたとえると、病気になった時、〝辛い〟〝苦しい〟〝悲しい〟などの「陰」な感情を思いっきり感じていました。
「なんでこんなことになっちゃったんだろ…」と、〝人生に悪いことが起きている〟と無意識のうちに評価をしてしまっていました。
そして、「体に不調がない人たちが羨ましい」と考えて、早く「陽」の感情に立ちたかったんです。
その意識で送る日々は本当に辛くって、なかなか「陽」の感情に立てない現状に、イライラしてみたり、やさぐれて人生諦めモードになってみたりしていました。
そんななか、ある瞬間に〝宇宙の端っこ〟まで連れていかれて、「どんな時にも、〝この視点(俯瞰・宇宙の視点)〟に立ちなさい。この経験もあっていい。これがあってうまくいっているんだから。どんな時にも、この視点にある波動や振動数を保つんだよ」と言われて、意識の軌道修正ができました。
なのでね、陰陽の二方向からだけ見て、今の自分の人生に一喜一憂したり、「いいことばっかり」の人生のように、「陽」の方向からだけ見た人生を構築しないでほしいと思います。 
これは「幸せな人生を望むな」という意味ではもちろんなくて、「すべてを俯瞰する視点・波動を保てると、〝本来の幸せ〟は手に入る仕組みになっている」ということです。

スクリーンショット 2022-02-11 12.25.40

〝俯瞰・宇宙の視点〟から放つ波動って?

日々、どっしりと構え、〝俯瞰・宇宙の視点〟を意識して生きていると、その波動を放つことになります。すると、願ってもいないのに、いろいろなことが叶っていくということが起こり始めます。
でも実際、「俯瞰・宇宙の視点で生きるってどんなことなんだろ~?」となりますよね。
それは、私が〝宇宙の端っこ〟に連れていかれて体感した感覚なのですが、結論から言うと、〝オールオッケー〟〝すべてうまくいっている〟というスタンスで生きてみる。それだけです。
どんな出来事が起きようとも、なんの変化も感じられなくても、「コレでオーケー」「コレが必要な展開」と目線・意識を高く保ち、常に「今」を信頼して過ごしてみるんです。そして「今」や「今日」に、喜びを見つけてみたり、感謝をしながら安心して過ごしてみてください。

『新訳 願えば、かなう エイブラハムの教え』のなかに、エイブラハムの感情の22段階というものがあります。
「エイブラハムの『感情のスケール』」とも言われていて、現実創造論や波動の法則を学んでいる方はご存じの方も多いと思います。
私は長い間、エイブラハムが22個も細かく感情を分けているのが、とっても疑問でした。
特に疑問だったのは、「なんで現実創造に最も大切と言われる〝ワクワク〟を指す感情が、『感情のスケール』の一番上にないの?」という点です。

スクリーンショット 2022-02-11 12.25.51
22段階の感情のうち、上から7つがポジティブな感情ですが、現実創造論でよく言われるワクワクという「前向きな期待」は上から4番目の感情です。
〝望む現実を創造したい時にはワクワクしていなさい〟とよく言われるわけですが、なんで現実創造論に直接関係なさそうな「喜び」「愛」「気づき」「感謝」などが、一番上にあるのか…それがとっても疑問でした。
でも、今回、三途の川を渡りかけて〝宇宙の端っこ〟に連れていかれた経験から、エイブラハムが本当に言いたい〝現実創造論〟というものが理解できました。

「今」という瞬間や「今日」というものに、底知れぬ愛や喜びを感じてみたり、感謝の想いを感じているほど、宇宙の波動・振動数に限りなく近い…。
だからこそ、その波動・振動数を保つことさえできれば、別にワクワクと前向きな姿勢を無理に保たずとも、望む現実は創れるんだ…ということが、わかってしまったんです。
そして、その状態こそが、〝俯瞰・宇宙の視点〟を保っている状態だったんです。

また、『感情のスケール』の1にある「気づき」というのも、「なぜ〝ワクワク〟という現実創造をする際に重要と言われる感情より上なの?」と、少々疑問でした。
エイブラハムは、「人間は感情のスケールの1に近い感情を味わって生きていると、宇宙の源に繋がっている状態で、望む現実が創られる」とも言っています。

これについても、今回〝宇宙の端っこ〟を体感してわかりました。
「気づき」が起こる時というのは、一瞬でも〝俯瞰・宇宙の視点〟と共振共鳴した時に起こるものだと腑に落ちたんです。
これは言葉で表現するのがとっても難しいのですが、言うなれば〝本当の「気づき」や「ひらめき」〟が起きる時というのは、〝俯瞰・宇宙の視点〟を保とうと努めている時だってわかってしまった感じです。
そしてその「気づき」や「ひらめき」に従って動いてみると、確かに現実が大きく動き始めます。
だからエイブラハムは、「現実創造をしたい時には『感情のスケール』を参考にしなさい。その一番上にある感情・感覚を保つほど、望む現実が創られます」と言っていたんだな~と…。

なので、どんな時にも、「オールオッケー」という〝俯瞰・宇宙の視点〟に意識を置いて、「今」や「今日」に喜びを見つけてみたり、感謝をしながら、安心して過ごしていてください。そう過ごしているなかであった「気づき」や「ひらめき」が起きた時は、抗わずに動いてみてほしいです。
そうすることで、好転してしまうものって本当にたくさんあります。

(イラスト/キリ)

***

▼関連記事はこちら

画像3

(編集部 杉浦)

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?