「上級国民」が陥っている認知バイアスの構造について
東京五輪のエンブレム問題で五輪組織委員会事務総長の「盗作ではないが一般国民の理解を得られない」発言を端緒に、元官僚研究者の高齢者による池袋暴走事故報道で爆発的に広がった「上級国民」という言葉。
異論はあるかもしれませんが、「上級国民」という言葉は、私のような「一般国民」の、権威への嫉妬や怨恨から醸成された奴隷道徳的な感情の発露に感じます。その気持がめちゃくちゃわかるぶん、個人的に「使うのが恥ずかしい言葉」です。
ともあれ、今回の記事で触れたいのは、なぜ「上級国民」と呼ばれ