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記事一覧

「前向きにふり返る」ことで、小さなアイデアが育っていく

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今日はいよいよ『生きるためのデザイン思考』の基本ステップである最後の「ステップ3 ふり返る」です。これにて完結です。 これまでのステップの解説をご覧いただいていない方は、ぜひ過去記事をどうぞ。 繰り返しとなりますが、『生きるためのデザイン思考』(渡辺拓・著)で解説されている「超デザイン思考」は次の3ステップを踏みます。 ❶アイデアを育てる ❷実験してみる ❸ふり返る 今日は最後のステップ❸「ふり返る」です。 それでは行ってみましょう

「臘虎膃肭獣猟獲取締法」「猫の魚辞退」…生物にまつわる「死ぬまで使わない日本語」

好評発売中の杉岡幸徳『死ぬまで使わない日本語』。 先週の記事では、本書に掲載されている地名にまつわる言葉をピックアップしてまとめてみました。 今週は、生物にまつわる言葉をいくつかピックアップしてみたいと思います。あらためて掲載されている言葉を見ると、動物や生物の名前が入った言葉が多いこと。 動物の名前と字面でなんとなく意味を類推できる言葉もあれば、何を意味しているのかさっぱりわからない言葉も……。 また、生物の中でも「猫」関連の言葉が多いことが印象的でした。古来より、猫は

【ぼっち起業】成功する「ぼっち起業家」に共通する、お金の使い方の原則

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。   一般的な起業だろうと、ぼっち起業だろうと、「お金の使い方」はその人の哲学やセンスが出てきます。それはお金に対する考え方も如実に出てくるものです。   自らが「ぼっち起業家」にして、今までに多くの陰キャの方々を起業で成功に導いてきた「ぼっち起業コンサルタント」として知られる杉本幸雄さんは、成功する「ぼっち起業家」に共通するお金の使い方の原則があると言います。   今回は、杉本さんの新刊『「ぼっち起業」で生きていく。』のなかから

アイデアが浮かんだら、最短最速で検証すべし。

フォレスト出版編集部の寺崎です。 本日も「デザイン思考の実践」について解説してまいります。過去の記事をまだご覧でない方はぜひご参考ください。 繰り返しとなりますが、『生きるためのデザイン思考』(渡辺拓・著)で解説されている「超デザイン思考」は次の3ステップを踏みます。 ❶アイデアを育てる ❷実験してみる ❸ふり返る 今日はステップ❷「実験してみる」です。 *** 最短・最速でアイデアを検証する 2つ目のステップは「実験」。小さな理想のタネができたら、それをさっそく

「で、どうしたいの?」に気づくための自問自答法

フォレスト出版編集部の寺崎です。 これまで新刊『生きるためのデザイン思考』についてご紹介してきました。 今日からはいよいよ実践編です。本書で解説する「実践する超デザイン思考」は3つのステップからなります。 ❶アイデアを育てる ❷実験してみる ❸ふり返る 今日はまず最初の「ステップ❶アイデアを育てる」です。 *** 五感を使って、自分の枠を超えた理想を見つける まずは、「アイデア」というステップです。今の状況から前に進むための「理想を生み出す」のがここでの目的です。

「洞ヶ峠」「横浜行ってきます」…地名にまつわる「死ぬまで使わない日本語」

先週発売されたばかりの新刊『死ぬまで使わない日本語』(杉岡幸徳)ですが、「そんな無駄なことが書かれた本を誰が買うのか?」という疑問の声がある一方、「だからこそ読みたくなる」という声もあります。 いずれにせよ、関心を持っていただけるのはありがたいですし、そうした声を見越したタイトル付けをしたわけです(著者じゃなくて、実は私が読者の心を読んで裏で糸を引いていたんだよ、エッヘン!みたいな感じのこと書くと、某note記事のように炎上しそうなので、誇示するのはこれくらいにしときます)

【マーケティング】消費者の隠れた「ニーズ」を発見するための3つの視点

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。   アイデアが思い浮かばない、次の一手が見つからない――。そんなとき、誰しも煮詰まってしまうことがあるものです。   顧客のニーズを的確に把握し、それに応じた商品やサービスを提供したいが、なかなか思うようにいかない……。ニーズを理解したつもりでも、それだけでは十分でないこともあります。   今まで2万人超の消費者の潜在ニーズを掘り起こしてきた、気鋭の消費者心理分析専門家として知られる犬飼江梨子さんは、新刊『消費者ニーズの解像度を

そもそも「デザイン思考」って、なんだっけ?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 先週ご紹介したこちらの新刊の続きです。まだ、こちらをお読みでない方は、ぜひチェックしてみてください。 本書では従来の「デザイン思考」をさらに進化させて実践的にした「超デザイン思考」が解説されています。 では、その「超デザイン思考」とはなんぞや?ということで、より深堀りした内容に踏み込んでみたいと思います。まずはそもそも「デザイン思考」とはなんぞやというところから始めます。 *** これまでの問題解決法との違い さて、この「超デザイン

先の読めない時代は「デザイン思考」で切り抜けろ

フォレスト出版編集部の寺崎です。 ビジネス(=ビジネス書)の世界では「○○思考」という括り方が、いつのころからか流行り始めました。エッセンシャル思考、論理的思考、アート思考……。 なかでも、いまいちイメージしにくいのが「デザイン思考」ではないでしょうか。そもそも「デザイン」って言葉が、わかっているようでわかっていない言葉の代名詞です。 グロービス経営大学院のサイトに掲載されている定義はこうです。 デザイン思考とは? 商品やサービスを使うユーザーの視点からビジネス上の課

日本人の私が「死ぬまで使わない日本語」はどのくらいあるのか?

中高生のときの、知ったばかりの難しい言葉を使ってみたくなる感覚、わかりますでしょうか。 「ごめん、オレのなかの羞恥心と虚栄心が……」 「きっとそれは、キミに最初に訪れた人生の隘路だよ」 「そうか、結局、死に至る病だったんだな」 「今、彼女とはヤマアラシのジレンマになってるんだ」 みたいに使うわけです。本当に賢い子が言うのであれば違和感はないのですが、そうじゃない子が使うと背伸びしているのが見え見えで、共感性羞恥を覚えます。 しかし、よくよく考えると、それって別に悪いことじゃな

【マーケティング】消費者は自分のニーズがわかっていない!?──ニーズの発生モデル

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。   今の時代、商品・サービスの差がつきにくくなっていることは、下記のnote記事でもお伝えしました。   それは、目まぐるしい技術革新が進み、その機能や価格のレベルも頭打ちになっている現状、いわゆる「コモディティ化」が常態化しているからです。   今まで2万人超の消費者の潜在ニーズを掘り起こしてきた、気鋭の消費者心理分析専門家として知られる犬飼江梨子さんは、新刊『消費者ニーズの解像度を高める』の中で、消費者は自分のニーズがわか

言霊の力を人生に活かす法

フォレスト出版編集部の寺崎です。 日本語には「言霊(ことだま)」があると言われています。言葉には魂が宿るため、言葉によって現実がつくられるというイメージでしょうか。 スピリチュアル、開運界隈で有名な「ありがとう」効果が言霊に近いかもしれません。 年齢×1万回の「ありがとう」 これを唱えると奇跡が起こるという説です。50歳なら50万回の「ありがとう」を唱える。一見してバカバカしいと感じるかもしれませんが、実践にはお金もかからずタダです。 『新約聖書(ヨハネによる福音書

おでんとフランス料理で学んだ「モノの価値」の神髄

フォレスト出版編集部の寺崎です。 このところ、出版業界では単価の値上げをしているのをご存じでしょうか。つまり、本の定価が上がってきているんです。 それというのも、物価高騰で用紙代や印刷、製本のコストがどんどん上がっているため、定価を上げないと商売が成り立たないという事情があります。いつも通っている飲食店のランチ代が数十円、数百円上がっているのと同様です(ちなみにうちの近所のラーメン屋はどんどん値上げしてネギチャーシュー麺がとうとう1300円を超えました)。 なので、これ

【マーケティング】他社よりも良い商品・サービスなのに、なぜ売れないのか?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。   商品・サービスの差がつきにくくなっています。   それは、目まぐるしい技術革新が進み、その機能や価格のレベルも頭打ちになっている現状、いわゆる「コモディティ化」が常態化しているからです。   そんななかでも、 「競合他社より良い商品(サービス)だ!」 と自信をもっているのに、なかなか売れない……。   何が問題なのか? どうすればいいのか?   そんな悩みを抱える経営者、営業パーソン、マーケティング担当者は多いようです。