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恐怖が支配する思考停止から脱却するために

緊急事態宣言がまたさらに延長されました。

「もう、いいかげんにしてくれ!」

こう叫びたい方も多いでしょう。確たる指針、科学的な論拠のない緊急事態宣言の延長に次ぐ延長。「お酒は出すな」「夜8時までの時短営業にしろ」と政府に命じられ、唯々諾々と従う飲食店。

これって、どういうことなのか?

日本という国を徹底的に弱体化させて、経済をズタズタにさせて、日本国の資産価値が底をついた段階でどこかの国が日本を安く買い叩き、その後の日本を占領支配しようとしているのでは・・・という陰謀論めいた妄想すら働いていしまいます。

オリンピックをやるやらないどっちにしてもズタボロです。

現に、北海道の土地が中国資本に買い占められていて、菅総理主導で中国資本によるカジノ構想も進められていると報じられていて、かなりきな臭い動きがみられます。菅総理は中国のお金持ちの手先なのでしょうか。

産経新聞編集委員の宮本雅史さんが報じるところによると、一部の中国メディアでは「北海道は2027年には中国の32番目の省になる」とも言われているそうです。ヤベー。

ところで、コ〇ナ以降、きわめて非科学的な言説が飛び交っています。

インフルエンザでは毎年1万人前後が亡くなっていますが、コ〇ナで亡くなった人の数は2020年3月から累計1万2710人です。一方、「退院又は療養解除となった者の数(累計)656,861 人」というのはあまり注目されません。

そもそも、PCR検査はインフルエンザでも陽性になると指摘する専門家がいるくらいですから、統計がまったくアテにならないと思わせるのは、インフルエンザの報告数の異様な少なさです。

厚生労働省が事細かにインフルエンザに関する報道発表資料を発表していますが、普段はインフルエンザが猛威をふるう2021年1月7日のプレスリリースを見てみました。これです。

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今年のインフルエンザ感染者が「69人」。かたや、昨年の同時期の感染者は「11万5002人」です(厚生労働省のデータはこちらで見れます)。

「今年はみんなマスクしてたからでしょ」と言う人が多いのですが、去年は11万人がかかっていた感染症が今年は「69人」って、おかしくないですかね???

そして、メディアが報道するのは「感染者数」ばかり。PCR検査を受ける人の母数が増えればそりゃ感染者数は増えるわけですが、死亡者数は無視。

「なに言ってんだ。医療現場はひっ迫してんだぞ!」

このように叫ぶ人にお伝えしたいのは「全国の日本の病床数は150万あるものの、新型コ〇ナ患者を受け入れている病床数は6万。全体の4%しかない」という事実です。一方で、メディアはコ〇ナ患者を受け入れている病院だけを取材してるから、「こりゃ、大変だ!緊急事態!」となる。

オリンピックの問題も含め、とにかくいまの日本はホントにめちゃくちゃなカオスだと感じます。コ〇ナという恐怖で洗脳された国。

そんな国に生きる国民はどうなるか。

思考停止になります。

自粛警察みたいな動きはまさに思考停止のわかりやすい事例ですが、科学的・論理的に考えることができず、ひたすら権威に従うことで脳内快楽を得る。そういう社会心理があるそうです。ナチズムが生まれたのも、こんな社会心理が発端だったというのは、ハンナ・アレントはじめとする社会学者が明らかにしています。

「42万人が死ぬ!」といってメディアを煽って国民に恐怖を植えつけた西浦教授はいつ謝罪するのでしょうか。

みんなが思考停止して小学生までマスクして「全体主義」に傾いている状態。これってどういうことかというと、めっちゃシンプルで、苫米地英人博士が言うところの「前頭前野が機能していない状態」です。

要は、脳がボケ老人になった状態といってもいいと思います。
一億総アルツハイマー。

前頭前野は人間の進化の過程で最後に完成した脳のパートで、いちばん高等な部分。これが機能しない状態なので、原始的な「逃げるか、戦うか」の部分だけが機能してるわけです。

こりゃまずいことですよね。

そこで、ドクター苫米地が提唱する、前頭前野をフル回転して「脳を15歳若返らせる方法」をお伝えしたいと思います。

※苫米地英人・著『15歳若返る脳の磨き方』より

抗がん剤治療のグロテスクな構図

 あなたはクオリティ・オブ・ライフという言葉をご存じでしょう。読んで字のごとく、生活の質という意味です。
 ご存じのように、この言葉ははじめ医療の分野で広まりました。
 重い病気で死期が近づいている患者さんにとって、残された毎日はとても貴重な時間です。わずかに回復の可能性があるからといって、医者がいたずらに治療を施し、患者さんに残された貴重な時間を奪っていいという法はありません。
 そこで、患者さんに負担の少ない、最低限の治療を行うほうがよいという考え方が生まれました。つまり、クオリティ・オブ・ライフを重視する医療です。
 このことは、がんの末期患者に接するさいに、とりわけ大切な視点になります。
 じつは、いまの抗がん剤治療はほとんどの場合、激しい苦痛と強い副作用をもたらします。
 抗がん剤でがんが治る可能性があるとはいえ、それが不首尾に終われば、患者はただ苦しみ抜いて死ぬだけです。昨今は抗がん剤治療が全盛のようですが、わざわざ高いお金を払って、苦しんで死ぬ人が増加しているのですから、複雑な思いです。
 健診などでがんが見つかった40代、50代の世代は、完治の可能性と住宅ローン支払いなどの家計を天秤にかけ、抗がん剤に希望の灯をともすという事情はあるでしょう。
 しかし、見方を変えれば、新薬の開発費用を負担させるために、当局と製薬メーカーが抗がん剤治療に患者を誘導するというグロテスクな「絵」さえ見えてきます。
 こうした「絵」は、いまやいたるところに見ることができます。
 たとえば、ヨーロッパでは禁止され始めた遺伝子組み換え食品を解禁しようとしたり、健康被害がはっきりしている子宮頸がん予防ワクチンの接種を対象年齢の女子全員に推奨したり……。
 それもそのはずで、国家あるいは資本主義というものは、いつの時代においても国民の犠牲を糧に太っていきます。盲目的に国や組織にわが身をゆだねているかぎり、私たちは永遠に質の高い人生を手にすることができないとさえいえそうです。
 いまの時代は、何が自分の人生にとって本当のメリットか、その根本を考え直し、再構築することが求められているのです。

命の「質」に違いはあるのか?

 さて、こんな話をしたのは、私が脳の若返りについて述べるこの本で、命の質を問題にしようと考えているからです。
 命に貴賎はありませんが、そこには個々人によって、きわめて大きな質の違いがあります。
 私は、社会的に成功したと一般的にいわれる人の命の質が高く、フリーターの命の質が低いとは思いません。社会的に立派と評価される人でも、お金はたんまり稼いでいるかもしれませんが、命の質は低いといわざるをえない人が目立って増えています。
 逆に、お金はたいして稼げなくても、命の質が高い人はいます。
 一例をあげれば、ヨーガ行者の成瀬雅春さんでしょう。
 成瀬さんは、インドのヒマラヤで修行をつづけ、全インド密教協会から「ヨーギーラージ(ヨーガ行者の王)」という称号を授与され、インドでは超有名人です。
 彼は、ヒマラヤ山脈の4000メートル〜5000メートル級の高地で、パンツ一丁になって瞑想修行を行うそうです。そんな彼のもとに、行軍訓練中のインド軍将兵たちが、祝福を受けるためにわざわざ会いにやってきます。
 成瀬さんは、日本でヨーガ指導を行い、それを生活の糧にしています。
 しかし、じっさい彼の懐に、お金がどれほどあるのでしょうか。ヨーガの指導で稼ぐことのできるお金など、もともと高が知れています。彼には、お金持ちになろうとか、社会的に成功しようとか、認められようという気持ちが、はじめからないのです。
 そうでありながら、彼は、社会的な地位の高低にかかわらず幅広い層から、またインド、日本だけでなくさまざまな国の人々から、たいへんな尊敬を集めています。なぜかといえば、自分が目ざすことを思いどおり存分にやりとおし、修行によって次々に新しい何かを発見し、人々にその成果を分け与えているからでしょう。
 おそらく成瀬さんは、その生き方が猛烈に楽しくて、ヨーガ行者をつづけているのです。
 このように、命の質は社会的地位や職業とはまったく関係がありません。それは、生きている間にどれくらい多く楽しんだか、喜んだか、充実したか、満足したかによって決まるのです。

これからは「脳の若さ」の格差社会となる!

 では、何が命の質を決めているのでしょうか。
 それは、その人の脳の若さです。
 あなたがいま、楽しいことや嬉しいことをたくさん行っているとすれば、「そうしなさい」と命じているのは脳にほかなりません。
 逆に、あなたがいま楽しくない毎日を送っているとすれば、それも脳が「そうしなさい」と命じていることになります。
 両者の差は何かといえば、脳が若さを保っているか、それとも老いて衰えているかの違いでしょう。
 これは、年齢とともに訪れる物理的な老化現象のことではありません。
 脳の若さを表すのは、神経ネットワークの同時発火の能力です。
 まだ20歳そこそこの若さで、すっかり神経ネットワークが発火しなくなっている人もいれば、90歳代、100歳代の高齢者でも神経ネットワークが活発に発火し、瑞々(みずみず)しい感受性を保っている人もいます。
 脳の神経ネットワークが発火しなくなれば、これほどつまらない人生はありません。
わくわく、どきどきすることもなくなるし、考えることといえば、世の中に対する不平不満ばかりです。「私は未来を必要としている」という強い欲求もなくなっていますから、いくら年齢が若い人でも、命が尽きるのは早いかもしれません。
 これからの時代は、脳の若さが格差をつくります。
 若い脳を保つことができれば、長生きができ、人生はいつまでも楽しいものになります。
 逆に、脳の若さを簡単に失っていく人は、短命に終わり、人生は楽しみの希薄なものになってしまうはずです。
 いまでこそ、この格差はそれほど目立ちませんが、10年後、20年後にはすさまじい開きとなって現れるでしょう。なぜなら、そのころには人間の寿命が、いまよりもはるかに延びているからです。
 溌剌(はつらつ)とした若々しい年配者や高齢者になるか、それとも生きた化石のようなそれになるかは、あなたが自らの脳を若返らせるか否かにかかっています。
 同時に、それは質の高い人生を手に入れるコツでもあります。本書で私が述べることを、心の底から理解することができれば、あなたは必ず、何からも邪魔をされない王者の人生を送ることができるはずです。

というわけで、次回からは「脳の若さ」を保つ方法、取り戻す方法を詳しくご紹介していきます。

【次の記事はこちら】

(フォレスト出版編集部・寺崎翼)

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