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第3回 寒い時期のノミ、マダニ予防?

苦手な人には強烈な写真かも知れません。
ご興味を持っていただきたく掲載しましたこと、ご容赦ください。

飼い主さんからのよくあるお問い合わせに、
「冬にやらなくても良いのですか?ノミの予防薬。」

わたしは、「やっても良いですよ(^-^)」とお伝えしています。

たまに「お金儲けだろぉ!?」「冬にノミなんかいないだろぉ!?」と
陰口(?)をたたかれることもあるようですが、以下①②のように2つの簡単な説明をさせていただき、最後は飼い主さんに選んでいただきます。

①これまでノミやマダニに感染したことがあるか?
もしあるのなら、寒い時期であっても感染する可能性はあるので、投薬をお勧めします。
もしないのなら、暖かくなってきてからの投薬をお勧めします。
ただし、もし万が一!感染したら・・・と悩まれている方には、投薬を少し後押しすることもあります。

 マダニは自然の多い場所(山など)ほど潜んでいる可能性が高くなりますが、ノミは自然が少ない場所でもよく見られます。また、ノミの繁殖サイクルは夏に最速となり、2週間ほどで卵➡成虫➡産卵をし、冬はゆっくりと1~2カ月ほどで上記のサイクルを繰り返します。つまり、寒い時期だからと言ってノミがいないわけではありません。実はひっそりと活動しているのです。これまで感染したことがあり、その感染ルートが分かっていない、もしくは分かってはいるが防ぎようがないのであれば、投薬お勧めです。

②お散歩コースで毎回のように外猫を見かけることがあるか?
もしあるのなら、年間を通して投薬をお勧めします。

犬へ感染するノミは、ほとんど猫ノミといわれています。住宅街であっても
身近に外猫ちゃんたちを見かけるような環境では、寒い時期のノミ予防は必要といえます。ひっそりと、しかし確実に猫の体表でノミは冬を越しているのです。

ノミとマダニはどちらも動物の血を吸って生きている寄生虫です。
血を吸いながら、時には病原体を感染させることもあります。また、アレルギーによって強い痒みを引き起こすこともあるため、上記①②のように簡単に考えていただき、投薬について判断されると良いと思います。
そしてもしできるのであれば、外猫ちゃんにもノミ予防(駆除)薬をやっていただければいいな、と思います。難しいけれど。

Instagramでは簡単な投稿をしています。
よろしければどうぞ覗いてみてください
ユーザーネーム:basic.for.dandc です。

 



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